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プロデューサーズコラム

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2008年02月27日

むらを楽しむ 『かごしまの農泊』を考えるセミナー開催

昨日午後1時15分より黎明館にて『かごしまの農泊』を考えるセミナーが開催された。昨年3月実施した農泊セミナーに続く企画だ。生憎昨日は雨で少し客足も鈍ったかと思うがそれでも多くの熱心な方々の参加を得たことは主催者として嬉しい限りだった。

今回は北海道大学観光学高等研究センターから佐藤誠教授をお招きした。先生は昨年まで熊大で教鞭を執られれていたこともあり、また今も小国のツーリズム大学の学科長も兼任されていることから県内にも先生の教えを受けた方々は増え始めた。元々経済学者だが日本の社会の成熟度に連動して日本の観光産業もマスツーリズムから個を重視したニューツーリズム、更には田舎の快適性(アメニティー)を軸とするグリーンライフ型への移行を予想し、ネオツーリズムの到来と称されている。この範疇は広く個人を中心とする観光性旅行、ロングステイ、二地域居住、UIターンもカバーする。

前夜の打ち合わせの席上、先生のパーソナリティーを全面に出して頂き、できるだけ柔らかく、面白く、冗談も遠慮無くとお願いしたが開会直後の基調講話だったせいか滑り出しはちょっと硬めだったようだ。笑いを得るところで会場の反応が鈍かったこともあって若干調子が狂ったようだと閉会後の先生の弁。でもいつもの通り主張は明確、直球型で私には心地良かった。

次に人吉から来られた農家民宿開業丸2年が経った『つばき坂』の上井さんの報告を つばき坂 上井さん 頂いた。私は1度上井さんの自宅を訪ねたことがあるが小高いところに土蔵と母屋それに客用の別棟がある古い農家だった。農産物の直売所を開設し、生まれて初めて自分で自分の商品に値段を付け、一ヶ月の売り上げに基づき初めて自分自身の預金口座に振り込みを貰った喜びは忘れないという。その後首都圏の女子大生の体験受け入れを数回こなして経験を積み、コツコツ貯めた自分の貯金を元手にご主人の退職金も一部借りる形で農家民泊を開設された。上井さんの魅力と身の丈の田舎流おもてなし、更にはご主人の理解もあって初年度からお客も付き、2年目は倍に伸び、3年目の今年は初の3桁を達成しそうだ。後でパネルディスカッションの中で私からホームページの開設は?と聞いたところ『同地区で開業されている人の中には高齢で自前でホームページが開設できない方もいらっしゃる。娘に頼めばできるんだが地域全体で伸ばそうという人吉市グリーンツーリズム協議会の趣旨もあって自分ではやらない。』とのこと。何と素晴らしい連携だろう。幸い市の方で同地区6軒の民泊紹介ページを作って貰っているとのこと。これは我々にも大いに参考になる話だ。

パネルディスカッション さてパネラーには『久富木ピンころ村事業』を展開するさつま町の満留さん、南さつま市の峰元新産業創造室長にもご登壇頂いた。それぞれ自分たちのフィールドに根ざしたグリーンツーリズムの受け入れに努力されている。旅行業者の支援・仲介がどこまで必要かも問うたが認可型農泊では不要、教育体験型では必要とする意見のようだった。県は平成11年に農家民泊の開業の手引きを作成しているようだ。だがこのことを知る人は少ない。私も今朝まで知らなかった。勉強不足は大いに反省するが県ももっとこの活用を呼びかけたらいい。ただその後の広域合併や状況の変化、規制緩和もあり、県では平成20年度にあらためて手引き書を作成するらしい。私はこれに期待している。ただ縦横無尽に網の目を細かくするのではなく、地域特性が十分生かせるような県のミニマムスタンダードでいいと考える。特に教育体験型農泊については急ぎ準備する必要があると思う。

 

2008年02月25日

鹿児島ふれあい交流会に参加

先週22日東京池袋の東武デパートで開催された鹿児島ふれあい交流会に参加した。我が連盟と県からの6人一緒に東京に到着したが先ずは時間的に腹ごしらえが必要だ。そこで私の行きつけの店で有楽町にある『小洞天』で¥777のシュウマイランチを食べることにした。私は東京に行くと必ず昼か夜の1回はこの店で食べる。最初に行ったのは入社当時だから30数年前だがここの味とボリュームは今も変わらない。日本橋にも店があり、数か月前は昼は有楽町、夜にまた日本橋店で食べてしまう程だから惚れようが分かる。写真も撮ろうとは思うが食べるのに忙しくいつも失念!

