今夜のNHKテレビのニュースで取り上げられた東京の千代田図書館の話をご覧になりましたか?平日午後10時まで開いているという日本で初の図書館です。特に周辺の食い物情報まで案内してくれる図書館サービスもご覧になりましたか?
これまでにない図書館のこんなサービスについて私は一昨年の『10の提言』ですでに提案しています。また各地で地域の皆さんと語るとき、必ずこの地域の図書館の役割についてもお話しています。 また先日も少し書きましたが私がガイド役で友人を案内すれば必ず地域の図書館をコースに含めます。
現在の日本では人口約41,000人で図書館1館があります。福岡県では約39,000人で1館(室)です。では我が鹿児島はどうでしょう。昨年4月の段階で62の図書館と32の図書室があります。これを県の人口で割ると何と18,100人で1館(室)なんです。これって県のホームページの居住環境のデータにも出ていません。団塊の世代の取り込みに各県とも力を入れていますが彼らが都市部から地域に住居を移すとき情報へのアクセス環境を含む地域サービスのレベルをとても重要視します。自然環境の良さだけでは彼らは動きません。病院への距離も重要でしょうがこれに加えて今や教育施設から生活施設に生まれ変わりつつある図書館などのサービスのレベルも大切な判断材料のひとつではないでしょうか。
鹿児島県はこの図書館ネットワークが他県より格段に優れていることをご存じない県民が多いと思います。また行政で働く方々もご存じないと思います。勿論施設と蔵書だけが立派なだけではこれからの期待される図書館にはなり得ません。そこで働く司書の方々、司書の資格を持たなくても住民へのサービスに加えて域外から来られる方々への情報発信力に優れていることが必要です。お金を掛けずに交流人口を増やす情報発信基地、それが新しい地域図書館の機能だと考えます。
熊大の先生からも以前こんなことを言うのは私だけだと言われたことがありますが今日のNHKの報道を見れば自信を持って訴えていいことだと再認識しました。大きな街では図書館が街の中心からどんどん遠くに追いやられる時代です。地域だからこそ地域の情報基地は街中になくてはいけません。交流人口が増える週末、祝日に開いているのが図書館ですが県内の図書館(室)にはまだカレンダー通りの開館の箇所も散見されます。先ずは地域の方々が自分たちの図書館の利用を促進することが必要です。使いやすくする為の意見もどんどん出しましょう。地域で利用されない図書館を域外の皆さんに利用して頂くという発想は誤りだと思います。
図書館の専門家でもない私ですが地域振興という点からすれば大いに注目に値する話だと考えますが如何でしょうか。


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