再度人吉へ
昨日は南さつま市の新産業創造委員会の皆様と一緒に肥薩線しんぺい号に乗って人吉に行き、市役所の農業振興課の方から現在のグリーンツーリズムへの取り組みを聞き、更に市内に5軒ある農家民泊の一つを視察した。
11時40分のしんぺい号の乗車率は平日でもあり50%程度だと思った。前回人吉から逆コースでいさぶろう号に乗ったが同じルートでも方向が違うとそれなりに新たな発見もある。今の時期は紅葉もそれなりに美しい。真幸(マサキ)の駅は小振りで可愛い。それに比べると矢岳と大畑(オコバ)の両駅は立派だ。やがて100年を迎えるこの肥薩線だが駅舎も何度か手を入れてSLの動態保存並の努力が払われているんだろうと思う。各駅停車のスローないさぶろう・しんぺ号による日本三大車窓や先人達による種々の工夫と仕掛けは一般の観光客でも十二分に楽しめる。
2011年春の新幹線全通を迎えたとき、中央駅から速度も増したNANOHANA号で指宿に向かい、帰りは中央駅からはやとの風で吉松、更にしんぺい号で人吉に渡り、旧SL阿蘇BOYで八代、新幹線で福岡(または以遠)という組み合わせ、または人吉から九州横断特急で別府というルートは旅好きの熟年には堪えられない醍醐味を提供することは間違いない。事実すでに先週別府から逆回りで鹿児島に戻って来た新産業創造委員会のメンバーもいた。
新幹線は単に今まで遠かった大都市だけを簡単に結ぶだけではなく、新しい周辺観光の促進に役立てないと意味がない。しかも県境を越えた広域観光だ。以前も言ったが2011年は韓国KTXのソウル・釜山線の全通の年でもある。朝食をソウルで済ませ、昼はビートルの船上か博多のラーメンで済ませ、鹿児島で沈む夕日を愛でた後にゆっくりホテルにチェックイン、薩摩料理と焼酎をじっくり味わう時代はもうすぐそこだ。だから遅くとも2009年までに準備を整えて、新幹線全通の2011年まで、実質1年数ヶ月の間を団体型から個人型への移行期間と捉えて訓練とレベルアップが必要だと言って来た。
2011年以降の県境、国境を越えた人の移動に伴いお客が選ぶ選択肢も増やす必要がある。その代表例が農家民泊だろう。人吉は平成17年にグリーンツーリズム推進協議会(会員20名)を立ち上げ、1年遅れて県が人吉・球磨グリーンツーリズム推進協議会を立ち上げた。農家の奥様方、市、県が一体となった動きは鹿児島でも可能なはずだ。人吉で最初の農泊を開業した上井さん、安心院の農泊にも何度も通い、あの中山さんに相当影響を受けたようだ。やはりツーリズムについてしっかりとした基盤の共有がないと単なる真似事に終わってしまいかねない。先月5カ所目の民泊が人吉市内に開業した。保健所から何度となくチェックが入るらしいが皆さん自分が当事者という意識でこれをクリヤーされている。目標10軒に向けて努力中だ。
尚同じ時間に曽於市の女性グループ代表9人も視察に来られていた。皆さん大規模専業農家の方々が中心だが曽於の大地でいつかは農家民泊も、、とお考えの方々だった。


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