兵庫県の公立中学校の2年生388人が修学旅行で初めて鹿児島を訪れ、地元の観光関係者が生徒らを出迎えた。一行は6月3日、神戸線と伊丹線に分かれて空路鹿児島入り。鹿児島空港では、県教育旅行受入対策協議会のメンバーらが歓迎の横断幕を手に「いらっしゃいませ」「ようこそ鹿児島へ」などと声をかけた。
生徒らはこの日、鹿児島市内と知覧町を見学し、霧島温泉に一泊した。宿泊先のホテルでもミス霧島らが生徒らを歓迎、校長に花束を手渡した。同校は兵庫県最大規模のマンモス校。同エリアでは航空機利用の拡大が進んでいる。しかし、関西方面からは中型機が多く、大量の座席が確保しにくい南九州への旅行が敬遠されがちという事情もある。同校はこうした状況を覆す格好で鹿児島を選択した。
2日目は学級別に霧島と阿蘇地区での体験
プログラムを楽しんだ後、阿蘇内牧温泉に宿泊。最終日の3日目は湯布院、別府などを経て、小倉から新幹線で戻るという日程。生徒に同行した校長は、昨年は長崎県松浦の漁業体験などを行ったが、今年は平和学習の知覧にこだわったと説明、「知覧と阿蘇が今年の修学旅行の目玉」と話した。生徒は知覧で平和会館や三角兵舎を見学したほか、独自の「平和講演」を企画。宿泊先のホテルでも夕食後に平和学習に関する時間を設けた。一行を出迎えた霧島の関係者は、同校の修学旅行が兵庫県を含む関西エリアへの先導的な事例になれば、と期待している。
