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2008年6月23日
新大隅青年会議所の6月例会に招かれ、「地域ブランドの流通」について、皆様と議論しました。
ブランド(BRAND)とは、もともと羊などの家畜に押す「焼印」(BURNED)に由来しており、他人の羊と区別するために使われ、現代では他の類似品との違いを明確にするために使われています。生活者が他との比較において優位性を認める記号であり、かつその記号に象徴される世界観であると定義されています。
ブランドはそれを利用する人たちがその価値を認め、広がりを持つものであり、認証マークやネーミングを作ったからといって、ブランドになるものではありません。
また、地域ブランドとは、地域で作られる産品と地域そのものがお互いの相乗効果で優位性を発揮し、他との差別化が図られたものです。
九州において黒川温泉や湯布院は、公共空間が創造され、飽きないまちづくりなっており、多くの観光客の支持を得ています。そこで生み出される商品は、地域イメージとの相乗効果でブランド化することが、やりやすくなります。
そこで大隅地区が選ばれる地域になるためには、地域発の商品やサービスを開発して、他にない独自性や優位性を発信しなければなりません。
地域産品をブランド化していくため、第一に地域内で商品をどのように流通させるかです。まず足元を固める必要があります。流通経路・販路の開発に「道の駅」や「飲食店」、「ホテル」等など多様なチャネルを使うのも方法です。
また商品を必要としている層に、情報をどのように伝えるかが肝心です。コアの人にコアの情報を伝えることが販売誘引効果をもたらします。専門誌でPRするのもひとつです。
今消費を引っ張っているのは女性です。女性を第一に考えたマーケット戦略も必要です。
女性は常に本物を求めており、納得すれば口コミで評価は伝わります。
売り方では販売のセミナーを開催し、商品の良さを直接説明し、応援団を確保することが固定客につながります。
大隅地区の「お茶」「マンゴー」「うなぎ」「ハモ」「ちりめん」は、品質に優れ全国ブランドになりうる産品です。まず地元で愛される商品として育て、さまざまなルートで販路を拡大していくことが、ブランド化につながると考えます。生活者の心の中にフィットすることが、肝心な点です。
参考資料 地域ブランドづくり事始 (KNT発行)