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「外国人の旅行中のマナーに学ぶ」 〜観光プロデューサーズコラム〜


                 2010年4月26日

         鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫 英光

            

  先日、朝R0014018.jpg日通から電車に乗った時、ガイドブックをもって市内観光をしている、アメリカ人観光客5人に出会いました。座席は埋まっていましたが、次のいづろ電停で、お年寄り2名が乗ってくると、座っていた5人がさっと立って席をゆずりました。お年寄りは何度も頭を下げてお礼を言っていました。さすがに旅のマナーを心得ているアメリカ人だと感心しました。外国人の多くは、公衆の場では騒ぐことは慎み、エレベエーターの乗り降りでは、レディファーストを実践するなどマナーをきちんと守ります。やはり小さい頃からの教えの差ではないかと思います。 

 若い頃団体のお客様を連れて、海外の添乗を数多く経験しました。ハワイの「ポリネシアン文化IMG_0422.jpgセンター」で日本人の旅のマナーの悪さを目のあたりにしたことがあります。日本から来た多くの観光客が、「写真撮影は禁止」となっているのに、ショーが始まると一斉にフラッシュをたいて写真撮影を始めました。さすがにアメリカ人観光客はたまりかねて、抗議のブーイングでした。日本人のマナーの悪さに辟易した思い出があります。 

 マナーの悪さについては、バスや電車の車中でよくみられる光景です。座席に通学の鞄をおいて占領し、まんがの本を読んだり音楽を聞いている学生を見かけますが、年寄りや妊婦さんが乗ってきても、見知らぬふりをしています。注意すると暴言を吐く生徒もいますが、多くの人は素直に従います。やはり家庭での躾が大事だと感じます。 

 また空港からの高速バスでもよく経験することですが、特に最終バスは混んでおり、先に乗車した人が荷物を窓側に置いて他の客が座席に座れないようにしているため、後から乗車した人はおろおろするばかりです。満員に近づくと運転手に催促されて、ようやく荷物を動かし、座席を空ける人がいますが、後から座った人は気まずい気持ちP1000821.jpgになります。広くゆっくり座りたい気持ちは誰でも一緒ですが、混んでいるときは席をゆずる寛容な気持ちが必要ではないでしょうか。体の大きい外国人にとっては、空港バスは窮屈に感じていると思いますが、荷物は乗車時に下のトランクに預け、座席にきちんと座っており、他人に対する気配りやマナーが徹底しています。 

 先程日本人の海外旅行先でのマナーの悪さを指摘しましたが、そのことが大きな問題を引き起こすことがあります。シンガポールでは、ゴミの投げ捨てやつばを道路に吐いたりすると罰金となります。また、アメリカのホテルでは、禁煙ルームでたばこを吸って匂いが残ると、後に宿泊する人がたばこのにおいがすると訴え、ホテルから多額の清掃代金を請求される事になります。 

 ところで景観の保護についても、日本の取組はまだまだと感じます。カナダのバンフ国立公園に行く2010042600134813462.jpgと、ゴミはもちろん看板もほとんど見られません。ハワイのワイキキビーチは、いつ行ってもきれいに清掃されていますが、ボランティアの団体の人々が、早朝掃除や定期的にゴミ拾いをしていることを、日本人の観光客はほとんど知りません。常に景観や環境保護に努めている姿がそこにあります。  

 鹿児島の屋久島は世界自然遺産登録の島ですが、登山者のし尿処理問題が課題となっており、経費の負担も大きなネックとなっています。行政やガイドさんの指導にも限界があり、一人一人の登山者の意識が向上し、島の自然を守るという立場でゴミの持ち帰りや携帯トイレの持参など、環境を守るための行動を徹底させないと問題解決にならないと思います。屋久島は環境を大切にしているという取組が、屋久島の価値を高め、世界的な観光地として認知されると思います。 

 来春3月には九州新幹線が全線開業し、多くの観光客が鹿児島を訪れます。外国人もこれから大幅に増加すると思います。外国人の旅のマナーに学び、地域でのおもてなしの心を醸成し、温かい気持ちを持って観光客を迎えたいものです。 

