温泉を訪ねて出掛けた町。
湯を楽しむのはもちろんだが、せっかくだかぶらりぶらりと散歩するのもなかなかいい。
温泉のある町は、味わいのある建物や不思議な魅力を持つ路地など、通り過ぎても思わず振り返ってしまうような心に残る風景があちこちに隠れている。
そんなまちなみ散歩を楽しむのにぴったりの魅力溢れる温泉を紹介しよう。
 
 

川内高城温泉 せんだいたきおんせん

北薩エリア

薩摩川内市湯田町 ホテルマル善

 
江戸後期の地誌「三国名勝図会」によるとこのあたりには二ヶ所温泉があって、諸病を癒すことから湯治客が絶えなかったという記述がある。
時代ごとに「湯田温泉」、「湯之元温泉」などと、呼称にも変れきが見られる。
ここの温泉の魅力は、長い歴史もさることながら、一番に上げられるのが周囲にまちなみの味わい深さ。
数軒の湯治場を中心に、竹細工の店、生活用品の揃う雑貨屋、酒屋と通りを囲む建物の連なりは不思議とほっとさせる懐かしさにあふれている。
あえて小道に足を踏み入れ、少し迷ってみるのも楽しい。
 

▲温泉街のメインストリート。
曲がり具合が微妙

▲西郷伝説をリアルな
マネキンで表現

▲懐かしい心地がするのは
間違いない。

 

電話: 0996-28-0062
[営]: 6:30〜20:00
[休]:

無休

入浴料: 250円
泉質: 単純硫黄泉
 
 

市比野温泉 いちひのおんせん

中薩エリア

薩摩川内市樋脇町市比野 町営下之湯公衆浴場

 
発見は宝永年間よりも古いとされ、また「三国名勝図会」にも名湯として紹介されている。
そうした泉質の良さもあって、特に明治初期には鹿児島の奥座敷と称され、数多くの湯治客で賑わった。
どこか色気も感じさせる懐かしいまちなみは、その繁栄ぶりを今に伝えている。
市比野川沿いの坂道や家々が並ぶ路地は、独特の風景を楽しませ、最近では映画のロケ地にもなった。
 

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この街の路地に迷ってみるのは、
温泉に入る前?入った後?

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温泉街の横には城後川が流れる。
街中からは、滝も見える。

 

電話: 0996-38-1890
[営]: 6:30〜21:55
[休]:

第1・3月曜日

入浴料: 100円
泉質: 弱アルカリ性単純泉
 
 

湯之元温泉 ゆのもとおんせん

中薩エリア

 
温泉の始まりは、戦国時代といわれている。
しかし、浴場施設が整備されはじめたのは、江戸初期のことで、藩が直接湯治場の管理に携わっていた。
例えば、身分によって使用する浴場が分けられていて、「御前湯」「地頭湯」「坊主湯」「打込湯」と名付けられていた。
明治以降は鉄道(現鹿児島本線)の敷設に伴い、他地域からも多くの湯治客が訪れようになり、味わいのある街並が形成されてきた。
テーマパークなどで人気の高い「昭和レトロ」は、頑張って作らなくてもここにある、そんな心にくい街だ。
 

街中を用水路が流れる。かつてここは田んぼだったことがうかがえる。

 

電話: 099-274-2151
日置市東市来町商工会
 
 

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