鹿児島ふれあい交流会 食後私は離団して遊楽館を覘いて担当者と立ち話。その後電車で池袋に向かう途中でつい寝てしまい、池袋を2つ越したところで目覚めて逆戻り。この車中両手にいっぱいに買い物袋を提げた男性と話した。私が鹿児島からと言うと於一(おかつ)さんの鹿児島ですかと歓迎してくれた。池袋に着いて会場を探すのに手間取ったが準備のお手伝いをしてお客様を待った。観光セミナーでは県と連盟、更 鹿児島ふれあい交流会 に奄美と志布志から最近の状況を報告して貰い、その後特産品協会さんによる県産品を使ったお料理の披露と懇親会に入ったがなかなか美味しかった。特に黒毛和牛は良かった。ご参加の皆さんも舌鼓を打っていただいたものと確信する。ガチョウの肉もメタボ系にいいと妙に説得力のある話だった。セミナーから懇親会まで東武百貨店の橋本常務にもご同席頂いた。

さて鹿児島で聞いた渋谷の店を探して行くとすぐに見つかった。ビールのつまみに何かと問うとソラマメがいいと言う。それ、指宿?と聞くとそうだと答える。熱々の豆は本当に自然いっぱいの味がして旨かった。県産品を東京で食するのもなかなかいい。次に三越百貨店本店に近い小料理屋に行くと目の前に鹿児島の焼酎がずらりと並んでいた。篤姫も中央に置いてあるし黒糖もいろいろ揃っている。吹き飛ばされそうな位強いビル風の中、辿りついた店は温かかった。

土曜日は神奈川県海老名で店を開いた友人を訪ねた。たまたま福岡から元一緒に仕事をしていた女性陣も来ていて奇遇な再会となった。2泊3日の東京だったが同窓会もあって楽しい旅だった。

 

2008年02月05日

奄美にこんな店!最新事情

先週金曜日奄美市にて県の『奄美長寿・子宝プロジェクト』の今年度第二回目の会議が開催された。各委員の皆様と話をすればこの会議の前に喜界島を訪ねた方が2人いらっしゃった。どなたも喜界の魅力の深さはすごいとの認識だ。

さて県は平成21年度以降の通称奄振事業の継続に向けて国への働きかけを進めているが平成16年度から今年度までの今次奄振事業の最終年度を迎え、群島各地域が独自の地域資源を活かした産業創造により自活できるよう支援体制を組んで来た。群島の特徴である長寿・子宝の視点から独自の活性化を模索しようと保健福祉部によりこのプロジェクトが組まれ、各種モニターによる実証も済んで、いよいよ各地域の皆様による本格的取り組みの年となった。若干の地域格差を感じるが私は全地域が一斉に動くことこそ奇異に思う。危機感を抱いて早く動ける地域から動いたほうがいい。行政の勤務タームが2,3年というシステムの中で5年に渡る長期プロジェクトを継続することは正直難しい。こんな重要なプロジェクトの場合関係者の異動は据え置く位の覚悟がないといけないのではないだろうか。

amami kyoraumi koubow さて会議の報告は別の機会にして今回は奄美の新しい発見を2つほど紹介したい。先ずはAMAMI KYORAUMI KOUBOWというモダンなイタリア料理店だ。場所ばしゃ山村のすぐ手前で昨年オープンしたらしい。何と言っても作りがしゃれている。道路沿いには黒糖の精製工場が丸見えで鎮座する。もうもうと蒸気が道路まで押し寄せる。丁度トラックに山積みされたサトウキビが降ろされるところだった。この工場の隣がガラス張りの調理室、 amami kyoraumi koubow その向こうがレストランになっていてイタリアから持ち込んだピザ釜に火が入れてあった。店に入ると元々旧名瀬市の方でお菓子屋さんをやっておられた関係でケーキ、パン、地域特産品を加工したジャム、アイスキャンデーなどが並んでいる。それを過ぎればレストランという構造だ。よくレイアウトされていると amami kyoraumi koubow 感心した。完全なオープンキッチンではないが見せる店づくりというポリシーが貫かれている。ここでは鶏飯ピッザなるものも創作されている。生憎時間が合わずに1個¥100の饅頭とジャム類を買っただけだが試食したケーキ類(特に左写真の一番下)は美味しかった。もちろんここで作る黒糖2種類も味見したが合格だ。

