志布志でも観光ボランティア
最初はどこかぎごちなさを引きずるものの、5分も歩けば和気あいあいに-。志布志の伝統行事「お釈迦祭り」では、地元の観光ボランティアによる「志布志麓地区の観光案内」というプログラムに関心があった。ボランティア作成と思しきコースマップを手に、宝満寺周辺の庭園や湧水などを案内してもらった。この日限定の試みで、一般客を対象にした「定時ツアー」も初めてという。午後1時と2時、3時の計3回の実施。最初の回のお客は2人。ガイドも2人。さらに市の関係者3人も加わって、志布志小学校の前にある「嫁女石」を皮切りに、県指定文化財の平山氏庭園と天水氏庭園、さらに蔵王田(ぞろた)や御前の水の湧水を訪ねる。志布志城跡に囲まれた一画をぶらぶらと1時間ほど歩く。「特攻おばさん」として知られる鳥浜トメさんのご主人の実家も一画に残っている。ガイドさんとお客という垣根がしだいに崩れてくると、地元の食べものの話題も出てきて生活感が色濃くなってきて、だから面白い。出発地に戻ってくると2回目のお客5人が待ち受けていた。お茶と地元の菓子という外郎(ういろう)に似た「くっかん」をいただいて、当方からは案内していただいたことに、ボランティアの方からは参加したことに、互いに感謝。
志布志の商店街では思わぬ拾いものも。大正7年に建てられた洋風建築の「旧東郷医院」の一部が一般公開されていたのだ。地域のボランティアらの企画で「志布志の大正ロマンを感じてみて」と初めて試みたという。こちらも「この日限り」だった。 (国内誘致部 知覧哲郎)
