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桜前線と旅行

平成21年2月23日

知覧 桜1 桜の花は、日本人が最も好きな花のひとつであり、昔から多くの歌人が詠んでいます。 六歌仙の一人である「在原業平」は、「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」と、情熱の歌人「与謝野晶子」は「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」と桜の美しさを詠んでいます。また、「渡辺淳一」の「桜の樹の下で」など桜を題材にした小説もたくさんあり、また、文部省歌や歌謡曲、学校の校歌にも取り上げられています。

日本各地に桜の名所は多くありますが、「弘前城の夜桜」、「福島県三春町の桜」、「岐阜県の根尾村の薄墨桜」、「伊那市の高遠城址公園の桜」、「大阪造幣局の桜の通り抜け」、「阿蘇一心行の桜」は必見の価値があります。県内にも「大口忠元公園」や「横川の丸岡公園」、「知覧の平和公園の桜並木」、「甲突川河畔」などが有名です。

知覧桜2 3月になると、気象庁が全国の桜の開花予想を発表します。桜は日中の温度差でその開花日が変わるため、旅行エージェントの企画担当者にとっては、桜の鑑賞ツアーは神経をすり減らします。桜の開花は、3月下旬の九州、四国から始まり、5月下旬の北海道まで続きますが、桜前線を追うように桜のツアーも北上していきます。2ヵ月間に渡り花のツアー企画ができるのも、桜だけだと思います。

これほどまでに日本人を惹きつける桜の魅力とはなんでしょうか。冬の寒さに耐え、土筆が芽を出す頃美しくぱっと咲いて、1週間ぐらいですぐ散る桜の姿は、日本人好みといえます。鹿児島では例年4月の上旬に開花し、入学式や入社式など節目の時期に重なるため、アルバムに思い出を残している人も多いと思います。

また、桜の木の下で、花見しながら飲むお酒を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。欧米では公共の場所では、お酒を飲む習慣はなく日本ならではの文化です。 今年は県内の桜の名所を訪ね、地域産品に触れることで、鹿児島の魅力を再確認する機会にしてはいかがですか。

プロフィール

奈良迫プロデューサー
鹿児島県
観光プロデューサー
奈良迫 英光
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