「奄美群島への船旅のすすめ」 〜観光プロデューサーズコラム〜


               2010年4月19日

          鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫 英光

 奄美群島CIMG0190.jpgは、鹿児島の南方380〜580キロメートルの海上に点在し、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の8つの島があります。世界的にも稀な亜熱帯性降雨林をはじめ、温帯林の特徴を残す山地林から河口域のマングローブ林、熱帯性植物からなる海岸植生、砂浜からサンゴ礁までバラエティーに富んだ景観美を示しています。
鹿児島から奄美群島へは、奄美大島(名瀬港)〜徳之島(亀徳港)〜沖永良部島(和泊港)〜与論島(与論港)〜沖縄航路に毎日、喜界島(湾港)〜奄美大島(名瀬港・古仁屋港)〜徳之島(平土野港)〜沖永良部島(知名漁港)航路では、知名漁港までが週2便、平土野港までは3便運行されています。
 

 先週沖縄航路を2010041811114814055.jpg運行しているマリックスラインの、20周年記念の2時間余りの錦江湾クルージングに参加しました。船内では、操舵室、客室、キャビンの見学の他、島特産品の販売、島唄のライブや八月踊りの実演などがあり、500名余りの乗船者を楽しませてくれました。これからも1年に2〜3回程度このようなイベントを開催することで、船旅に興味を持つ人が増えるのではないでしょうか。 

 小生がはじめて奄美に行ったのは、今から40年前の大学1年生の夏で、クラブの合宿がきっかけでした。当時は第2010041811163514397.jpg一次離島ブームで、奄美の島々には多くの若者が押し寄せ、1500トンクラスの船は、デッキまで人があふれていました。佐多岬沖に出ると船は揺れだし、寝ていても左、右へと体が動き船酔いに悩まされた思い出が残っています。明け方名瀬港に着くと、「島育ち」や「島のブルース」のメロディーが流れ、港は多くの出迎えの人で賑わい、南国の島に初めて降り立った時の、人々の温かさが忘れられません。
 
当時日本最南端の与論島には、都会の若者が連日押し寄せ、干潮時に姿を現す百合が浜の美しさに感嘆の声をあげていました。 

 現在就航している船は、フィンスタビライザー(横揺れ防止装置)が設置され、外洋に出ても揺れはだいぶ少なく感じます。船内には大浴場もあり、だれでも利用でき、上等級の部屋には、浴室やシャワールームが設置され快適な船旅が楽しめます。また船室はかつては大部屋が主でしたが、小規模の部屋が多くなり、グループにも適応できる配慮がなされています。島伝いのゆっくりした船旅にも適していると思います。 

 とこ2010041811341314655.jpgろで、大陸、琉球、日本文化の接点に位置した奄美の島々には、多彩な伝統文化、風俗、歳時、食文化などが残り、旅人を楽しませてくれます。伝統的祭りである八月踊りは、太鼓のリズムに合わせて唄い、額に汗して笑顔で踊るシマンチューのパワーを感じる踊りで、観光客も踊りの輪にすぐ入ることができます。また、各島に残る島唄は、集落に伝わる物語を唄にしたもので、由来を聞いた後で聞く唄にいっそう興味が湧いてきます。  最近都会から移り住み、島唄を勉強している人がいるとのことで、後継者不足で悩む島の人々にとっては朗報です。島には長寿の人が多く、集落を訪ねて伝統食や暮らしぶりを知るのも、島ならではの観光の魅力です。  

 九州新幹線が全線開業すると、奄美の島々に行く人が増えると予想しています。博多・180px-Kyusyushinkansen_type800_shinminamata_1.jpg鹿児島中央駅間が1時間20分となり、午後博多を出て、夕方鹿児島から船に乗ると、翌朝には名瀬港に着きます。島へ観光客を呼ぶためには、島々の魅力発信と、新幹線と船旅をセットにした割引切符の導入が不可欠です。奄美の島々は、手つかずの自然が残る貴重な島であり、都会の人にとってはまさに秘境です。全国的にはまだまだ知名度が低いので、旅番組でそれぞれの島の紹介したり、地域の生活・文化を伝えることが誘客につながります。航空機での輸送には限度があり、船の利用促進が島の活性化につながります。美しい海、原生林、伝統的文化の残る島に多くの人々を呼びたいものです。 

