2008年07月06日

鹿児島・熊本プレスツアー

鹿児島県・熊本県・JR九州東京支店共催の取材旅行を7月3日から5日まで2泊3日で実施しました。

東京の雑誌や旅記者10名が7月3日 東京→熊本入りし、熊本城本丸御殿見学、人吉で散策しました。 7月4日人吉→いさぶろう号で吉松駅へ。 吉松→はやとの風にて嘉例川駅まで。嘉例川駅で皆さんを霧島市の担当者と一緒に出迎えました。

霧島市のボラン  ティアガイド「しっちょいどん」のお二人による、西郷さんが楽しん だ温泉地日当山を散策、坂本龍馬との関りなどについて説明・案内いただきました。「 西郷さんが頻繁になぜこの温泉地にきたのか?」など質問がありました。

犬飼の滝の急な坂を往復散策 全員汗だく・・炎天下に東京からの記者さんたちも少しばて気味・・・→ 和気神社の白いイノシシにも  興味津々。

塩浸温泉ではさ来年NHK大河ドラマ「龍馬伝」について、「傷を負った龍馬がこの温泉で湯治をしたこと」 や「龍馬と鹿児島との縁 」など説明がありました

 

 

 

 3日目。霧島から鹿児島市内の散策のあと、新幹線で薩摩川内へ。鹿児島中央駅から川内駅までは、わすが12分で到着。鹿児島名物「白熊」も車内で食べ終わらないうちに、川内駅に到着しました。

 昼食の後、バスで田苑酒造焼酎資料館へ。こちらの焼酎は、「クラッシック仕  込み」の焼酎として知られています。  その始まりも、従業員から「工場内にBGMを」との要望から、クラッシックを流したところ、音源に近いタンクの焼酎の発酵が、他のタンクのものより早かったことから、研究を重ね、今日の仕込み方法となったとのこと。実際に味を確かめながら、興味深い説明に聞き入っていました。

  焼酎資料館のあとは、入来麓武家屋敷群へ。  知覧、 出水とともに鹿児島県の重要伝統的建造物群保存地区となっており、中世か  ら近世の遺構が残り、玉石垣群と生垣等の緑あふれる落ち着いたたたずまいを残しています。地区保存会の方の説明を受けながらの散策で、「この玉石はどこから持ってきたのか」 茅葺門 「知覧、出水は知っていたが、このようなところが他にもあったとは」等の声が聞かれました。

 最後は、道の駅樋脇 遊湯館へ。地域の物産販売の他に、「天下の名泉」と称された市比野(いち  ひの)温泉を足湯で体験できます。また、飲料用の湯もあり、多くの方がペットボトル片手に列を作っていました。

  一行は、その後再び川内駅に向かい、新幹線で帰路に(熊本を経由し東京へ)。期間中に鹿児島の梅雨も明け、強い日差しの中での取材旅行となりましたが、2泊3日の限られた日程の中で、実際に体感していただいた鹿児島の魅力をそれぞれの媒体で紹介していただけたらと思います。

                  国内誘致部 平石・渡辺

2008年07月08日

奄美は魅力がいっぱい

大阪観光連絡協議会主催の旅行エージェント招待事業が、7月1日~3日に奄美で実施された。

関西地区の旅行エージェント9社及び事務局一行は、空路で奄美に到着。大阪~奄美は、直行便が就航しており(1時間35分)、利便性も高い。

 まずは、奄美北部のあやまる岬へ。バスから岬へ歩く足取りは、南国の強い日差しの中、やや重い足取りではあったが、岬からの海が見えた途端、海の青さに歓声が上がった。好天にも恵まれ、マリンブルーの海を楽しんでいただいた。ここからは、喜界島もよく見えるとのこと(当日は若干かすんでいた)。すぐ近くのソテツの群生地には、ところどころにハイビスカスが咲き、南国情緒   を醸し出していた。

あやまる岬をあとにし、奄美パーク・田中一村記念美術館へ。両施設は同じ敷地内に  あり、奄美パークでは、奄美大島はもとより、奄美の島々の伝統的な生活や文化を紹介している。実際に移築された民家や八月踊りを体験できるコーナーなど様々な趣向を凝らしてある。

