長島町でのラクレット!
18日は長島町で獅子島航路活性化の会議があったので3号線沿いに車を飛ばした。途中阿久根の手前の民家に突然タイの国旗が翻っているので戻ってみると何とタイ古式マッサージの店だった。好奇心もあって玄関を開けるが鍵がかかっていて不在の様子。でも何でこんなところで店開いているんだろうか。ちなみに70分¥3,500だから悪くはない。機会あれば試したいと思いながら長島へ向かった。
会議が終わり翌日旧長島町で開催予定のラクレット研究会の件で役場の方との打ち合わせをして図書館を覗くとこれまでにない活況!お母さんと子供が絵本を読んでるし、おばさま方も本を読まれてる。係の方に挨拶してるとおばさま達が明日のラクレット作りに参加するんだと言われ、料理の本を手元に置いて事前勉強中だとか。
さて翌19日朝9時過ぎに今日の料理人吉田氏が到着。彼はヒルトンの総料理長も長く、その後欧州での経験も豊富でラクレットもよく知ってる達人。先ずは私が開催の趣旨を語り、若い女性陣に人気のある料理であること、これを使った仕掛け作りは今北海道でも準備中であること、海の幸と野の幸を使った新たな長島の売り込みのヒントを長島町の皆さんが探すきっかけ作りが目的であるとお伝えした。
事前に食材については100%地産地消を原則にしたいと役場にもお願いしていたので前日には役場の方と一緒に島の新タマネギも買ってきたが並んだ食材は柑橘類も豊富だし、ホタテに似た2枚貝のヒオウギ貝の自然の色には驚いた。勿論特産のブリ(鰤王)も3枚におろして準備してあった。
先ずは今日のメインのラクレットに使うその名もラクレットチーズを細かく切って貰う作業を数人で分担、そのまま試食して貰ったがそのままでも結構旨いチーズだ。次に柑橘類を使ってドレッシングを作り、これに長島町で作る醤油を加えて味を調えた。次にブリの
カルパッチョを作り、裏の加工場で蒸したジャガイモの準備ができた段階でいよいよラクレットチーズを溶かし始めた。本当は専用の機械もあるんだが今日は敢えて使わない。このラクレット、芋もチーズも熱々でなければ駄目だ。だから本場でも小皿で数回おかわりして食べる。チーズができあがって即試食に入ったが黒胡椒の粉をちょっと振ると味が一層引き立つ。若い方々を中心にこんな料理があったのかという声も上がり、おかわりも続いた。私もジャガイモを盛る作業に多忙でこのラクレットの写真を撮らなかったのが悔やまれる。この前後ブリのカルパッチョも大皿4,5枚に載せて食べて貰ったが好評ですぐ無くなった。
最後の料理は例のヒオウギ貝で、活きのいい貝を開いて中身を取り出し、そのままフライパンでニンニクと
油で炒め、これにヒオウギ貝から出たスープを煮詰めて味を調えた。大皿に島産の天然アオサと千切りにして炒めたタケノコをベースに敷き、その上に熱々のヒオウギ貝を載せ、皿に煮詰めたスープをかけたこの料理、取材の報道関係者から料理名を聞かれたが私には分からない。でもすごく美味しかった。準備して貰った食材を全部使いたいとの吉田料理長の思いから生まれた創作料理だ。
この後意見交換会に入ったが観光協会長からは是非もう一度やって欲しい。ラクレットを長島町の宿での1品にできるだろうかとの声もあった。吉田氏も長島は海の幸が看板、ラクレットはこれに新たな魅力を添えるものであること、また私からこの料理はどちらかと言えば美しい風景を愛でながらのイベント用の料理
の方が似合うこと、とにかく熱々の状態をどう保つかが大切であること、芋煮会などの名前では人はこっちを向かない、島に域外からの人々を呼ぶきっかけになる料理であることを説明して皆さんで今後どう活用するか検討して欲しいとお願いして終えた。始まったら忙しい作業の連続で吉田氏もお疲れの様子だったが私的には面白いイベントだったと考える。


尚今回昼食を志布志市の