 参 考 
 
?しま旅 鹿児島県観光連盟 
 ?かごしま船物語 鹿児島県企画部交通政策課 
 

 
 
最後に昭和44年当時、離島ブームの中で若者の間で流行していたズー・ニー・ヴーの「白いサンゴ礁」の歌を紹介します。阿久悠さんのデビュー作といわれています。         

  白いサンゴ礁 作詞: 阿久 悠  作曲: 村井 邦彦   

     青い海原 群れとぶかもめ 
     心ひかれた白い珊瑚礁
      
     いつか愛するひとができたら
      
     きっとふたりで訪れるだろう
      
     
     南の果ての海の彼方に
      
     ひそかに眠る白い珊瑚礁
      
     まことの愛を見つけたときに
      
     きっとふたりで訪れるだろう
       
     
     南の果ての海の彼方に
      
     ひそかに眠る白い珊瑚礁
      
     まことの愛を見つけたときに
      
     きっとふたりで訪れるだろう    

「プロデューサーズコラム100号にあたり」 〜県観光プロデューサーズコラム〜


                                 2010年4月12日

         鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫 英光

 

         

 2008年の4月に、2代目の観光プロデューサーに就任して2年が経過しましたが、就任201004120013313160.jpgの翌月から始めた「プロデューサーズコラム」が、本日で100回目となりました。これまでご支援・ご指導いただいたことに対し心から感謝いたします。 

 これまでコラムで扱った項目や、今後の課題と取組について述べてみたいと思います。鹿児島、指宿、霧島、南さつま、薩摩川内、志布志、曽於、出水、南九州、日置、いちき串木野など、各市の課題について36回取り上げ、観光振興の重要性、地域資源の活用策や地域連携、情報発信の手法等について述べてきました。各市とも地域資源を活用した商品づくりやパンフレット作成など前進していると感じます。しかしながら、商品造成後の販売促進のための宣伝手法については、浸透力が弱くしかも自分の地域だけでのPRが多く、広域で連携して取り組むことの重要性を強く感じています。またどの層にPRしていくのか不明確であり、きちんとしたマーケティングに基づき情報発信することが、地域を売ることに繫がると思っています。消費者の目線に立っての取組が求められています。 

 次に、「人材201004120007123162.jpg育成」と「おもてなしの心の醸成」への取組です。これまで観光人材育成塾を2回開催し、2年間で約100名の方々に受講していただきましたが、多くの受講者が各地で体験メニューづくりや地域のリーダーとして頑張っておられます。昨年開催した「かごしまよかとこ博覧会」では、中心となって活動しているメンバーもおられ、人材が少しずつ育っていることを感じます。地域づくりでは、中心となる人の存在が不可欠であり、これからも最重要課題として人材育成に取り組んでいきたいと考えています。また、おもてなしについては、観光従事者の教育研修の必要性、感動体験、接遇の事例等を紹介してきました。旅先の評価は、まさに人のおもてなしの態度で左右されると思います。観光客を温かく迎え、リピート客をつくれるよう啓蒙していきたいと思います。 

 最近取R0012686_1.jpgり上げる機会が多くなったのが、グリーンツーリズムと地産地消への取組強化です。グリーツーリズムは、教育旅行を中心に増加傾向にあり、九州新幹線開業後には誘客の大きな目玉になると考えていますが、課題も残されています。受入にあたっては、民宿の営業認可を受けている施設は少なく、民泊体験として受け入れているのが実情であり、ガイドラインをきちんと守ることが重要なことです。また地産地消については、食の安心・安全への高まりとともに、道の駅等の人気が高まってきました。農業県鹿児島にとっては、地元産品の消費拡大は、当然かつ必然的なテーマであり、これからも推進しなければならないテーマです。観光客に「本物。鹿児島県」の産品を触れさせる機会を増やすことが、販売につながり、経済効果をもたらします。 