 高倉をモチーフとした建物である田中一村記念美術館は、奄美を描いた孤高の日本画家」として知られる  田中一村の作品を所蔵、展示している。今年は、50歳で奄美に移住し、69歳の生涯を閉じた一村の生誕100年に当たり、生誕100年記念の常設展示を1年間行うとのこと。独特の作風や奄美を描いた作品の数々にしばし足を止め、作品に見入っていた。

ばしゃ山村では、宿泊施設の見学のあと、奄美民俗村へ。こちらでは、塩づくりや奄美の島唄の体験、さと サトウキビを絞る設備 うきびから黒糖づくりなど奄美ならではのさまざまな体験をすることができる。畑もあり、昔ながらの釜戸を利用しての釜戸料理の体験もある。

 

一日目最後は、大島紬村へ。泥染めから実際に作品ができるまでの様々な行程が順を追って紹介されて   おり(体験もあり)、細かい手間のかかる行程を経て作品ができることを再認識した様子であった。実際に手に取るとその軽さに驚きの声も聞かれた。

 

二日目は、名瀬市街地から南へ車で約30分のところにあるマングローブパークへ。こちらでは、マングロ   ーブ原生林内をカヌーで探検することができる。一行も早速カヌー体験へ。カヌーということで、経験者でなければ難しいのではと思われがちであるが、こちらのカヌーは、幼児から高齢者まで楽しめるカヌーであり、当日も、年配のツアーの方々も体験しておられた。満潮時は、マングローブ原生林の奥まで入ることができ、身近で生物に触れ合うことができる。自然を感じながら、老若男女楽しむことができる。

カヌー体験のあと、大浜海浜公園にあるタラソ奄美の竜宮へ。こちらは、海水を利用したタラソテラピー(海  洋療法)の施設で、プールでの体調調整とともにタラソパックやアロマトリートメントなど癒しのメニューをとり揃えている。プールは、体温にほぼ近い温度  設定になっており、疲労感を感じることなく様々なアトラクションを体感できるようになっている。ここに通うようになってから、通院の回数が減ったとの話もあった。目の前は大浜の海岸で、眼前に美しい海を見ることができる。

最終日は、奄美でも天然林が多く残っていることで知られる金作原(きんさくばる)原生林を散策。山道を進  むに連れ、巨大なヒカゲヘゴが空を覆い、南の島を感じさせてくれる。奥に進めばアマミノクロウサギも出没することもあるとのこと。ガイドの方の話では、何年か前にゴジラの映画でここの風景を利用したとのことで、それから広く知られるようになったとのことである。

金作原原生林のあとにし、黒糖焼酎工場へ。本来は黒糖が原料ということで酒税法上、洋酒に分類されるところ、特例的に奄美群島のみに認められているという話に、興味深く耳を傾けておられた。また、近代的な設備に驚く方もおられた。

今回の視察の最後は、奄美の郷土料理、鶏飯(けいはん)を体験。農山漁村の郷土料理百選の人気投票で全国第2位になっただけあり、美味しくいただいておられた。

今回初めて奄美に来た方も多く、「魅力ある素材が多い」「料理が美味しい」「思っていた以上に街である」な  どの声が聞かれた反面、「よい素材が多いためかもしれないが、奄美といったら『これだ』というものがほし  い」などの声も聞かれた。期間中、地元関係者との情報交換会も実施され、今後の誘客につながる意見交換もなされた。奄美は、冬は有名スポーツ選手や合宿の地としての注目も集めるとともに、長寿・子宝・癒しの島としての注目も集めている。今回は、期間中に梅雨も明け、好天の中で、奄美の魅力を体感していただいた。今回の現地視察が、今後一人でも多くの方に奄美の魅力を知っていただく機会につながればと思う。(国内誘致部 平石)

 

 

