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秘境温泉を訪ねて

果たして今の時代に秘境と言える場所があるのかと問われる御仁もいらっしゃるかもしれませんが、見慣れている平地の温泉からすればやはり鹿児島にも秘境とでも言っていい温泉があります。

最近出水市に近い湯川内温泉と白木川内温泉の2つをチェックして来ました。両方とも観光かごしま大キャンペーンで作成したパンフレット『湯治ブァカンス』で探検の会の東川氏により『山里の和湯(なごみゆ)』として選定されています。
湯川内温泉は2つの中では出水の街中により近いのですが、これがなかなか探せないんです。目印は出水市青年の家です。この道沿いに進んで、間違ったかなと思う頃に宿が見えてきます。湯川内温泉は240年ほど前に発見されたようで長らく島津御用達の温泉だった関係で我々庶民が利用できるようになったのは明治以降だと、たった1軒の宿『かじか荘』のパンフレットに書いてあります。ここの入浴料は¥300です。お湯は39度だそうですからちょっと物足りなさを感じられる方もいらっしゃるかも知れません。熊本にその昔参勤交代の時に奴さん達が入ったと伝えられる奴留湯(ぬるゆ)温泉というところがあります。確かにぬるいのですがが、じっと座っていれば徐々に温まります。でも湯川内温泉はまだ奴留湯温泉より温度が高いでしょう。 
                                                           
湯川内温泉のお湯は透明度が高く、とても綺麗です。 湯川内温泉『かじか荘』 飲料水としての利用だと思いますが地元の方々が一升瓶やポリタンクを湯船まで持ち込んで来られます。小高い位置にある風呂と湯治客の宿泊棟に近い風呂の2つがありますが小高い方の風呂は建物の真ん中が仕切られて湯船も男女に分かれているのですが風呂に入ってみれば隣で語り合う婆ちゃん達の足だけが見えるんですね。ギョッとしましたね。ここの湯船は結構深いですから子供連れの方は注意です。今月からは河鹿も鳴き始めます。新緑の中で湯上りにこの声を聞くのも素晴らしいものです。(写真は新緑の中のかじか荘、風呂はこの左にあります。)
次に白木川内温泉に行きます。ここは表示もしっかりあって分かり易かったのですが渓谷を流れる水の音が聞こえる歴史ある温泉です。入浴料は¥150ですがやはり地元の方々がポリタンクを持って来られます。でも取水口は風呂とは別になっていますので湯船まで持ち込む方はいません。聞くと飲んで良し、飯炊いて良しだそうです。ここは適度の温度で滑り感もあってとてもいい湯ですね。ただ入浴の際風呂の淵がコンクリートか石で出来ていて表面がザラザラしています。お尻の皮が薄い方は気をつけられたほうがいいでしょうね。

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