さて次なるご紹介は『創作料理あきつ』だ。ここは旧名瀬市の閑静な住宅街にある普通のお家だ。ここでお昼を頂いたが郷土色豊かな素材と工夫があって、しかもお味もすこぶる満足いくレベルだった。リビングルームを利用して12~14名が一同に座れるようになっていたがクラシックが流れ、雰囲気も良い店だ。個々のメニューの解説は割愛するが烏賊スミの茶わん蒸しは特に絶品だったことだけ付け加えたい。全6品で¥1,370だったと思う。端数違ってたらお許しを!

創作料理『あきつ』 創作料理『あきつ』 創作料理『あきつ』

創作料理『あきつ』 創作料理『あきつ』     

さて奄美で行くいつもの店『ラグタイム』で心地よい音楽と酒を楽しんだあと、ホテルに帰る前に鶏飯の店『よろこび庵』に立ち寄ってうどんを食べた。大学の先生と一緒だったが、屋号を確認することもなく不思議に2人ともこの店で食べるつもりだった。本当はうどん、そばの店で暖簾にもそう書いてあるんだが私はいつも鶏飯丼を食っている店だ。でもさすがに今日はうどんを選んだ。その旨そうな、事実美味しかったんだが写真だけ御披露する。

                   奄美『よろこび庵』

2008年02月04日

喜界島は世界島! その②

前置きはさて置き、さっそく島の中で私の目線で捉えたお宝を紹介しよう。

喜界島の地下ダム まずは農産物加工センター隣にある地下ダムだ。外目は大きくはないががっちりとした建物の地下に300mを超える地下ダムが建設されている。隆起珊瑚礁でできた島は雨が降っても保水力が乏しく、これを地下に貯めて風力発電を利用して数か所から揚水し、田畑を潤す農業用灌漑施設として2003年11月に完成した。スケールが大きすぎてその全てを見ることはできないが地下に通じるトンネルがあり、説明のナレーションも流れる。大きなトンネルを歩いて行くと蛇口が設けてあり、水圧に耐えるガラスの向こう側は水で満たされている。当然蛇口を捻れば水が勢いよく出てくる。もっと奥までトンネルは続くんだが、なんとなくタイムトンネルに入っているような錯覚を覚えた。これは立派な観光資源だ。

次に喜界島の石垣の美しさを上げたい。島の南東に位置する阿伝集落には立 喜界島阿伝の石垣群 派な石垣が多い。しかもこの阿伝は立派に生きてる集落だ。台風被害を最小限に食い止めようと先祖代々築き上げた石垣は周囲の緑の濃さと調和した立派な観光資源だ。丁度観光で来られた若い女性2名も歩いていたが絵になる風景だった。この他地名を失念したが人の背丈の2倍にも達するような石垣も残っていた。この島には石垣がよく似合う。

三番目に巨木を上げたい。まずは島の南に位置する手久津久の巨大ガジュマルだ。ガジュマルの木は 喜界島のガジュマル 奄美群島どこにでもあるんだろうが私が以前一押しした徳之島のガジュマルも立派だったが季節にもよるのか葉の付き方がまばらで壮年期を過ぎた感は否めない。しかしここのガジュマルはその大きさといい、枝ぶりといい、見上げんばかりの迫力がすごい。ガジュマルはここだけではなく南東の蒲生にも群落があったがこれも樹齢850年という相当立派なものだった。道路沿いなのでせっかくの自然が白いガードレールで邪魔されているのが残念だ。 喜界島の巨樹フクギ もっと自然に配慮した設備はないものかと思う。これ以外にも畑の畔道にどっかりと腰を据えたガジュマルもお気に入りの木だった。これは巨木ではないが形が面白く、根の張り方が立派だった。道路沿いの民家にハスノハギというここが北限といわれる樹木も立派だし、先内という集落にあったフクギも巨木に相応しい立派なものだった。アカテツというとても硬い巨木も中里の民家にあって、倒木を切ったものが役場の入り口にも鎮座していたが、これも相当大きい樹木だ。なんでこんな巨木に成長するのか不思議な島だと思った。