2008年07月10日

桜島観光まちづくりセミナーに参加して

  桜島活動 7月9日(水)、NPO法人桜島ミュージアム主催の桜島観光まちづくりセミナーが開催されました。
 
 これは、先月行なわれた、奈良迫鹿児島県観光プロデューサーの講演を始まりに、毎月1回、観光まちづくり、地域づくり、地域活性化に取り組まれている方を講師にお招きして、観光まちづくり」ってなんだろう?と思っている方々のヒントにしつつ、これからの桜島を話し合う場を作ろうと企画されたセミナーです。桜島ミュージアムの方が「この人の話を聞きたい!」と思った講師をお願いしているそうで、メンバーの方のヤル気とを感じ、自分も元気を分けて貰いました。

 今回は、九州農政局整備部地域整備課長 馬場 範雪氏をお迎えして「農林水産省が考える地域づくりについて~田園空間博物館の取組と実践例~」と題しての講演でした。

 農林水産省の田園空間整備事業とは平成11年より始まり、 桜島セミナー これまで全国で56地区、九州からも5地区対象となっています。
 「農村の資源は広範囲、地味だが総体的にホッとする人間に与えてくれる自然、生活、文化の豊かさがある」と考え、地域全体が空間の中の博物館だと考えたのが始まりだそうです。地域住民を“学芸員”といい、史跡などを展示物、そのままの生活の営みが体験となり、人から学ぶ知識で訪れた人も豊かになる、いう発想が面白い。
 実際、ハード面整備・復元が対象の事業ですが、コアとなる施設、サテライト(お宮や公園、飲食店など)など整備構想を進める中で、住民主体となるための意識改革や運営体制の整備、都市農村交流活動までの展開を視野にいれ進めていく。ちょっと乱暴ですが、今さかんに言われるまち歩きを、農山村全体をそれに捉えての整備事業と考えればわかり易いと思います。
 整備が進み、全体構想を作るときに一番大事なのは住民の意識改革。やはり「人」が大事だと説いていらっしゃいます。

 事例として、熊本・阿蘇の「ASO田園空間博物館」の取り組みを伺いました。
 平成11年に旧阿蘇町が採択されたのが始まりで、5年後に住民主体の組織が立ち上がり、現在はNPO法人田園空間博物館(会員数198名)が中心となり、運営体制を組織化して活動が進んでいます。やはり地域づくりは10年かかるというのを実感しました。

 コア施設のASO田園空間博物館を中心として観光も楽しめるように整備も整い、写真付きの紹介でまち歩きがわかりやすいパンフ「あそをさるく。」や小学生の絵をカルタにした「サテライトかるた」などを作成するなど、地域を紹介に住民が中心となって取り組んでいます。

 ここのボランティアガイドは、ある程度のマナー教育の他は、自分の言葉で自分なりの案内をすることにしたところ、我も我もと増えてきたそうです。長崎さるくの取り組みでも同じ事を伺いましたが、自分でも出来ることが見えやすいと住民の意識が切り替わるきっかけになるのだと思います。

  馬場氏は、農水省お薦めの活性化プロジェクトとして、「農山漁村活性化プロジェクト支援交付金」や「農村景観・自然環境保全パイロット事業」の利用を進めています。従来、申請・認可に時間がかかる交付金制度ですが、これらはワンストップ窓口による手続事務の簡素化やNPOへのダイレクトな助成などで申請がしやすく、また、ソフト面の充実を図ることにも使途が広がっているとのこと。是非、地域のまちづくりに活用を、と促していました。

桜島活動2  今後も、桜島観光まちづくりセミナーでは様々な分野の講師の話が伺えそうで楽しみです。興味のある方々には是非参加していただき、自分の街や桜島を考えるきっかけにしてもらえたらと思います。
                       (総務部 鹿籠六)

2008年07月11日

《コスタ アレグラ》、マリンポートへ入港!

 7月10日、イタリア船籍の《コスタ アレグラ(COSTA ALLEGRA)》号が、鹿児島市のマリンポートに入港しました!

