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第一回薩摩酒ずし祭り

土曜日の18:00からアイムビル4階にて第一回薩摩酒ずし祭り(東酒造株式会社主宰)が開催されました。行ってみると会場いっぱいに人が溢れています。何と170名もの参加者なんです。驚きました。

酒ずし(東社長出品) 黒豚を中心にこれまで語られてきた鹿児島の食ですが、私が鹿児島に来て以来一度も酒ずしをテーマにした今回のような会が開催されたことはありません。市内の店で食べる機会はあるものの一般観光客の嗜好から考えると酒が強すぎて少し合わないんじゃないかと私が勝手に考えてきたのも事実です。でも開会のご挨拶でお話したように以前大浦町の古民家に泊まったとき、土地のおばあちゃんに作って貰った酒ずしのあの美味しさも忘れていません。この時の味は間違いなく観光でこられる方々の口に合うものでした。

 

古くから鹿児島の各家庭の味として培われたこの酒ずしこそ今見直さなくてはいけない郷土食の代表と言えます。今回の酒ずし祭りには9名の方々のさまざまな寿司桶に入った14種の酒ずしが紹介され、ビデオでも代表的な作り方も紹介されました。個々のテーブルの真ん中にドンと鎮座した酒ずしは歴史・伝統を背景とした貫禄とでも言うんでしょうか、物言わなくともしっかりとその存在感を訴えていました。

酒ずし 加えて出品者の紹介の中で酒ずしに纏わるご夫婦の微笑ましい裏話も紹介され、楽しく聞かせていただきました。鹿児島で生まれるカップルの中でお互いの想いを育む過程に、この酒ずしが結構重要な役割を果たして来たんだなって感じました。 これからの若い世代にもこの伝統の味を受け継いでもらう為にはその良さを残しながらも新しいレセピーが求められるのではないかと思います。今回出品の14種類はいずれも力作だけに大変美味しく戴きました。これを継承するには女性陣、特におばあちゃんの活躍が必要です。3世代一緒に食べながら新しい我が家の味を見つけ出すのも楽しいのではないでしょうか。

 県では『かごしま よかとこ100選』の次のテーマの一つとして『食彩』を取り上げます。体に優しい伝統の食を先ずは県内の皆様に見直して頂き、県外のご友人、ご親戚にも召し上がって頂ける様レベルを上げていく必要があります。喩えれば県は大きなレストランです。不味い店に客が来ないのは当たり前です。そういう観点からすれば今回の企画は極めて自然な発想で、本来もっと早くやるべき、世代・性別を問わない価値ある試みだと思いました。来年は寿司桶抱えて東京に乗り込もうとの声も出ています。勿論私は大賛成です。

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