ラクレットって小さな鼠のような名前に聞こえるかもしれませんが、実はスイスの郷土料理なんです。私は長島の風景が大好きです。ここの赤土で採れるジャガイモの収穫が最盛期に入っている今の風景は綺麗なんですが何か足らないんです。それは食です。長島と言えば海峡アジに代表される新鮮な海の幸を思い浮かべる方が多いのは当然です。でもジャガイモの産出額で全国第三位の鹿児島、その代表格の長島でのジャガイモ料理は全く有名ではありません。確かに煮っ転がしに始まり、『じゃがたこ』という長島オリジナル料理も創作されています。でも今ひとつ何かインパクトに欠けませんか?
そこでこのラクレットを提案したいと思います。茹でたジャガイモに熱々のラクレットチーズをかけただけのスイスでは誰でも知ってる有名な料理なんです。椀子そばのように何回もお替りするんです。そこに白のワインでもあれば最高でしょう。思い返せばもう30年位前になるんだと思いますが初めてスイスで口にしたこのラクレットの味が忘れられず、福岡で勤務していたときもスイスの航空会社やスイス出身の方とお話しする機会があれば必ずこのラクレットの話をしたものです。
鹿児島に来て忘れかけていたラクレットですがつい最近以前スイスで仕事をしていたシェフに出逢い、ラクレット食べたいねと言ったのですが彼曰く鹿児島で最初にラクレットを出したのは自分だと。今ドルフィンポートのさるレストランで出してると言うではありませんか。
私は出す場所をもっと考えた方がいいと思います。ラクレットは豪華なレストランで出す料理ではなく家庭の味としてスイス人がこよなく愛する料理なんです。だからこそ長島で出すべき料理だと思います。今このラクレットチーズをシェフに取り寄せてもらっているところです。この春の新鮮な長島のじゃがいもを素材に先ず私が食べてみます。いけると思ったら秋の収穫期に長島でラクレット祭りでもやってみたいと思っています。その際は皆様も是非もご参加下さい。勿論沖永良部でもたくさんのジャガイモを栽培していますから長島だけに限った話ではありませんよ。
県内外からラクレット目当てに若い女性達が集る姿が見えそうです。鹿児島といえばラクレットと誰もが言える、そんな新しい鹿児島もあっていいのではないでしょうか。


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