トップページプロデューサーズコラム感動 ≫ 喜界島は世界島! その②

プロデューサーズコラム

« 喜界島は世界島! その① | メイン | 奄美にこんな店!最新事情 »

喜界島は世界島! その②

前置きはさて置き、さっそく島の中で私の目線で捉えたお宝を紹介しよう。

喜界島の地下ダム まずは農産物加工センター隣にある地下ダムだ。外目は大きくはないががっちりとした建物の地下に300mを超える地下ダムが建設されている。隆起珊瑚礁でできた島は雨が降っても保水力が乏しく、これを地下に貯めて風力発電を利用して数か所から揚水し、田畑を潤す農業用灌漑施設として2003年11月に完成した。スケールが大きすぎてその全てを見ることはできないが地下に通じるトンネルがあり、説明のナレーションも流れる。大きなトンネルを歩いて行くと蛇口が設けてあり、水圧に耐えるガラスの向こう側は水で満たされている。当然蛇口を捻れば水が勢いよく出てくる。もっと奥までトンネルは続くんだが、なんとなくタイムトンネルに入っているような錯覚を覚えた。これは立派な観光資源だ。

次に喜界島の石垣の美しさを上げたい。島の南東に位置する阿伝集落には立 喜界島阿伝の石垣群 派な石垣が多い。しかもこの阿伝は立派に生きてる集落だ。台風被害を最小限に食い止めようと先祖代々築き上げた石垣は周囲の緑の濃さと調和した立派な観光資源だ。丁度観光で来られた若い女性2名も歩いていたが絵になる風景だった。この他地名を失念したが人の背丈の2倍にも達するような石垣も残っていた。この島には石垣がよく似合う。

三番目に巨木を上げたい。まずは島の南に位置する手久津久の巨大ガジュマルだ。ガジュマルの木は 喜界島のガジュマル 奄美群島どこにでもあるんだろうが私が以前一押しした徳之島のガジュマルも立派だったが季節にもよるのか葉の付き方がまばらで壮年期を過ぎた感は否めない。しかしここのガジュマルはその大きさといい、枝ぶりといい、見上げんばかりの迫力がすごい。ガジュマルはここだけではなく南東の蒲生にも群落があったがこれも樹齢850年という相当立派なものだった。道路沿いなのでせっかくの自然が白いガードレールで邪魔されているのが残念だ。 喜界島の巨樹フクギ もっと自然に配慮した設備はないものかと思う。これ以外にも畑の畔道にどっかりと腰を据えたガジュマルもお気に入りの木だった。これは巨木ではないが形が面白く、根の張り方が立派だった。道路沿いの民家にハスノハギというここが北限といわれる樹木も立派だし、先内という集落にあったフクギも巨木に相応しい立派なものだった。アカテツというとても硬い巨木も中里の民家にあって、倒木を切ったものが役場の入り口にも鎮座していたが、これも相当大きい樹木だ。なんでこんな巨木に成長するのか不思議な島だと思った。

喜界島のアサギマダラ 四番目は勿論蝶々だろう。今の時期『アサギマダラ』の集団越冬風景が見れる。車で通り過ぎると葉っぱのように見えるので見過ごすが時々羽を動かすので蝶と分かる。ここの道路に立つ標識がユニークでいい。私はあんまり蝶々には 喜界島の標識 興味を持つ人間ではないが蝶好きにはたまらない場所らしい。以前東北で採取した蝶の羽に個体番号を書き入れて放した人が同じ蝶をここで再度採取したという。自然界の不思議さを感じる話だ。真っ赤なポインセチアに蝶が乱舞する姿も写真で見たが綺麗の一言だった。

五番目はガーデニングだろう。これを目的に訪問したのではないのでお薦めのすべてを見たわけではな 喜界島の庭園 いが世界に通じる豊かさを感じる庭園があった。ガーデニングというと英国などが有名だが営々と手を入れて今に至る長い歴史は英国だけのものではない。喜界の庭園にも350年以上の樹齢を誇る蘇鉄もあって庭好き人間にはたまらない宝だろう。数年前ガーデニングの島喜界というキャッチフレ 喜界島の庭園 ーズを新聞で見たような気がするがこれは本物だった。この切り口で喜界島を見たとき、該当する箇所が多くて選択に苦慮することだろう。

昨年奄美を舞台にしたNHKのドラマ『ジャッジ』が放映され、その映像の美しさもあって好評だったと聞くが、どうもジャッジⅡの撮影も間近らしい。喜界島でも撮影が期待される。総論めいて恐縮だがこの喜界島にお住まいの皆様は経済的にと云うよりライフスタイルがリッチだ。その豊かさゆえ観光客を呼び込まなくとも生きていけるとの考えが強そうだ。よそ者がああしろ、こうしろと言うのはおこがましいとさえ思える。でもちょっとだけ域外の方々にお裾分けの気持ちもあっていい。ここの良さ 東経130度線 を知った国立大学の先生も立派な別荘を建てられてるし、牧場も併設された家もある。カントリーの音楽が流れても一向に不思議さは感じない。事実喜界島にある畳屋さんを訪ねたが表からは変哲の無い普通の畳屋さんだが一歩中に入って壁を見上げればカントリーのポスタが一杯に張ってあり、毎年の熊本でのカントリーフェスタは勿論、本場米国にも何度か通っている程のファンだとか。こんな隠れファンが島にあと一人いるようだ。北部の道路に黄色い2本線が斜めに引いてあるが何と東経130度線だった。立看板に説明に加えてクイズまで載せてある。心のゆとりだろう。

最後に喜界町図書館だ。この図書館は某企業の社長さんが寄贈されたも 喜界島図書館 の。総額2億2千万ほどかけて昭和60年にオープンした。特に郷土のコーナーは充実している。丁度蔵書整理の期間にあたりお休みだったが気安く開けて頂き係りの方と意見交換した。彼は図書館運営に情熱を持っていた。図書館が喜界島の交流人口拡大に果たす役割を認識されていた。こういう方は県内では珍しい。先見性豊かな方とお見受けした。頑張って!ここは色んなことができる可能性の高い島と見た。

 

 

 

 

« 喜界島は世界島! その① | メイン | 奄美にこんな店!最新事情 »