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お別れのご挨拶

 県内の皆様はすでにご存じですが、私はこの3月末日をもって退任することになりました。長いようで短い2年7ヶ月でした。

このコラムを県外でご覧の方々もいらっしゃるようで、出張の先々で感想をお聞きするチャンスにも恵まれました。自分の目線の狂いに気づかせていただいたのもこのような皆様方の何気ない一言でありました。心より御礼申し上げます。

私は『観光は人である』と赴任早々から提言の中でも訴えて参りました。マスツーリズムの時代から個の時代への移行、それに伴う新しいサイトフィーリングの時代であればこそ、私がどんなものの見方をしているのかを発信することが大切だと考えました。また同時に地域に住み、地域で働く人がどう考え、どう自然と向き合ってきたか、生活者としての目線での語りもこれからの観光には重要です。マイナスを言えば切りがない、でも都会にないプラス面に目を向ければ田舎にも可能性が見えてくる。この可能性をコミュニティービジネスに繋ぐ為に汗をかく人の輪、これが自律的観光、内発的地域振興の卵です。

今日さつま町から嬉しいご報告を頂きました。久富木地区の数軒の農家が農家民宿の認可を受けるという吉報です。特に地域保健所の協力が大きなバックアップになったとのお話でした。保健福祉部の皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。さらに今朝一番には薩摩川内からもグリーンツーリズム振興に向けた実効性ある具体的な取り組みについてお話も聞いたところです。地域先行の時代です。ツーリズムの種蒔き人(大げさでしょうか?)として県内各地で語って参りましたが小さいながらも芽が出始めた思いです。地域の皆様、本当にありがとうございます。引き続き前に前にお進みください。小さな成功事例の固まりが新しい観光かごしまの本物の力です。他律的観光に持続性、発展性はありません。

お別れ 4月1日以降新しいプロデューサーが着任されます。経験も長く、鹿児島のことは私よりはるかによく分かった方です。今後のコラムにどんなストーリーが展開されるか、わくわくドキドキ、皆様と一緒に期待したいと思っています。皆様、本当にありがとうございました。

                                                     

                                                                                   

 

                                                                                                           其田秀樹

 

 

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