《コスタ アレグラ》は、28,430t、全長187.6m、8階建てのクルーズ船。イタリア船籍ですが、同号は運航会社であるコスタ・クルーズ社のアジア進出に伴い、中国発着の航路を進んできており、今回鹿児島への寄港となったものです。

 

 《コスタ アレグラ》の今回のクルーズは、中国の天津→韓国の済州(チェジュ)→福岡→鹿児島→天津と、海上で楽しむ2日間を含め、6泊7日の回遊の旅とのこと。乗船客は980名で、そのうち、中国人の旅客が880名を占めています。

船は、午前8時半ごろに、鹿児島国際大学ブラスバンド部の演奏をバックに入港。ほぼ1時間をかけて下船した皆さんは、実に、22台(!)の大型バスに分かれて、仙巖園、桜島、ショッピングにでかけていきました。中国の新学年は9月から始まるので、旧学年を終えたらしい子供たちと一緒のお客様もいらっしゃいました。

 船内でのセレモニーの後、船内を案内していただきました。豪華なレストランに優雅な屋外プールといったものは、豪華客船ならばいつもの施設なのでしょうが、回遊する土地や客層を考えて、廊下の壁などに中国風の絵画や小物が置かれているのが印象的な船です。また、大人だけでなく、子供たちを退屈させないよう、キッズルームも設けてありました。

(写真は、理容室とキッズルーム。理容室には、中国風の傘が小物として置かれてありました)

   

 クルーズですので、あくまで船での旅がメイン。残念ながら、鹿児島へは数時間の寄港で、午後5時過ぎには出港となりました。宇宿町商店街の皆様による五ツ太鼓でのお見送りでしたが、演奏が始まる前から、乗船された皆様が、「いったいなにが始まるんだろう?」と、興味津々にデッキから太鼓を見つめていました。演奏が始まると、カメラを構える方も多く、間奏では多くの拍手も。太鼓の音に送られて、《コスタ アレグラ》は、ふたたび天津へと向かっていきました。

《コスタ アレグラ》号は、今後たびたび鹿児島へ寄港します。次回は7/16(水)、以後7/22、7/28、8月は7度入港の予定です。入港予定日の詳細については、鹿児島商工会議所のホームページ(http://www.kagoshima-cci.or.jp/7-3-4.html)に掲載されています。マリンポートへの出入りは自由ですので、お近くにお越しの際は、ぜひ寄ってみてください。下船しているお客様も船員も気さくに声をかけてくれるので、ちょっとした国際交流ができるかも? 

(海外誘致部 松田京子)

2008年07月13日

鹿児島湾往復遠泳クリーンアップ大作戦!に参加して

平成20年7月13日 第11回鹿児島(錦江)湾往復遠泳クリー  ンアップ大作戦に参加しました。

「守ろう錦江湾!」をスローガンに、鹿児島の宝物である錦江湾の美化と桜島の雄大な景色と美しさをPRするために始まったこの大会も、今回11回目となりました。

 参加者(泳  者)51名と清掃ボランティア20名ほどで、まず  磯海水浴場の清掃を行いました。 その後、31歳から68歳までの参加者は海面のごみや浮遊物を集めながら、泳いで桜島の小池海岸を目指しました。(片道4.2km) 埼玉県や京都からの参加もありました。泳ぎながらごみも拾うというツワモノぶりには敬服します。

桜島の小池海岸でも清掃を行い、復路も泳いで磯海水浴場を目指しました。錦江湾を往  復遠泳しながら、海そして海岸の清掃をするというこの大会、参加者全員が最長5時間をかけて8.4kmを完泳しました。 「きびなごの大群を見て感動した」、「想像以上に錦江湾のごみが多かった」という話も聞きました。錦江湾をこれ以上汚染しないよう、そしてイルカが泳ぐ海を大切に守る必要性を感じました。

毎年ボランティアとして参加する度に、いつか泳者として参加し、きびなごの大群を自分の目で見たいと思うのですが・・・・来年こそは「泳者としてのレポート」を・・・ご期待ください?!