 最近201004112338501749.jpg脚光をあびている着地型観光への取組強化も提案してきました。旅行のスタイルが団体から個人に変わり、周遊型の旅行が減少し、地域での体験・交流・滞在という新しい旅行が増えています。それに対応すべく地域では、体験メニューの開発が求められています。地域の人が主役になり、地域の隠れた素材を商品化することで、今まで日の目を見なかった場所に観光客が足を運ぶことが多くなっています。昨年度5箇所で開催された「かごしまよかとこ博覧会」の成功事例では、地域の人が頑張り、地域の活性化に一役買ってくれました。今後持続的に観光客に来てもらうためには、情報の発信、予約態勢の確立、人材の育成、地域間のさらなる連携が必要になると思います。今年も多くの箇所で新たな着地型メニューが造成されることを期待します。 
P1010434.jpg
 
鹿児島の売りである離島の観光振興についても、取り上げてきました。鹿児島県は南北600キロに及び、28の有人の島にそれぞれの島特有の自然と文化が残り、旅人を魅了します。しかしながら、どの島も人口の減少、過疎化が一段と進み、地域の活力が低下し、交流人口の拡大が求められています。島に来た観光客が感動するのは、島のあるがままの自然、人々の生活・文化にふれることであり、田舎の原風景にこだわることが大切と感じます。長寿の人と語り、島唄を楽しみ201004120002242264.jpg、島の食を提供することなどが、おもてなしにつながります。今島という不利性を乗り越えて、有利性に転換する取組が必要です。 

 その他、環境や景観保護の重要性、教育旅行や外国人観光客誘致の取組なども提案してきました。また、南北に長く、しかも大隅半島と薩摩半島に分かれている鹿児島県の位置を考えると、域内観光の推進も大切なことです。県民が鹿児島の良さを知り、県外の人に伝えることが、PR効果をもたらします。  

 九州新幹線全線開業まで、1年足らずとなりました。新幹180px-Kyusyushinkansen_type800_shinminamata.jpg線は、時間短縮効果をもたらしますが、だまっていても観光客が来るというのは、安易な考えであり、決して「魔法の杖」ではありません。誘客について積極的な仕掛けが必要です。開業効果を県内全域にもたらすためには、地域が連携し総力戦で望む必要があります。これからも様々な観点から、問題を提起し、コラムで発表していきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

「薩摩川内市の観光振興について」 〜観光プロデューサーズコラム〜


                                          2010年4月5日 

           鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫 英光               

            

 桜の満開2010040422305314580.jpgの便りが聞こえる季節となりました。鹿児島県は日本列島の南に位置しながら桜の開花は九州では遅い方になります。先週、入来武家屋敷の見学の後、藺牟田池に行きましたが、池の周辺の桜の下で、観光客が花見に興じていました。藺牟田池は、ラムサール条約湿地に登録されておりますが、池に生息しているベッコウトンボは絶滅の危機にある貴重な昆虫です。昨年来の小雨で池の水が少なくなり心配されましたが、現在水位は7割程度までに回復しており、関係者はほっとしていることだろうと思います。湖畔のリゾートホテルいむた「いこいの村いむた池」の支配人の話によると、週末は満員の日が多く、スポーツ合宿なども増えていると明るい話を聞きました。県民に意外と知られていない場所だと思います。ホテルの露天風呂は池を望む絶景の場所にあり、掛け流しでゆっくりとした時間を過ごすことができると思います。

  ところで、来春の3月に九州新幹線が全線開業しますが、川内駅は終着駅鹿児島中央に近く、お客様が素通りにするのではないかと懸念されており、受け皿づくりが急がれる地域であります。川内駅で観光客を下車させるために、街づくりについて2010040422261014167.jpg講演をする機会に恵まれました。日頃小生が考えていることについて述べてみたいと思います。 

