種子島

歴史と近未来を体感できる唯一無二のスポット
かつてポルトガルから鉄砲が伝えられた地であり、現在は日本最大のロケット発射場のある種子島。本土最南端の佐多岬より南東約40㎞の位置にあり、平坦で南北に細長い地形は、どこかロケットの形に似ている。鉄砲伝来紀功碑がある門倉岬(南種子町)から、そう遠くない場所に最先端科学の種子島宇宙センターが建つという、過去と近未来の融合にこの地の素晴らしさがある。北の西之表市から南の南種子町まで、点在する新旧のスポットを巡りながら、島に流れる固有の“時”を感じたい。
遠浅の美しいビーチでは、シーカヤックやダイビングなど一年中マリンスポーツが楽しめる。太平洋の荒波が打ち寄せる鉄浜(かねはま)海岸(西之表市)など、絶好のサーフポイントとなる海岸には全国からサーファーが集まり、ファンウェーブを求めて移住する人も多い。安納芋や黒糖、トビウオにナガラメ(トコブシ)など食も充実していて、楽しみは尽きない。

Google MAPで見る >

■問い合わせ先
種子島観光協会 TEL:0997-23-0111
美しい景色と宇宙を重ね合わせてみる
種子島の東南端。海に囲まれたまばゆい景観の地に、日本最大のロケット発射場である「種子島宇宙センター」がある。宇宙を身近に感じたければ、同敷地内にある「宇宙科学技術館」へ行ってみよう。実物大モデルやゲームなどを通して、宇宙開発における様々な分野を楽しみながら理解することができる。ロケット打ち上げの模様を大画面と大音響で体感できるシアターもあり、間近で見学するような迫力が味わえる。

宇宙科学技術館
TEL:0997-26-9244
よみがえる鉄砲伝来
1543年に鉄砲が伝来したのを記念して開催される「種子島鉄砲まつり」(西之表市)は、郷土色の濃い島ならではのもの。当時を思わせる火縄銃の試射で始まり、鉄砲伝来に関わりのある人物に扮した南蛮行列や演芸大会などで盛り上がる。夏の夜空を彩る約4000発の花火がフィナーレ。
海と旅を愛する画家の世界
1994年、種子島の魅力に惹き付けられて、家族で奈良からIターン。サーファーであり、詩人であり、画家という肩書きを持つ大児さん。世界的なアウトドアブランド・パタゴニアのTシャツのイラストをはじめ、サーファーたちのバイブル「ALOHA JOURNEY」は有名。油絵や墨絵など、大胆な画風やほのぼのとしたポエムは見る人の心に優しく響く。

アトリエタイジ
画家・松田 大児
TEL:090-8767-3770(要事前連絡)
海や畑でとれる名産品に、うまいものあり。
種子島近海で多く獲れるトビウオ。地元ではトッピーと呼ばれ、脂肪分の少ない淡泊な昧が好まれている。コリコリした食感の剌身もいいが、ほどよい塩加減の干物やさつま揚げなど加工品もおいしい。一方、種子島のさつま芋といえば安納芋が有名。安納地区で昔から伝えられてきた伝統野菜で、実はきれいなオレンジ色で甘みがたっぷり。食べてびっくりの、クリームのような滑らかな舌触りが独特。焼き芋はもちろん、アイスや羊羹などもある。
トビウオ
トビウオ
 
安納芋
安納芋
 
  • 種子島包丁
鍛冶職人の強い信念が宿る県伝統的工芸品
鉄砲伝来の頃、中国から伝わったといわれる種子鋏(たねばさみ)。刃と刃が互いに研き合うようにくねらせる精巧な構造でつくられているため、使えば使うほど切れ味がよくなるのが特徴だ。その技術は包丁づくりにも生かされている。昔ながらの技法を受け継いだ数少ない職人が、時間をかけて一本一本手打ちで鍛えた責重な品だけに、遠方から求める人も多い。ひとつのモノを長く愛用することが見直されている今の時代にこそ手に入れたい逸品。

ひげさんの店
TEL:0997-23-2428

島に親しむ「島ある記」~種子島焼~

島に親しむ「島ある記」~種子島焼~

重厚で素朴な焼き上がりが味わい深い

鉄分を多く含む土を使う種子島焼は、釉薬(うわぐすり)を使わない素朴な風合いが魅力。登り窯で焼き締めるときに薪灰が自然に付着するため、カセゴマや灰かぶりといった重厚感のある仕上がりになる。旅の思い出にぜひ挑戦したいのが、オリジナルの種子島焼づくり体験。手びねりやロクロを使って1~2時間ほどで制作し、焼き上げた完成品は後日郵送してくれる。日常使いにして、使い込むほどに色つやが増すその良さを確かめたい。

竹崎海岸
竹崎海岸
種子島宇宙センター内にある海岸で、多くのサーファーが訪れるポイントとして有名。白浜エメラルドグリーンの海、近未来的なセンターの建物が種子島ならではの風景を生み出している。南種子名勝八景の一つ。
絶景スポット
絶景スポット
宇宙科学技術館前に広がる絶景のパノラマビュースポット。
 
屋久島を望む
屋久島を望む
野大野立石から望める屋久島の眺望はあまりに幻想的。