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桜島観光まちづくりセミナーに参加して

  桜島活動 7月9日(水)、NPO法人桜島ミュージアム主催の桜島観光まちづくりセミナーが開催されました。
 
 これは、先月行なわれた、奈良迫鹿児島県観光プロデューサーの講演を始まりに、毎月1回、観光まちづくり、地域づくり、地域活性化に取り組まれている方を講師にお招きして、観光まちづくり」ってなんだろう?と思っている方々のヒントにしつつ、これからの桜島を話し合う場を作ろうと企画されたセミナーです。桜島ミュージアムの方が「この人の話を聞きたい!」と思った講師をお願いしているそうで、メンバーの方のヤル気とを感じ、自分も元気を分けて貰いました。

 今回は、九州農政局整備部地域整備課長 馬場 範雪氏をお迎えして「農林水産省が考える地域づくりについて~田園空間博物館の取組と実践例~」と題しての講演でした。

 農林水産省の田園空間整備事業とは平成11年より始まり、 桜島セミナー これまで全国で56地区、九州からも5地区対象となっています。
 「農村の資源は広範囲、地味だが総体的にホッとする人間に与えてくれる自然、生活、文化の豊かさがある」と考え、地域全体が空間の中の博物館だと考えたのが始まりだそうです。地域住民を“学芸員”といい、史跡などを展示物、そのままの生活の営みが体験となり、人から学ぶ知識で訪れた人も豊かになる、いう発想が面白い。
 実際、ハード面整備・復元が対象の事業ですが、コアとなる施設、サテライト(お宮や公園、飲食店など)など整備構想を進める中で、住民主体となるための意識改革や運営体制の整備、都市農村交流活動までの展開を視野にいれ進めていく。ちょっと乱暴ですが、今さかんに言われるまち歩きを、農山村全体をそれに捉えての整備事業と考えればわかり易いと思います。
 整備が進み、全体構想を作るときに一番大事なのは住民の意識改革。やはり「人」が大事だと説いていらっしゃいます。

 事例として、熊本・阿蘇の「ASO田園空間博物館」の取り組みを伺いました。
 平成11年に旧阿蘇町が採択されたのが始まりで、5年後に住民主体の組織が立ち上がり、現在はNPO法人田園空間博物館(会員数198名)が中心となり、運営体制を組織化して活動が進んでいます。やはり地域づくりは10年かかるというのを実感しました。

 コア施設のASO田園空間博物館を中心として観光も楽しめるように整備も整い、写真付きの紹介でまち歩きがわかりやすいパンフ「あそをさるく。」や小学生の絵をカルタにした「サテライトかるた」などを作成するなど、地域を紹介に住民が中心となって取り組んでいます。

 ここのボランティアガイドは、ある程度のマナー教育の他は、自分の言葉で自分なりの案内をすることにしたところ、我も我もと増えてきたそうです。長崎さるくの取り組みでも同じ事を伺いましたが、自分でも出来ることが見えやすいと住民の意識が切り替わるきっかけになるのだと思います。

  馬場氏は、農水省お薦めの活性化プロジェクトとして、「農山漁村活性化プロジェクト支援交付金」や「農村景観・自然環境保全パイロット事業」の利用を進めています。従来、申請・認可に時間がかかる交付金制度ですが、これらはワンストップ窓口による手続事務の簡素化やNPOへのダイレクトな助成などで申請がしやすく、また、ソフト面の充実を図ることにも使途が広がっているとのこと。是非、地域のまちづくりに活用を、と促していました。

桜島活動2  今後も、桜島観光まちづくりセミナーでは様々な分野の講師の話が伺えそうで楽しみです。興味のある方々には是非参加していただき、自分の街や桜島を考えるきっかけにしてもらえたらと思います。
                       (総務部 鹿籠六)

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