先週12日から16日まで香港と深センに出張した。福岡に10月末から就航したドラゴン航空の香港直行
便を利用したがほぼ満席の状況。勿論香港の方々も乗っている。やはり直行便の魅力だろう。所要時間は往路3時間20分、復路が丁度3時間だ。当地からは県観光課職員、連盟職員それに私の3人で、現地で県の香港事務所長、岩崎グループ台湾事務所長が加わった。約1年半ぶりの香港は活気が満ち溢れていた。その理由は中国本土からの投資呼び込みによる不動産、株の高騰だ。ホテルの値段も以前に比べると著しい値上がりだ。
私は以前にも泊まった事があるホテルだったが日本ならとても払う気にならないお値段に唖然とした。朝食は軽く¥3,000を超える。しかも楽しみにしてるNHKの朝ドラの写りは極めて悪く、映像も声も乱れてとても見ていられないレベルだった。これは他の部屋でも同じだったそうだ。別のホテルに泊まった関係者に聞くと1泊朝付きの部屋代が霧島や指宿の1泊2食よりはるかに高い。しかも部屋は狭く、シャワーなど身を縮めて入らないといけない狭さだ。このお値段でこのクオリティー? これで香港が回ってるなら海外から来た客はバブルに金を払っていることになる。免税店と称する店にも立ち寄ったが私が見る限りとても高い。価値と価格のアンマッチが今の香港だ。来年のオリンピック、2010年の上海万博までこの景気が続くと言うが本当だろうか。
旅行会社の話を聞くと皆様異口同音に景気の良さを語る。ある会社では社始まって以来の成績だとか。豪華な社員旅行、規程を超える臨時成果配分など結構な話なんだがどうもバブルを経験した日本からすればそんなに長く続くはずが無い、本当に大丈夫かと心配が先行する。 現地の旅行会社との打ち合わせの席でこんなに香港が好景気なら鹿児島の地上費をもっと上げさせてくれないかとまで言ってしまった。今の鹿児島の旅館、ホテルのサービスに100点を上げるつもりはないが、それでも香港のそれと比較すれば間違いなくレベルは高い。関係者は自信を持って欲しい。安売りは禁物だ。
さて今回の出張で深センまでの往復列車を利用したが香港の生活者のいい観察機会でもあった。いい点は年齢に関わらず、いや若い方々だと言い直したほうが正しいだろうが、老人に席を譲る姿を何度か見た。これはいい。悪いのは車内での携帯電話のマナーだ。とにかく呼び出し音が大きくうるさい。しかも呼び出しが長い。そして大声で話す。隣り合った人同士が会社、友人等と話す。座った人も立った人も実によく話す。これには往復の車中閉口した。ペースメーカーでも利用する人なんかとても電車には乗れたもんじゃない。一面人に優しさを示しながら他方では全く無関心、この2面性は一体なんだろうか。これが香港というかもしれないが私は嫌だ。
今夏さらに9月以降鹿児島にチャーター便を運行している香港航空の会長、CEOにも会った。このCEO、途中から突然英語に切り替えて話し始めたが、私がこれまで聞いた中国系香港人の英語としては最高のレベルだった。多分海外経験も長く、語学としてちゃんと修められた人なんだろう。この会社、鹿児島への関心は高いと感じた。
面白い話を聞いた。昔日本人観光客は香港に行くとマカオを代表的なオプションとして申し込んでいた。ところが今じゃ反対で羽田、関空から直行でマカオに行く日本人が香港をオプションとして買っているんだとか。今マカオは中国本土の好景気を背景に投資事業が活発で、世界的な大手ホテル業者が進出し、ホテル建設のラッシュらしい。香港のベテランホテルマン・レディーがどんどん引き抜かれているそうだ。これも結構な話のようで私には心配な話だ。
15日には鹿児島の他の皆様とも合流して9名でEGL社の新本社ビル命名記念式典に参加した。実際の移転は来年2月23、24日だがビルの外壁はもう綺麗に出来上がっていた。この中の3フロアを使うらしい。何とこの式典に総勢
500名が参加した。香港領事館や日系航空会社、日本の各都道府県の代表 や民間の皆様方が参加されていた。顔見知りの東京の大手ホテルチェーンの社長もいた。九州からも推進機構は勿論、長崎、熊本、宮崎の皆さん方の顔も揃っていた。ほぼ全員がバスに乗り、ペニンシュラホテル前のレストランでお昼の飲茶をご馳走になったが、ここのグラスの汚いことには参った。このレストラン、全くチェックがなっていない。他の方々のグラスの中にも汚れの目立つものがあった。発展する香港だがこれじゃいけない。
尚先に述べた香港航空始め業界関係者から来年度以降の鹿児島への取り組みについて明るい話題も聞いた。関係者には別途報告したい。


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