 はじめに重要なことは、旧川内市内の中心街の活性化です。国道3号線が走るメインストリートは、シャッターの閉まっている店が目立ってきました。高速道路の開通、郊外に大きなショッピングセンターができたことや、少子高齢化が進み日常的に町に出かける機会が少なくなっていることなどが大きな要因と考えられます。やはり新幹線の駅を中心に、賑わいの創出が求められており、市の中心を流れる川内川の利用促進が重要と思います。 
 
川内川河畔に四季折々の草花を植え、市民が出かける場所をつくり、市中に人が流れる仕組みが必要です。
 また、河畔を利用し名産の竹を利用した灯りのイベント、春にはこいのぼりを泳がせるなど、新幹線から眺める情景が「おやっと」と思わせる仕掛けを作ることで、下車してみたくなる駅になるのではと思います。川を活用したボート、カヌーなどのス2010040422363614580.jpgポーツイベントを積極的に誘致することも必要であり、最近鹿児島大学のボート部の練習場の基地に決まったことは、朗報です。川内まごころ文学館には、有島3兄弟の文学、絵画の資料や総合雑誌「改造」を創設した山本實彦と交友のあった著名な文学者の資料が多く展示されており、愛好者にはたまらない施設です。県民にも認知度が低く、PRが不足しているのではないでしょうか。
また、丸武産業は、時代劇の着用甲冑シェア90%以上の製造を行う現代に甦る甲冑工房であり、日本一の企業です。経営している「川内戦国村」と一緒に宣伝することで、歴史フアンを呼べるのではないかと思います。市の郊外に位置する?城温泉は、西郷隆盛が好んだ温泉として知られていますが、看板やのぼりを無くすることなどで昔の風情を保ち、秘湯としての魅力を発信することが求められます。

  薩摩川内市の西に位置する甑島は、市が誇る最大の魅力ある観光地です。ウミネコの繁殖地、長目の浜、トンボロの景観、鹿島の断崖、鹿の子百合の自生地、玉石垣の武家屋敷通り、ナポレオン岩など景勝地が多くあります。10数年後に全島が橋で繫がるまでは、島間の移動は船に頼らざるを得ません。串木野港から高速船と定期船が就航していますが、新幹線と結びつけ、観光客がいかに行きやすくすることができるかが課題です。また入込客については港で集約され、島内の観光についてワンストップで予約が完了する仕組み作りが必要です。伝統的行事の「トシドン」は、2009年鹿児島県として初めて、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。一方では島の魅力が知られていないので、CMやテレビドラマの舞台として売りだすこともPRの方法です。漁業体験など着地型のメニューが充実しており、教育旅行の誘致にも力を注ぎたいものです。 

 その他、「2010040422341314563.jpg東郷文弥節人形浄瑠璃」はエージェントと連携し、コースに組み入れて鑑賞できる機会をつくり、出番を増やすことが後継者養成につながります。入来や甑島の武家屋敷は、県内に残る知覧、出水、蒲生、志布志などの武家屋敷と一緒に宣伝パンフをつくることで、PR効果が図られると思います。市比野温泉は、かつては鹿児島市の奥座敷として栄えました。観光のスタイルが、団体から個人にシフトしており、田舎の良さを売りに体験型のメニューを充実し、近隣の市町村からの誘客やスポーツイベントの開催などで宿泊者を増やすことが大切です。 
 
 
市全体の2010040422332114515.jpg取組として、グリーンツーリズムの推進やコンベンション、スポーツキャンプの誘致、マラソンやウオーキング大会等を開催することで市のイメージアップを図り、誘客に繫げなければなりません。沿線の魅力豊富な肥薩おれんじ鉄道との連携も重要です。
 
駅から観光地までのアクセスの整備も急がれます。市の旬の情報を、メディア、キャリア、エージェント等にきちんと発信できる人間関係づくりも大切です。

  今までの新幹線開業では、時間短縮が逆効果となり、終着駅の前の駅は苦戦を強いられています。新幹線全線開業という100年に一度のビッグイベントを、地域の活性化につなげる最大のチャンスです。観光客が行ってみたいと思わせる仕掛けが必要であり、持続的な観光地づくりが重要です。今後の取組を期待するとともに、観光連盟でもPRに努めていきたいと考えています。