大阪府下の市立中学校修学旅行説明会に出向きました。平成21年度の修学旅行の選定に向けた説明会が6月13日に開かれ、旅行取り扱い幹事社のエージェントから要請があったためです。「奄美を売り込みたい」との声に惹かれ、県大阪事務所のスタッフとともに乗り込みました。説明会には43校中、21校の校長らが参加しました。この地区では毎年、修学旅行の候補地として挙がった地域について、エージェント側が説明を実施することにしており、奄美のほかに信州と北海道、黒部渓谷の説明がありました。
全国的な傾向と同様、この市でも現在は沖縄向けが主流なのですが、一方で「脱沖縄」の流れがあるそうです。背景としては、沖縄への〝一極集中化〟で希望する時期での実施に困難を極めていること、経費的に高くつくこと、さらに、那覇の街中が修学旅行生で溢れていて、他校との接触を極力避けたいとの学校側の意向もあるそうです。また、一部には、平和教育のウェイトが高すぎることを嫌う人もいるといいます。
説明会では、奄美に加えて鹿児島県全体の修学旅行ポイントもお話しましたが、先生方からは「大阪~奄美の直行便が1日1往復(163人)のため、7クラスは無理なのでは?」「台風は大丈夫か」などの質問がありましたが、鹿児島経由便での対応、また、旅行実施期の4~6月は台風の心配はまずない、などと応じました。
大阪訪問を機に、全国修学旅行研究協会(全修協)と日本修学旅行協会(日修協)の大阪事務所も訪ね、最近の動向をお伺いしました。近畿地区では、中学校が5~6月の2泊3日、高校が10~12月の3泊4日が一般的。経費の高騰や一極集中によって「脱沖縄」の動きがみられるので、九州はチャンスではとのこと。九州新幹線の全線開通を見据えた動きも早めにとのアドバイスを受けました。さらに「修学旅行もブームがある」として、現在では「体験型・民泊」を指摘されました。興味深いお話も。奈良県のある中学校長が鹿児島に興味を持っているとお聴きし、早速、校長に連絡すると、「これまで東京・ディズニーランドだったが、今後見直したいと思っている。歴史文化また、本物体験をしたい。1泊は民泊も入れたい」と言います。奈良地区では高校で北海道が主流なので、(中学校では)南九州を考えているそうです。(国内誘致部 平石)
