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「あまみシマ博覧会2013夏」レポート♪

鹿児島県は南北600kmにわたる、離島の多い県でもありますが、今回、奄美群島で行われている「あまみシマ博覧会」を体験するため、奄美大島へ行ってきました♪

鹿児島空港から約1時間で奄美空港に降り立った途端、眩しい陽射しと明るい景色が広がり、期待が高まります♪空港から車で北上し、「あやまる岬観光公園」へと向かいます。エメラルドグリーンの海が私たちを迎えてくれました!

あやまる岬2.jpg

看板の前で記念撮影♪あやまる岬は奄美十景に入っているんですね。

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奄美大島グルメと言えば、鶏飯!赤木名にある、「みなとや」さんへお邪魔します。

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鶏飯(けいはん)とは、鶏肉と卵、しいたけ、たくあん、ネギなどをのせたご飯に、鶏ガラで作った出汁をかけて食べる伝統的な奄美のお料理です。ヘルシーで美味しい、特に女性にはオススメの上品なお味です♪

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食事のあとは、シマ博プログラムの「亜熱帯の森 金作原原生林ツアー」に参加!
金作原原生林は奄美の代表的な亜熱帯広葉樹の原生林で、林内には、ヒカゲヘゴの群落や特別天然記念物のアマミノクロウサギをはじめ、ルリカケスなど多くの貴重な野生動物が生息する国有林です。観光ネットワーク奄美のガイド・水間さんの車で、奄美の市街地から約30分で金作原に到着です。

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入口付近に車を停めて、散策開始♪早速、ヒカゲヘゴの大木が目の前に現れます。
'ヒカゲ'ヘゴと言うだけあって、湿気の多い場所を好みますが、太陽の光を求めて幹は曲がって伸びるそうです。見上げると、ほとんど全ての木々の葉っぱが重なり合わないように広がっていて圧巻です!

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クワズイモを発見!'クワズ'なので食べられません。ここのクワズイモの葉っぱの辺りがいい撮影ポイントらしく、回り込んでみると...

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クワズイモの葉っぱが透けて見え、ヒカゲヘゴのシルエットも美しい何とも素晴らしい構図に!もっと素晴らしい写真が、こちらに載っています。

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車の侵入のために入口に切株が置かれていました。断面に植物が育っていて、まるでオブジェのようです。

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先ほどの道を通り、オキナワウラジロガシが自生する場所に到着。奄美大島以南の琉球列島に自生する常緑広葉樹で、この木は樹齢150年以上と推定され、高さが約22m、胸高直径が約1mもある大木です。板状根と呼ばれる立派な根が地表に這っていて、強い生命力を感じます!

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金作原原生林は、世界自然遺産の候補になっている奄美大島の自然を堪能するなら、外せないスポットです!ガイドの水間さんのお話を聞くことで、奄美大島の自然、そして奄美大島と大昔繋がっていた沖縄との関連性など、広く深く自然について学ぶことができました♪
木々は水を葉にも溜め、目に見えないミストを放出しているとのことで、猛暑もなんのその!みなさんも、この夏、体験してみませんか?あまみシマ博プログラムでの参加はこちらから。

次の日は、宇検村・大和村をめぐり、シマ博プログラムにも入っている、ナイトツアーに参加しました♪

うけん市場1.jpg

奄美市の市街地・名瀬から車で約1時間で宇検村へ到着。生産者の方のお名前がきちんと記されていて、安心・安全なお野菜が並び、他にも奄美のおみやげや、珍しい薬草茶、ハブ用の棒(!)もある、地域色が伝わるお店です。

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その「うけん市場」のすぐ近くに、開運酒造の工場があります。開運酒造は、黒糖焼酎「れんと」で有名で、今回は工場見学をしてきました♪

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案内をして下さった小田桐さんは、笑顔がとっても素敵です! 黒糖焼酎「れんと」は、製造当初から'音響熟成'を行っていることが特徴で、タンクの部屋ではクラシック音楽が流れています。音楽の振動で、焼酎の美味しさを引き出すのだとか。タンクに触ってみると、確かに振動しているのが分かります!

開運酒造(記念撮影).jpg

最後にみんなで記念撮影♪こちらの焼酎工場の見学はあまみシマ博プログラムに入っています。詳細はこちらへ。

次の目的地は奄美大島の最高峰(標高694.4m)の湯湾岳。宇検町役場の手前から、湯湾岳展望台に続く道路を登っていきます。車を止めて、展望台までは階段を上ってすぐです。焼内湾を臨みます。雨が降ったり止んだりしていたので、少し曇った景観でしたが、かえって神秘的!

湯湾岳展望台から1.jpg

開運酒造のお隣りにある「開運の郷」でランチをしたあとは、奄美群島観光物産協会の石原さんの案内のもと、宇検村と大和村のまち歩きを行いました♪

宇検村まち歩き1.jpg

看板がレトロで素敵な商店では、1歳くらいの小さい女の子がレジのお手伝いをしていて可愛かったです♪

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田検集落のバス停は、立派なガジュマルの木に見守られている、雰囲気のあるバス停です。

宇検村まち歩き3.jpg

次は大和村の今里集落のまち歩きをしました。陽が照ってきて、向うに見える海が色を放ち始めました。

奄美野生生物保護センター.jpg

名瀬市街地へ戻る途中、奄美の野生生物保護センターに立ち寄りました。近年、アマミノクロウサギの数が減って問題になっており、環境省を中心に色々な取組をしているそうです。奄美では車の速度制限のためにアマミノクロウサギの看板もよく見られます。

奄美野生生物保護センター2.jpg

奄美大島には国の特別天然記念物に指定されているアマミノクロウサギやルリカケスのほかにも、多くの貴重な固有種が存在し、その様子をビデオで学ぶことができます。

海洋展示館のウミガメ2.jpg

奄美市に戻り、海洋展示館へ立ち寄りました。入るとまず大きな水槽があり、魚やウミガメが泳いでいます。親子で泳ぐウミガメ。楽しそうです。

海洋展示館3.jpg

ウミガメへの餌やりをさせて頂きました。動きの遅いカメよりも先に魚が取りに来てしまうので、ウミガメの口のすぐ側へ投げるとうまくいきました。近くで見ると、とてもかわいい!