喜界島のアサギマダラ 四番目は勿論蝶々だろう。今の時期『アサギマダラ』の集団越冬風景が見れる。車で通り過ぎると葉っぱのように見えるので見過ごすが時々羽を動かすので蝶と分かる。ここの道路に立つ標識がユニークでいい。私はあんまり蝶々には 喜界島の標識 興味を持つ人間ではないが蝶好きにはたまらない場所らしい。以前東北で採取した蝶の羽に個体番号を書き入れて放した人が同じ蝶をここで再度採取したという。自然界の不思議さを感じる話だ。真っ赤なポインセチアに蝶が乱舞する姿も写真で見たが綺麗の一言だった。

五番目はガーデニングだろう。これを目的に訪問したのではないのでお薦めのすべてを見たわけではな 喜界島の庭園 いが世界に通じる豊かさを感じる庭園があった。ガーデニングというと英国などが有名だが営々と手を入れて今に至る長い歴史は英国だけのものではない。喜界の庭園にも350年以上の樹齢を誇る蘇鉄もあって庭好き人間にはたまらない宝だろう。数年前ガーデニングの島喜界というキャッチフレ 喜界島の庭園 ーズを新聞で見たような気がするがこれは本物だった。この切り口で喜界島を見たとき、該当する箇所が多くて選択に苦慮することだろう。

昨年奄美を舞台にしたNHKのドラマ『ジャッジ』が放映され、その映像の美しさもあって好評だったと聞くが、どうもジャッジⅡの撮影も間近らしい。喜界島でも撮影が期待される。総論めいて恐縮だがこの喜界島にお住まいの皆様は経済的にと云うよりライフスタイルがリッチだ。その豊かさゆえ観光客を呼び込まなくとも生きていけるとの考えが強そうだ。よそ者がああしろ、こうしろと言うのはおこがましいとさえ思える。でもちょっとだけ域外の方々にお裾分けの気持ちもあっていい。ここの良さ 東経130度線 を知った国立大学の先生も立派な別荘を建てられてるし、牧場も併設された家もある。カントリーの音楽が流れても一向に不思議さは感じない。事実喜界島にある畳屋さんを訪ねたが表からは変哲の無い普通の畳屋さんだが一歩中に入って壁を見上げればカントリーのポスタが一杯に張ってあり、毎年の熊本でのカントリーフェスタは勿論、本場米国にも何度か通っている程のファンだとか。こんな隠れファンが島にあと一人いるようだ。北部の道路に黄色い2本線が斜めに引いてあるが何と東経130度線だった。立看板に説明に加えてクイズまで載せてある。心のゆとりだろう。

最後に喜界町図書館だ。この図書館は某企業の社長さんが寄贈されたも 喜界島図書館 の。総額2億2千万ほどかけて昭和60年にオープンした。特に郷土のコーナーは充実している。丁度蔵書整理の期間にあたりお休みだったが気安く開けて頂き係りの方と意見交換した。彼は図書館運営に情熱を持っていた。図書館が喜界島の交流人口拡大に果たす役割を認識されていた。こういう方は県内では珍しい。先見性豊かな方とお見受けした。頑張って!ここは色んなことができる可能性の高い島と見た。

 

 

 

 

喜界島は世界島! その①

喜界島空港 今までなかなか訪問のチャンスが無かった喜界島を先週訪ねた。鹿児島空港を定刻に出発したJAC機は定刻5分前に喜界島に到着した。小さな空港は昔住んでいたミクロネシアのロタテニアンの空港を思い出させる。

朝の1便が到着すると各社の新聞が降ろされ、ここからバイクで島内に配達されている。ここで今日の案内をお願いした役場の吉行さんに会った。喜界島は年間隆起速度が2mmという世界最高速を誇り、世界遺産候補に平成15年指定されている島だ。 喜界島百之台 最初に空港周辺を回ったがすぐ滑走路の傍に小ぶりだがゴルフ場もあった。この空港には昭和19年に海軍航空基地が置かれ、米軍の沖縄上陸後は沖縄に向かう特攻機の最後の整備、点検が主たる役割だったと碑に刻まれている。ここには黄色と赤の花弁が特徴の菊に似た通称特攻花大金鶏菊という南米原産の外来種で戦後持ち込まれたとする説もあるが)と呼ばれる花が5,6月には見事に咲き乱れる空港としても知られている。空港の傍にもすぐにでも泳げそうな綺麗な海岸が多い。