鹿児島県観光連盟

国内誘致部 渡辺さつき

 

2008年07月16日

霧島よかとこ案内所認定証授与式

平成20年7月15日 霧島市の国分シビックセンターにて 「霧島よかとこ案内所」認定証授与式が行われました。  前田霧島市長から、霧島よかとこ案内所100か所の代表 大坪製茶の大坪社長にに認定証が授与されました。

霧島市内の100ヶ所を「霧島よかとこ案内所」として認定し、霧島市を訪れる観光客に道案内や観光地なおすすめスポットを紹介するもの。 100ヶ所の店舗にはホテルやコンビニ、写真館、ガソリンスタンド、公園、物産館、レストラン、酒屋さ  ん、お弁当屋さんなど様々な施設が登録されてい  ます。  

鹿児島県観光連盟より「霧島への思い」という題で講演を行いました。 旅行者に対する地元のあたたかい案内、サポートなどホスピタリティが大切です。「霧島よかとこ案内所」が、観光案内ステーションとして機能する取組みは全国にも前例がありませんが、霧島の大きな魅力になっていくことと思います。1ヵ所の案内所が周辺の方々にホスピタリティを伝え、その輪が霧島全体に広がり、日本有数の観光地にもなることを期待します。

鹿児島県観光連盟

国内誘致部 渡辺さつき

2008年07月23日

桜島観光ボランティアスタート!

桜島観光ボランティアが、平成20年7月18日発足いたしました。
現在41歳から77歳まで15名が登録されています。
桜島ビジターセンター内での 1.展示解説 2.鹿児島の地域の話
など、展示を見るだけでは分からないことを色々と説明してくれます。
 

皆様、桜島にお越しの際は、お気軽にガイドを頼んでみてはいかがでしょう?

NPO法人桜島ミュージアム

〒891-1544  鹿児島市古里町1078 桜島ミュージアム事務局
                  (林芙美子記念碑の前)
TEL: 099-245-0100  FAX: 099-245-0101

E-mail: 
info@sakurajima.gr.jp
URL: http://www.sakurajima.gr.jp/

2008年07月25日

2009トカラ皆既日食に向けて

2009年7月22日、鹿児島県十島村(トカラ列島)悪石島付近を中心に、北限を屋久島北部と種子島南部、南限を奄美大島奄美市名瀬付近を中心とする地域内で、継続時間が今世紀最大の皆既日食を観測することができる。その皆既日食まで1年となった7月21~23日で、観測一年前の現地視察に参加する機会を得た。

今回、十島村と観測受入に当たっての業務を受注している近畿日本ツーリストが、外海離島である十島村  のインフラの状況や受入に当たっての現状などを知ってもらうために、報道関係者を対象に実施したものである。

十島村は有人島7島、無人島5島からなり、7島で371人(H19.5現在)が住んでいる。トカラの各島へは村営船でフェリーとしま(定員200名)での移動となる。当然、1年後の皆既日食の際も、移動手段はこの船での移動が原則となる。

2009トカラ皆既日食の受入に当たっては、1 島の自然を守る。 2 住民の生活を守る。 3 係る費用は受益者(観測者)が負担する 4 受益者(観測者)の安全を確保する の4つを基本原則にその対策に当たっているとのことである。

鹿児島を午後11時に出港した船は、各島を経由し、第一の目的地である悪石島に到着したのが、午前  9時15分、約9時間強の船旅であったが、通常よりも50分ほど早い到着となった。この島が、皆既日食継続時間がもっとも長い(6分25秒)。周囲を断崖絶壁に囲まれたこの島は、仮面神ホゼで知られ、また、湯泊温泉、砂むし風呂もある。悪石島の人口は73人(H19.5現在)、来年の受入は、5軒ある民宿と学校の体育館、テントを利用あわせて250人程度を想定している。一挙に5倍弱に増える人口に対応しうる水や電気、またテント等での長期の滞在となるため、食事や健康管理など山積する課題は  多い。期間中の食事は、コミュニティセンターで一括して準備する予定で、通常、看護師しかいない島に、期間中の医師の常駐派遣を関係機関に要請中とのことである。鹿児島市内からだと2泊3日(1船中泊)となるが、来年は、船の移動・人員容量もあり、ツアー参加者は1週間の滞在となるとのことである。1週間滞在は、各島とも同様の滞在期間となるとのことである。