この日の夜は、「奄美の森のナイトウォーク・リスニングツアー」を体験!「観光ネットワーク奄美」の越間さんにガイドしていただきました。陽が沈む午後7時頃に出発し、奄美市から車で住用町へ向かいます。山に入ると、木々のざわめきやフクロウ、虫の声などが聴こえてきて、昼とは別世界のようです。もちろん、車のライト以外、周りには灯りもありません。

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私たちの目的はアマミノクロウサギでしたが、道々に、小さな生き物が動いています。車を停め、そっと近づいてみます。アマミハナサキガエルという、県指定の天然記念物です。

今回は台風の影響が少し残る中での山歩きだったので、ほとんど車でまわりましたが、普段は、半分くらいは車から降りて歩く、自然を五感で体感するツアーなのだそうです。 車から降りるときにドアの音がしてしまうと、生き物が逃げてしまうのでなかなかうまく撮れません(>_<)アマミノクロウサギをカメラに納めずに帰るわけには...と思っていた矢先!

アマミノクロウサギ2.jpg

いました!山の斜面にかわいらしいアマミノクロウサギが!撮ってくれと言わんばかりに、悠々と構えています。斜面の上の方にいたので、私たちが近寄ってこないと判断し、逃げずに留まってくれています。人間で言うと、小学校低学年くらいのウサギだそうです。

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このあと、リュウキュウコノハズクにも出会いました!大人でも体長が20cmのリュウキュウコノハズク、このツアー中もずっと鳴き声が聞こえていたのですがなかなか会えず、最後にやっと姿を現してくれました!しかもほぼカメラ目線!

他にも奄美の固有種のアマミイシカワガエルやアカマタ(ハブを食べるという蛇)やアマミヤマシギなど、森の生き物たちに沢山出会いました。夜行性の生き物が多い奄美の森を満喫する素晴らしい体験となりました!

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最後に、ガイドさんの案内で、住用のマングローブの周辺で見られるという珍しい花を特別に見せてもらいました。サガリバナというそうです。夜に咲き始め、満開になるのは10時~12時くらい、朝には散ってしまうのだそう。なんだか妖艶な感じがします。

24時間眠らない奄美の森を、五感で感じることのできる「奄美の森のナイトウォーク・リスニングツアー」シマ博ページはこちらです。

さて、最終日は、大島紬村に立ち寄り、シマ博プログラムのスタンドアップパドルサーフィンを体験してきました!

大島紬村1.jpg

写真は大島紬村に咲いていたハイビスカスの原種です。

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大島紬村では、製造工程を見学することができます。泥染の様子を職人さんが見せてくれました。泥染をすることによって、独特の風合いが出るほか、撥水の効果もあるそうです。

大島紬村3.jpg

細かい図面に、織の模様が描かれています。これをもとに、締機(しめばた)で綿の糸を織り込み、絞り染めの要領で模様の部分以外を染め、それをほどいて糸にしたものを織って、、という、その工程を聞いているだけでも大島紬の素晴らしさが伝わってきます!

大島紬村4.jpg

この精巧で緻密な柄と泥染の光沢がなんとも言えません。一度は身に付けてみたいものです!

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施設内には、奄美大島の伝統的な高倉の群倉(ぼれぐら)もありました。主に穀物を貯蔵するための倉庫ですが、奄美独特の建築物で建築史上の変わり種と言われているそうです。

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さて、このあと私たちはシマ博プログラムの「SUP(スタンドアップパドルサーフィン)」を体験しに行きました。台風の影響があり、開催が危ぶまれましたが、いつもの神の子ビーチではなく、芦徳ビーチで体験させていただくことになりました。

スタンドアップパドルサーフィン1.jpg

最初にパドルの操作方法の説明を受け、手伝ってもらいながら海に入ります!

スタンドアップパドルサーフィン2.jpg

奈良迫プロデューサーも見事なパドルさばきです!

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自称・運動音痴の私ですが、ターンの方法もマスターし、すいすい楽しめちゃいました!風の動きを感じながらパドルを操作するのがコツなんだそうです。

スタンドアップパドルサーフィン記念撮影.jpg

日本でもまだ珍しいこのSUP(スタンドアップパドルサーフォン)を今回ご案内いただいたのは、Kazboの福田さんです。奄美からSUPを広めていきたいと、精力的に活動をされています。今回の'SUPシマ博オリジナル入門編'は、小学生~ご年配の方までアレンジされているそうです!みなさんもこの夏、NEWスポーツSUPデビューしてみませんか!?
シマ博プログラムページはこちら

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今回あまみシマ博のプログラムを体験して、奄美大島の自然に沢山触れることができました。奄美群島はその昔、琉球とつながっていたことから、独自の生態が残っており、保護すべき固有種も多く存在することから、現在、「奄美・琉球諸島」として世界自然遺産を目指しています。
奄美の山に入って見て思ったことは、ここは人間ではなく、自然が主役なのだということ。自然の秩序の中に身を投じる時間は、思いがけない発見や癒しにつながるような気がします。

今回ご紹介したプログラムの他にも、あまみシマ博では島々の魅力を楽しむプログラムが満載です。詳しくは、あまみシマ博覧会公式サイトをご覧ください。

(2013年7月22日 総務部 北園)