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「福田美蘭展」 見たことのある見たことのない世界 開催中/霧島アートの森

開館10周年記念特別企画展 「福田美蘭展」 見たことのある見たことのない世界 開催中 10/8〜12/5
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 グラフィック・デザイナーの福田繁雄(平成17年度特別企画展開催)を父に持つ,見ることの本質を追究する作風で高く評価されている現代美術作家・福田美蘭の九州初の展覧会です。  福田は著名な名画やアニメのキャラクターなど誰もが知っているものを一つのコード(記号的要素)として捉え,卓越した表現技法で巧みに既存のイメージを保ちながら新しいイメージを作り上げていきます。  鑑賞者は作品を展観することによって,芸術の表現の広がりを感じるとともに,見ることの本質に気付かされます。   本展は,初期作品から最新作、著名人のエッセイの挿絵など約120点で構成します。

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福田美蘭展 作品クレジットと解説

[ 題名 ]ポーズの途中に休憩するモデル [制作年]2000 [解説1] 2000年1月、東京都美術館で開催された「モナリザ100の微笑」のために制作されたもの。モナリザのモデルは、フランシスコ・デル・ジョコンドの妻リーサと言われている。実在した人物の肖像画であれば、そのモデルにポーズをとらせ、実際に見て描いたことが考えられる。その場合、画家は必ずモデルに休憩をとらせるので、ポーズをとっている時のモナリザをみる眼とは違う自然な視点でレオナルドは休憩中の彼女を見ていた。その視界を、作家が想像してレオナルド風に描くという作品。オリジナルには以前、背景に左右、円柱が描かれていたので、この作品もそれに準じて円柱を描かれている。後ろに広がる風景はオリジナルの背景の幻想的な風景のイメージ。 [要約2] 実在した人物の肖像画であれば、ポーズをとっている時のモナリザをみる眼とは違う自然な視点でレオナルドは休憩中の彼女を見ていた。その視界を、作家が想像してレオナルド風に描くという作品。

[ 題名 ]聖家族 [制作年]1999 [ 解説 ] 身の回りの存在する版についての作品。美術史に大きな影響を与えたキリスト教の絶対唯一であるキリストのイメージを双子に描くことで、複製という問題を広義に考えたもの。

[ 題名 ]冷蔵庫
[制作年]1999
[ 解説 ]
鑑賞者はドアを開けて内部の作家のイメージした風景画を鑑賞出来る。日常の生活空間の中と、絵画を見ることとの間にある意識の違いを作品としたもの。外部と連ながる開口部のある囲まれた内部空間に絵画が存在するという非日常性が、絵画の持つ空想や幻想の豊かさに通じる。


[ 題名 ]石膏像・ガッタメラータ
[制作年]1999
[ 解説 ]
イメージのプリント。石膏像の一部分を、像からのイメージにしたがって彩色した立体。オリジナルの彫刻よりも認知度の高い石膏像との関係からコピーについて考えた作品。


[ 題名 ]旭日静波
[制作年]1994
[ 解説 ]
日本では、昇る朝日を赤い丸という抽象的な記号に置き換えることで限りなく深い精神性を象徴してきたが、西欧の伝統の中でこの精神に一番近いものはハート形ではないかと考え、置き換えた作品。

[ 題名 ]Marker
[制作年]1994
[ 解説 ]
従来の絵画が持つべき素材としての条件をすべて外している現代の身近な素材であるマーカーペンを用いることによって、この材料そのものが「従来の絵画の成立」とは何かを考えさせるという点で、作品は成立すると考えられたもの。
 

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鹿児島県霧島アートの森
■住所 鹿児島県姶良郡湧水町木場6340番地220
■TEL 0995−74−5945
■URL http://open-air-museum.org/ja/
■開館時間 9:00〜17:00 (入園は16:30まで)
■休園日  毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
■入園料  一般¥800円、高大生¥600円、小中生¥400円、幼児無料

(海外誘致部 鹿籠六 貴子)