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指宿(いぶすき)と言えば、昭和30年代から40年代にかけては、新婚旅行のメッカだった場所。 その温泉観光の目玉が砂蒸し温泉。これが指宿の温泉の代表的なイメージとなっているが、そのほかの温泉も個性にあふれ、魅力いっぱいだ。地名は、天文12(1543年)の方柱板碑に「湯豊宿」と刻まれており、江戸時代には歴代の藩主も湯治に訪れていた。 また幕末や明治維新後には、西郷隆盛も湯治したという歴史がある。 泉源だけでも約800ヵ所以上、掘れば掘るほどその魅力が湧き出てくる指宿へ出掛けよう。
建物は2つあり、年間契約者向けと一般客向けとある。壁沿いの浴槽は歩行リハビリ用でもあり、かなり深い。おそらく公衆浴場では鹿児島県内随一の深さだろう。
阿蘇の溶結凝灰岩の石風呂や信楽焼の大型陶器をそのまま湯船にした陶器風呂などがあり個性的。内湯には露天もあり、畳敷きの休憩スペースもある。
湯守のお婆さんにぐっときて、常連しか分からない男湯と女湯の入口の違いにまたぐっとくる。年期の入った脱衣箱に体重計、天井の湯気抜きとどれをとっても味がある。
宇宙船が着陸したおうなこの建物は、地元出身の著名な建築家、高崎正治氏によるもの。浴室内のデザインも素敵。水着着用の多目的浴室もあり、いろんな楽しみ方ができる。
摺ヶ浜の裏通りにあり、懐かしさ漂う入口やこぎれいな浴場も好感が持てる。近くにある若宮神社は、あこうの木が境内に育ち、独特の雰囲気を醸し出している。
砂蒸しの元祖と言いたくなるのがここ。潮の干満によっては、波打ち際でも砂蒸しが体験できるので、問い合わせてでかけるのが通の楽しみだ。
たどり着く直前の風景に感動。海岸を目指すと、海岸と山と俣洲と呼ばれる島がスパッと目に入る。美しい。砂蒸しは、独特の砂圧と温度。もちろん開聞岳も見える。
広々とした浴槽から見える開聞岳、東シナ海はもちろん、ソテツの自生北限地の一つである竹山が見えるのも面白い。湯と景を楽しみ、幸せになろう。