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『みんなのグリーンツーリズム研修会in枕崎』に参加して

農村振興課委託事業で、NPOさつが受託した『みんなのグリーンツーリズム研修会』が昨日15日枕崎で開催され、講師の一人として参加した。今日のルートは国道225、枕崎を基点として川辺町から鹿児島市に通じる約53kmの縦貫道だ。多分これが一番近いだろう。県内に風景の美しいスポットは多々あるが錦江湾、桜島と市内を一望するならこの225号線川辺トンネルを川辺方面から鹿児島市、平川側に抜け たところは誰もが認める絶景のスポットだろう。鹿児島から枕崎方面に行く際はこの景色に見とれると極めて危ないから注意を要する。本当はここに展望所なんかがあったら最高だろう。

途中川辺の道の駅『やすらぎの郷』にていつもの通り¥1,100の川辺牛のステーキ丼を食べた。前に行ったとき、美味しいが写真の映りが少々悪いと言ったことがあったが、今回何となく見栄えが良く見えたが少し手を入れられたんだろうか。美味さは変わらない。相変わらず川辺豆腐もちゃんと付いて来る。従業員の対応もいい。枕崎市に入るとお魚の匂いが車に入って来た。昨日は鰹節の初入札も開催され、高値で取引されたと聞く。鹿児島の民放でふるさとCMという企画が5年ほど前から始まり、毎年市町村が力作を抱えて応募するがここ枕崎は鰹節工場を白・黒基調の映像に仕立ててグランプリも取った。旧駅前も整備され様変わりしていた。賑わいが戻る日が近いことを期待したい。

さて今日の会場枕崎市民会館に着くと係員が路上で誘導している。駐車場も満車と言う。こんなにたくさんの人が集まるとは聞いていなかったが、、、と思い、遠くに停めて歩いて会場に入ると何と今日は市民健康相談デー(正確な名称じゃないかもしれない)ですごい人がお集まり。場所を間違ったかと、今日の案内チラシを取り出して見るが、やはりここが会場だ。渡り廊下で繋がった小ぶりの建物が我々の会場だった。健康相談の方に全市民が参加しているんじゃないかと心配したが午後1時半のスタート時間にはこちらも満席の状況になった。一般半分、知覧、南さつま、県の行政関係者半分といった按配だ。特に知覧は12名もの集団でのご参加だった。瀬戸口枕崎市長のご挨拶もあった。

私の話はまたも予定の時間を超えてしまった。もっと上手く纏められないものかと反省するが今日のノリはそんなに悪くなかったと思うが大方のご意見は如何だったろうか。枕崎市は2005年から20年で約5,700名の人口減少が想定されている。水産業が中心とはいえやはり後継ぎや従業員確保の問題もある。駅前の商業基盤の整備事業もこれからの枕崎の街づくりの一環だ。これに今日の話題のグリーンツーリズムによる交流人口推進事業が加わって、海、街、農の有機的連携が描くべき構図だ。

NPOエコリンク下津理事長の話は教育旅行の受け入れ実績を背景にマーケットの拡大に連動した鹿児島の体制固めの必要性を訴えられた。他県では民間主導と行政の支援態勢が定着する中で我が鹿児島にはなかなかそれが見られない。認可を受けて簡易宿泊業(農泊)を営まれる方々も少しずつ増えてきたように思うが、一方農を生業とした今のままの姿で、年に1,2回、都市に住む生徒達を受け入れて、体験農業と宿泊を体験させることは相互にとってメリットがある。生徒達は日本の農業を垣間見るいい機会だし、田舎に住む、他人の家にお世話になる、世代を跨る集団生活でのルール意識形成、農作業を手伝うことで仕事について初めて考える機会を得たり、生きてる実感、コミュニケーション力の養成にもなるはずだ。田舎の無い子供達にとってこれは貴重な体験だ。受け入れ側も小奇麗、身綺麗にちょっと気を使い、見知らぬ孫が帰る時は我が孫に思えるようになったとの話もよく聞く。今度はこんなものも食べさせたいと勉強もする。テレビで伝える都会は静止画の連続であって視覚には訴えるかもしれないが生きてる人そのものの息吹は伝わらない。人がいて都会も生きる。だから生きてる人を通じてこそ初めて都会が分かる。逆も真なりだ。

当地新聞でも『農の行方』という特集が組まれ、鹿児島の農を取り巻く厳しい状況がシリーズで報告された。10年前に比べ農家数が20%も減少しているという。集落営農組織化に向かうことが必ずしも地域の実情に合っているわけでもないようだ。小規模農家が極めて多い中で、安全で個性豊かな農を継営(あえてこの文字にした)できるかが問われている。グリーンツーリズムは都市と農村を結ぶ道路だ。都市側は舗装だが農村側は土の匂いで一杯の砂利道だ。土の匂いが無い所にグリーンツーリズムは育たない。

頑張ろう!鹿児島

 

 

 

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