喜界島俊寛 俊寛と言えば三島の硫黄島と思うが、実はこの喜界島には昔から『坊主の前』と呼ぶ場所があり、その墓石の下から発見された人骨を昭和50年、国立博物館に持ち込み、鑑定して貰うと、その形相は現代人と大きく異なり、高貴な人物であったらしいとの判定を受け、同時に見つかった隅金具の付いた立派な木箱もあって、これが俊寛の骨ではないかと話題にもなった。

喜界町農産物加工センターも新しく出来ていて特産品、なかんずく柑橘類 喜界島すふーみかん は31種類もあるそうで私は緑色した花良治(ケラジ)ミカンすふと呼ばれる黄色いミカンが印象的だった。ケラジみかんは平成17年の学会で初めて報告され、含まれるガン抑制成分の効能が期待されている。またすふーみかんはなぜかそのお尻に可愛い丸い輪っかがあって、生まれつきのマークが面白い。少し試食してみればその柑橘特有の強烈な甘酸っぱさが印象的だった。

しかしこの喜界島、正直リッチな島だ。米とガソリンは外から持って来るようだがあとは何でも自給できる島ではないだろうか。黒糖、焼酎、白ゴマ、マンゴー、メロン、パパイヤ、パッションフルーツ。パパイヤなどは道沿いにも見られ、誰のものとも分からない自生もあってまさにミクロネシアの豊かさに通じるものがある。 

2008年02月03日

阿久根の枝垂れ梅と寒桜は見事!

先週から行きたかった阿久根大川の枝垂れ梅を出張明けの今日見に行った。先週天気をチェックした時は雨ではなかったはずだが今日は少し雨模様で残念。福岡に住んでいた時は毎年唐津にある野田堂の辻の枝垂れ梅を見るのを楽しみにしていた。だが『かごしま かとこ100選』の絵を見れば阿久根の梅はこれに勝るとも劣らぬ規模とも思え、しかと我が目で確認したかった。

阿久根表川内の枝垂れ梅 さてちょっとだけ探した阿久根の枝垂れ梅だが地元の方に聞くと先週がピークだったらしく、今日はすでに少し花が散り始めていた。でもやはり絵になる美しさだ。樹齢約100年の梅は当然だが、その後ろにある民家とのマッチングがすこぶるいい。なんと縁側には『かごしまよかとこ100選』四季の旅、196ページも開いて置いてあった。傍を流れる川を見れば水も澄んで魚が泳ぐ姿も見える。山紫水明とはこの事なり!単に風景だけじゃなく、ここに住む人が土地とどう関わって来たか、この美しい環境を守って来た先達にまで思いが及んでやっと地域が理解できるんだと思う。                                     

すぐ傍で特産品販売のテントも設けられ柑橘類、海産物など販売さ 阿久根表川内の寒桜 れていたのでさっそく買い物のついでに話を聞かせて頂いた。実は枝垂れ梅の手前に見事な桜が満開となっていて驚いたが、例年はこの桜(寒桜)が咲いて枝垂れ梅が咲くんだそうだ。しかし今年は梅が2週間ほど早く咲き始め、遅れて寒桜が咲いたらしい。だから寒桜は丁度満開状態で花は散ってはいなかった。それにしてもこの尻無川沿いに広がる里山は美しい。

ついでと言っては悪いが久しぶりに湯川内温泉にまで足を伸ばした。 出水『いわし屋』 上の湯はさすがにすこし寒いらしく下の湯に入ったが先客も3人ほどいた。壁向こうの湯船には奥さん方も入っておられるようで隙間から手が伸びてミカンの差し入れもありローカルムード一杯のいい湯だった。この後これも久しぶりに『いわし茶屋』でお昼を頂いた。昼は午後2時40分までの営業だがギリギリ間に合った。最後にを見に行ったが12,000羽を越す鶴達が餌を啄ばんでいて美しかった。北薩には季節感のある資源が多い。しかもレベルが高い。県民の皆さんももっと足を伸ばして欲しいものだ。

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