オリンピック成功を機に,観光客誘致に積極的に取り組む北京市観光局が,11月10日福岡市で修学旅行誘致をメインにした観光プロモーションを実施した。東京,大阪でも同様に開催。日本側は,旅行業,観光関係,マスコミなど約80名が参加。
「北京は,中国の歴史,文化を学べる地として修学旅行に最適」「北京のホテルサービスのレベル向上」「公安や教育機関と連携」など日本からの修学旅行を万全の態勢で“熱烈歓迎”することを北京市観光局の顧暁園副局長が強調した。
また中国側旅行社のプレゼンでは,レストランの食材仕入先のチェック,夏場は生ものをメニューからはずすなど細心の注意を払っていることや,学生交流については,餃子作り体験や武術体験,書道体験,スポーツ体験など豊富な交流アレンジが可能であることが紹介された。
また,北京市観光局は,北京への送客活性化策として次の内容を示した。
1 11/10~3/31の期間に,次の送客人数に応じて日本の旅行社へ広告費を支援
3,000人以上→10万元(約150万円)
5,000人以上→20万元(約300万円)
10,000人以上→45万元(約675万円)
2 日本の旅行社スタッフ約100名の招聘
3 日本の学校関係者や父兄代表者など約200名の招聘
観光説明会の中では,10年連続で北京方面への修学旅行を実施している長崎県立長崎東高等学校,長崎県立長崎北高等学校,長崎県立佐世保高等学校へ感謝状が北京市観光局から贈呈された。そして長崎県の中島教育次長より,「長崎県は1988年から延べ149校が中国へ修学旅行を実施。約45000人の学生が中国を訪問し現地で交流を行ってきており日中友好に貢献している。」との説明があった。長崎県のこれまでの積極的な取組に比べ今年度の本県高等学校の中国(上海,蘇州)への修学旅行は1校という。日本から中国への修学旅行を実施し,現地で学校交流を重ねることが,中国から日本への修学旅行の必要条件である「学校交流」をスムーズにする。中国への修学旅行を実施することで,中国への理解が深まり日本側の受入校の裾野が広がる。鹿児島県も中国からの修学旅行誘致には,やはり先にこちらから中国への修学旅行を実施することが近道であろう。
日中平和友好条約締結30周年を記念して,日中両政府は2008年を「日中青少年友好交流年」と位置づけている。「中国をもっと信頼して,もっと理解して欲しい。」とゆっくりとはっきりとした日本語でプレゼンを行った,中国国際旅行社の馬莉日本部修学旅行処長の話がとても印象的であった。
(海外誘致部 宮崎 剛)
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レセプション(中央は張慧光 北京市観光局長)
