三島村 ~竹島・硫黄島・黒島~

平成27年9月日本ジオパークに認定
鹿児島市の南埠頭から村営定期船「みしま」で3時間、3島から成る三島村で最初にたどり着くのが竹島。その名の通り、全島をリュウキュウチク(大名竹)に覆われたのどかな島だ。そこから30分で着く硫黄島は、活火山の硫黄岳を抱く温泉が湧き出る島。そして1時間10分かけて最後に到着するのが、シイタケやタケノコ、黒毛和牛ブランドの、みしま牛など特産品に恵まれた黒島。どこもかしこも生まれたままの大自然の中では、五感をフルに使った思いのままの遊びが楽しめる。野生のクジャクなど多彩な動植物の観察や岩場散策、ダイビング、魚釣り、温泉など冒険心は尽きることがない。天然色の思い出にもう一つ温かな色を添えるのが、村の人々との素朴な触れ合い。恒例のヨットレースやジャンベ交流などで見られる、心の通ったもてなしの精神がこの村にはある。たくさんの人たちの笑顔に会いに出かけてみよう。

Google MAPで見る >

■問い合わせ先
三島村定住促進課 TEL:099-222-3141
三神三様。 特異な格好の仮面神に釘づけ。
大和と琉球2文化の影響を受けて独自の文化を発展させてきた三島村では、3島それぞれの貴重な祭祀を見ることかできる。神々しくもユニークなのは、登場する仮面神の各スタイル。写真左から「黒島面踊り」では腰にひょうたんをぶら下げてすりこぎとシャモジを打ち鳴らし、硫黄島の「八朔太鼓踊り」では手にした神木で暴れまわり、「竹島面踊り」では高さ1m以上もある面(タカメン)をつける。どれも繁栄を願う村人たちの思いがあふれている。
黒島面踊り
黒島面踊り
 
八朔太鼓踊り
八朔太鼓踊り
 
竹島面踊り
竹島面踊り
 

島に親しむ「島ある記」

島に親しむ「島ある記」

三島に流れるアフリカンスピリット

西アフリカ発祥の伝統打楽器「ジャンベ」。三島村には、そのジャンベを本格的に習得できる、アジアで唯一の施設がある。きっかけは1994年、ジャンベの神様とうたわれるママディ・ケイタの来島だった。以来、毎夏訪れては三島村の子どもたちと交流を深め、ついに本格的なスクール「みしまジャンベスクール」を設立。県内外から生徒が集まり、豊かな自然の中にジャンベの陽気なリズムを響き渡らせている。

レースを通じて心の触れ合いが広がる
毎年開催される「ミシマカップヨットレース」には、およそ50艇・300人のクルーが全国から集まる。地域振興策として始まったレースの特徴は、三島村3島の人々が集まって大会をサポートする手づくりのイベントということ。当日、ゴール地の硫黄島にヨット到着後、クルーらは村民の案内で温泉などに入り疲れをいやす。おもてなしの心がこもった夜の打ち上げパーティーも盛大で、この温かい交流は年々人気が高まっている。
豊富な竹林から採れるタケノコの王様
竹林が村の総面積の37%を占める三島の特産品といえば、タケノコの王様といわれる「大名たけのこ」。アクが少なく、やわらかい食感は“大名”の名に恥じない上品な味わい。そのまま焼いても煮ても風味を損なわず、おいしく食べられる。毎年5月ごろに収穫され、東京築地市場などを中心に出荷。収穫は島民総出で行い、作業で活気づく竹島の光景は「島の宝100景」にも選ばれている。
恋人岬公園(硫黄島)
恋人岬公園(硫黄島)
ここを訪れたカップルは結ばれるという言い伝えの残る岬。島内最高峰の硫黄岳をはじめ、天気がよければ海の向こうに屋久島や種子島の島影を望むこともできる。
 
東温泉(硫黄島)
東温泉(硫黄島)
白波が打ち寄せる岩場に沸く天然の温泉。噴煙を上げる硫黄岳をバックにした野趣あふれる露天風呂は、全国の秘湯ファンの人気を集めている。晴れた日は遠く屋久島を望むことができる。