悪石島から第二の目的地諏訪之瀬島へ移動、この島は皆既日食継続時間6分21秒と悪石島に次いで長  い島となる。火山を持つ島で一時期の70年間、無人島になった時期もある。人口60人(H19.5現在)、来年の受入は3軒の民宿、学校の体育館、テント併せて300人程度を想定している。特に諏訪之瀬島では、水を淡水化施設で処理してから使用しており、水が貴重な存在となっている。

来年の皆既日食では、十島村7島合計で、600~1000人前後の受入が対応人員の範囲であるとしている。日食前後の島内への出入りは受託業者を通じたツアーのみとなる。そうしなければ、住民はもとより、観測者(ツアー参加者)の安全も確保さ  れない。現在、業者がHPで行っているアンケートによれば、約1万人が「是非参加したい。」と回答しているとのことである。ツアー募集については、8月以降とのことであったが、相当の募集が想定される。トカラへの参加を検討している方は、トカラの島の現状を十分に研究されるとともに、十分な事前準備・最大限のマナー厳守が必要であることを認識していただきたい。島にとっても、離島の現状を知ってもらうとともに、島の持つ魅力を知ってもらう絶好の契機になるものと思う。1年後の皆既日食が、住民、参加者(観測者)ともにすばらしい思い出となるよう願ってやまない。(国内誘致部 平石)

 

2008年07月28日

「アジアからの観光客受入態勢づくり講習会」報告

「アジアからの観光客受入態勢づくり講習会」報告

~県内ホテル,観光施設,商業施設など90名が参加~

  
講習会風景後方から

7月25日発表された鹿児島県観光統計(県観光課)によると,平成19年(1月~12月)に鹿児島県内で宿泊した外国人観光客数は,129,549人で前年比15%の増加を記録した。国籍別では,韓国が58,368人でトップ,台湾25,703人,香港,米国,中国本土,シンガポールと続いている。アジア近隣諸国からの観光客が圧倒的に多い。

 

このような状況を踏まえ,今後ますます増加するアジアからの観光客の受入態勢を県内のホテル,観光施設,商業施設等の皆様と一緒に勉強する講習会を開催した(主催:鹿児島県,鹿児島県観光連盟,7/25,於 鹿児島サンロイヤルホテル)。

 

今回の講習会は,「外貨両替」と「銀聯カード」の二つがメイン。まず,財務省担当者より,外貨両替について5つのポイントを説明。

 1 現在,外貨両替は誰でも自由に行うことができる。2 1か月の外貨取扱額が100万円を越える場合は,財務省への報告が必要。3 1件で200万円を越える両替については,本人確認が必要。4 疑わしい取引がある場合,財務省への届出が必要。

5 財務省の立入検査が入る場合もある。

 

 平成10年の外為法改正以前は,外貨両替は大蔵大臣(当時)の認可が必要だったが,現在は誰でも自由に行える。国が基準となる外貨両替交換レートを示すものの,レート設定は任意で設定できるので,通常は手数料を上乗せして交換レートを設定することになる。

 

 外国人観光客へのサービスの観点から,柔軟な発想で外貨両替について受入側は検討してほしい。ミネラルウォーターを買いたくても日本円がなく困っている外国人観光客に対して,多少の手数料を上乗せしてでも日本円へ両替(外貨買取)してあげれば,喜んでもらえるに違いない。

  なお,外貨両替についての問い合わせは,「財務省国際局調査課外国為替室」(電話03-3581-4111 内線2868,5289)へ。 
講習会風景

 次に鹿児島銀行の担当者から鹿児島銀行の外貨両替の取組について説明。県内24店舗で香港ドルなど12通貨を取り扱っている。また,本店,鹿児島空港店で中国人民元,韓国ウォンを加えた14通貨の買い取り(外国通貨→日本円)を行っている。また,大型外国船が来た時の出張両替サービス対応をしていることの説明や,外貨両替の実際として,相場ボード,紙幣鑑別機,主要外国通貨図録などを整備しておいたほうが良いとの具体的アドバイスがあった。一方,現在はキャッシュレス傾向でピーク時に比べ両替率はだいぶ少なくなっているとのことであった。

