与論島

鹿児島県最南端、サンゴ礁に囲まれた楽園の島
澄みきったエメラルドグリーンの海に、サンゴ礁に囲まれた周囲約22キロメートルの小島がぽっかりと浮かぶ。真っ白な貝殻や星砂が隠れるきらめきのビーチ、やさしく白波が打ち寄せる遠浅の海岸…。ホワイトカラーがまぶしい、その美しさは「東洋に浮かぶ一個の真珠」と称されるほど。そこに色づく原色の花々や果物、熱帯魚たちが一気に南国ムードを盛り上げる。ここでの“ひとやすみ”は、幾年月にも値するくらい十分な安らぎと刺激を与えてくれる。与論島は鹿児島県最南端の島。すぐ隣の沖縄や海外旅行の人気に押されつつも、2007年には話題の映画「めがね」の舞台になるなど、まだまだリゾートアイランドとしての地位は揺らがない。ユンヌンチュ(与論人)から発せられるシマグチ(島言葉)も、ゆるやかな島の雰囲気と重なって心地よく耳に響く。かつてパナ(花)とウル(サンゴ)の楽園という意味でパナウル王国と名付けられたこの地で、癒しの時を過ごそう。

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■問い合わせ先
与論町商工観光課 TEL:0997-97-4902
展望台から海と島をぐる~り見渡す
琉球王朝時代の与論城跡の小高い丘に建つ「サザンクロスセンター」の最上階は展望台になっており、よく晴れた日には真っ青な海に浮かぶ近隣の島々や沖縄本島北部まで360度見渡せる。施設の名前は、南十字星(サザンクロス)が観測できる国内最北端の地が与論島であることから付けられた。建物の内部は、与論島をはじめ奄美群島の歴史や自然、文化を紹介する総合資料館。国指定重要無形民俗文化財の「与論の十五夜踊」をビデオで鑑賞することもできる。

■サザンクロスセンター TEL:0997-97-3396
大いに盛り上がる島流おもてなし術「与論献奉(よろんけんぽう)」
遠方からの来客をもてなす儀式として、昔から受け継がれてきた「与論献奉(よろんけんぽう)」なるものがある。特産の黒糖焼酎を盃になみなみと注いで次々に回し飲みしていくもので、各自自己紹介を兼ねたあいさつを述べてから飲み干す決まりがある。一説には、琉球や薩摩から訪れる役人の接待の席で行われていたといわれ、最初の人が酒を飲みほして見せるのは毒見の名残でもあるとか。与論の夜はこれなしでは始まらない。
ヘルシーな「もずくそば」が評判
与論島の名産であるモズクをうまく活用した商品が、島の名物料理になっている。その名も「もずくそば」。原料は栄養成分豊富なモズクと小麦粉のみで、そば粉は一切使われていない。発祥の店である「蒼い珊瑚礁」で食べられるそばは、のど越しがいいツルツルシコシコの麺に、カツオと昆布出汁のあっさりスープが絶妙。ふんわりと磯の香りが漂う素朴な味が人気を呼んでいる。おいしさと栄養を兼ね備え、お土産としても人気の一品。
百合ヶ浜
百合ヶ浜
与論島最大のビーチ「大金久海岸」の沖合1.5キロメートルに、干潮時だけ姿を現す純白の砂浜で、360度エメラルドグリーンの海に囲まれた神秘的な美しさを体感できる。四方を囲む透明度の高い海ではシュノーケリングが楽しめる。年齢の数だけ星砂を拾えば幸せになれるという伝説もある。
タイムトンネル
タイムトンネル
段は海の下に隠れていて、干潮時間にしか現れない幻のトンネル。 このトンネルをくぐると幸せになれると言われている。ぜひ、大切な人と一緒に訪れてみて。
 
ウドノスビーチ
ウドノスビーチ
市街地から徒歩圏内でいける人気のビーチ。 波が穏やかな日が多く、少し沖まで行くとサンゴの群生地があり、熱帯魚などカラフルな魚に出逢える。

島に親しむ「島ある記」

島に親しむ「島ある記」

水深40メートルに横たわる沈船ダイブに挑戦

与論島の周囲はすべてが高条件のダイビングポイント。海中は透明度が高く魚の種類も豊富で、初心者から上級者までスキルに合わせて楽しめる。「沈船あまみ」は代表的なポイントのひとつ。海上保安庁の旧巡視艇あまみが役目を終え、ダイバー向けに人工的に沈められている。全長53メートルの日本最大級の沈船を見るのはかなり貴重な体験。近辺では大物回遊魚のイソマグロやアオウミガメに遭遇するチャンスもある。中級者レベル。