11日から12日にかけて宮崎で開催されたボランティアガイドの大会に参加した。鹿児島からも総勢60数名の参加を得て会場は各県の色違いのジャケットで埋め尽くされた。初日は舞台での夜神楽に始まり、推進機構田中会長のご挨拶に続き東国原知事のご挨拶を頂いたがさすがメディアの世界に慣れておられることもあって極めて愉快で面白い挨拶だった。県庁ツアーも37万人を超える人気で当日の朝も県庁を出る際におばさま軍団に取り囲まれ、記念写真となったらしいが、おばさま達の鞄の中のカメラを探しの様子など実に再現が巧みで、写実的な言葉の使い方が上手な人だと思った。
次にJTB清水常務の講話があったがこれも良かった。この中で『旅』という言葉の由来を『他火』とする仙台の民族研究家の話をされた。火は古来暮らしの中心で、己の火が揺らぐと人は旅に出て他人の火にあたり知恵と土産を持ち帰ったという。我が村の暮らしを豊かにするこの行動が旅の原点だ。これはよかった。仕事柄日本を飛び回っていることもあって世界遺産の白川郷の問題点、最近登録された石見銀山の優れた環境保全の為の車規制なども語られた。
パネルディスカッションでは各県の代表が揃ったが何と言っても篤姫観
光ガイド会の吉留さんの語りは珠玉だった。会場からの質問にも余裕のある受け答えをされ会場内のほとんどの方から喝采を受けた。小柄な吉留さんだが会場では大きく見えた。その後懇親会も開催され各県ボランティアガイドの交流が活発だった。
2日目は広域交流の促進に向け事例発表が2件あり、質問も活発になされ、来年の開催地熊本への引き継ぎもあって、その後3つのコースに分
かれて現地視察に向かった。私は西都原古墳群と周辺の記・紀の道(古事記、日本書紀の神話コース)めぐりに参加したが汗の出るような快晴とベテランボランティアガイドの皆様のおもてなしもあって、すこぶる内容の濃い研修だった。宮崎を後にする際には来年も熊本に一緒にというような声が交わされていた。これまで何となく不安だった自分の案内に自信が持てる大きなきっかけになった大会ではないかと思う。


「かごしま旅情報」にて、好評連載中のプロデューサズコラム「