<十島村>吐噶喇(トカラ)列島 ~口之島・中之島・平島・諏訪之瀬島・悪石島・小宝島・宝島~

無垢の大自然と人の温もりに触れてみよう
ありきたりじゃない旅がしてみたい。そう思ったら。屋久島と奄美大島に挟まれて並ぶトカラ列島へ出かけよう。南北に約160km。7つの有人島と5つの無人島からなる。人が常に住む地域としては日本一縦長の村だ。火山の島(口之島・中之島・諏訪之瀬島)、珊瑚礁の島(宝島・小宝島)、温泉の島(悪石島)、平家伝説の島(平島)など有人各島がそれぞれ特色を持ち、7島7色・色とりどりの魅力にあふれている。一番大きな中之島で周囲約32km。有人島の中で一番小さな小宝島で周囲約5kmと、のんびり歩いても1時間ほどで島を一周することができる。島への交通手段は週2便の村営フェリーのみ。各島にタクシーやレンタカー、飲食店やスーパー、コンビニはない。それを不便とは思わず、民宿を拠点にして主に徒歩で行動するスタイルに、この旅の醍醐昧がある。大和・琉球の両文化の影響を受けた独特な風習が残る島々で、今まで経験したことがない新しい旅の過ごし方を見つけたい。

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■問い合わせ先
十島村経済課 地域振興課 TEL:099-222-2101
刻々と表情を変える、幻想的ないくつもの風景。
トカラ列島全域は鹿児島県立自然公園に指定されていて、各島それぞれの特色ある原生風景に彩られている。
口之島「平瀬海水浴場」
口之島「平瀬海水浴場」
平瀬海水浴場には干潮時に海水プールが出現。海岸の岩礁を掘って造られたもので、魚たちと一緒に水遊びもできる。
 
平島「南之浜海岸」
平島「南之浜海岸」
南之浜海岸では夏場、放牧されている牛が水浴びをする姿を鑑賞。これも島旅ならではの風景だ。
 
諏訪之瀬島「作地温泉」
諏訪之瀬島「作地温泉」
島唯一の温泉で、満潮で海が穏やかなときに船で行くことしかできない。ゴツゴツした岩に囲まれた天然露天風呂は、湯の良さもさることながらその壮大な景観に癒される。
 
小宝島「うね神」
小宝島「うね神」
ミステリアスな風景を見せているのが小宝島のあちこちに立つ奇岩。シンボルとなっているその名も「うね神」は、島を見守る神のような存在として崇められている。
 
宝島「荒木崎灯台」
宝島「荒木崎灯台」
「新かごしま百景」にも選ばれている荒木崎灯台。どこまでも続く青い空と海を眺めながら、絶景という宝物を目にした喜びをかみしめたい。
 
悪石島だけに残る古くから伝わる奇祭
2009年7月の皆既日食でも話題となった悪石島は、神々の集まる島として広く知られている。それを象徴するのが、毎年盆踊りの最終日(旧暦7月16日)に現れる「仮面神ボゼ」。太鼓の合図とともに奇抜な面をつけた「仮面神ボゼ」か現れ、赤土を塗った細長い棒で人々の邪気をはらうという。民俗学的に非常に貴重な祭祀で、島外からも多くの人が訪れる。強烈な印象を与えるこの盆踊りは、県指定の無形民俗文化財にもなっている。
トカラ列島縦断!有人7島を駆け巡る。
北の口之島から南の宝島まで、有人7島を縦断する「トカラ列島島めぐりマラソン大会」が毎年秋に開催されている。移動は定期船を利用する、島々で構成された十島村ならではのユニークな催し。船旅気分も味わえるとはいえ、1日で7島(約30km)を完走するのはかなりハード。参加するなら事前の体力作りが必要だ。地域住民と行政が一体となって取り組む大きなイベントだけに、当日は地元の人たちの温かい応援もうれしい。
昔ながらの手づくり天然塩をお土産に
びわ・タンカン・島バナナなど、南国の太陽をいっぱい浴びておいしく育つトカラのフルーツ。同様に自然の恵みを生かして手作りされる人気の特産品が、トカラの自然海水を濃縮した天然ミネラルたっぷりの塩。ほのかな苦みと甘みがあり、そのバランスの良さが素材の旨みを引き立てる。宝島産がほとんどで、ほかに小宝島の海底から湧き出す温泉を汲み上げてつくる温泉塩や、無農薬ハーブをブレンドしたハーブソルトなどもある。
東之浜海水浴場(平島)
東之浜海水浴場(平島)
白浜のエメラルドグリーンの海がすがすがしい東之浜海岸にあるビーチ。沖は流れが速いので海水浴は気をつけて。海岸沿いには甌穴(おうけつ)や、平家の落人伝説ゆかりの洞窟「平家の穴」もある。
 
トカラ馬(中之島)
トカラ馬(中之島)
トカラ富士と呼ばれる御岳の麓に放牧されたトカラ馬。鹿児島県天然記念物に指定されている。西洋種の影響を受けていないため、その存在は希少とされ保護されている。