 

 なお,県内郵便局では,鹿児島中央郵便局など7つの郵便局で7種類の外貨両替を行っている。アジア通貨では,韓国ウォンに対応している点が注目される。なお,中国人民元は県内郵便局では対応していない。

 

 海外からの観光客を受け入れる側は,外貨両替ができる場所をしっかりと把握しておきたい。

 

 

銀聯カード

講習会のもう一つの柱は,銀聯(ギンレン)カード。銀聯と提携している三井住友カードの担当者の話では,中国銀聯は,2002年に中国人民銀行が中心となり,政府主導で設立された中国の銀行間決済ネットワーク運営会社で,発行カードは現在中国内で約15億枚発行されている。大人一人当たりで3~4枚持参していることになる。ほとんどの銀聯カードは,いわゆるデビッドカードとして口座残高の分だけ使用可能というもの。日本での平均的な買い物は,1回で5~10万円。最近では日本に来た中国人観光客が1回で1千万を超える買物をしたというからお金持ちはすごい。

 

 また,印象的だったことは,銀聯カードを導入すればすぐ中国人観光客が増えるわけではない,街をあげての中国人歓迎の気持ちがなければだめだという話。大阪心斎橋の商店街は,2年がかりで銀聯カード使用の店舗を増やしながら中国人歓迎の態勢を整えてきたとのこと。

 

 講習参加者からは、偽造カードなどの質問が出たが,銀聯カード決済でまだ一回も事故が起きていないとの説明があった。今後,鹿児島県内で銀聯カード使用店舗の数が増え,鹿児島県全域で中国からの観光客受入態勢が整うことを期待したい。なお,銀聯カードについての問い合わせは,三井住友カード九州支店(電話092-713-1270)へ。

 今回の講習会は,外国人受入態勢づくりの一側面に過ぎない。外国語表示,消費税免税,ホスピタリティーなど課題は多い。これからも皆様と一緒に勉強しながら,外国人観光客受入態勢向上に努めたい。 (海外誘致部 宮崎 剛) 

2008年08月18日

第3回「薩摩・坊津」岬まつり!に参加して~

 第  3回日本の原風景「薩摩・坊津」岬まつりが、平成20年8月16日(土)南さつま市坊津(坊津歴史資料センター輝津館前)で開催されました。

枕崎火之神太鼓保存会による太鼓演奏でオープニング。ふるまい餅(先着100名)や特産品があたる抽選会も盛り上がりました。

 今年のハイライトは「山本コウタロー&オラン本柳」による~岬をうたう~ ステージ。 団塊世代は自然に歌詞を口ずさんでしまう堪らないステージ ・・・  私は少しだけですが?世代が違うのかなと思っていましたが、山本コウタローさんが歌い上げる数々の有名なスタンダードフォークは、とても感動的でした。

時として豪雨の降る中で開催された岬まつりも、「晴れ男」を自認する山本コウタローさんの神通力か、「走れコウタロー」を歌う頃から雨も上がりました。

クライマックスは、国指定名勝「坊津」双剣石のライトアップ、幸か不幸か?時折煌めく雷光もライトアップに協力?幻想的な風景が広がりました。 引き続きの花火は全て寄付によるもの。 「83歳のお父さんへ」、「地元同窓会から」、「お孫さんへ」の花火とそれぞれメッセージが読み上げられながらの花火は、なんとも心温かくなります。 

都会の観光客にもほのぼのした郷土愛あふれるこの祭は好評かと思いながら、あまりに混雑してビジネスライクにならないようにとも思いました。「岬」という土地柄と団塊世代を意識した内容は大変的確なものですが、若い世代の歌も山本コウタローさんに歌ってもらえば、もっと世代が広がって良さそうな気がしました。

鹿児島県観光連盟国内誘致部

 渡辺さつき