トップページ > スタッフレポート

鹿児島発 広域観光周遊ルート(姶良コース) モニターツアー

 鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しており、6月9日に「鹿児島発 姶良方面ルート」のモニターツアーを実施しました♪

★鹿児島発 姶良方面モニターツアー コース
鹿児島中央駅→①重富海岸→②蒲生八幡神社・蒲生の大楠→③蒲生武屋敷散策→④フォンタナの丘かもう(ランチ)⑤山田凱旋門⑥龍門滝⑦龍門司坂⑧高倉展望所⑨世界文化遺産候補 寺山炭窯跡⑩世界文化遺産候補 関吉の疎水溝鹿児島中央駅

 一行はまず、姶良市の重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」へ。NPO法人くすの木自然館の浜本さんが説明を行ってくださいました。

1_なぎさミュージアム01.JPG

 錦江湾奥部は、平成24年に国内で初めて「海」を中心とした国立公園に指定され、霧島の国立公園と組み合わせた「霧島錦江湾国立公園」となったそうです。

1_なぎさミュージアム02.JPG

 重富海岸では多くの生物を見ることができ、なぎさミュージアムでは、錦江湾、重富海岸、生き物について学ぶことができます。

1_なぎさミュージアム03.JPG

 錦江湾の魚はかつて300種類といわれていたのですが、正式な調査後に1,200種類も存在することが分かったそうです。想像以上に豊かな自然が錦江湾には広がっているのでしょう。この水槽では、フジツボの食事風景を見ることができました。なかなか神秘的な動きをしていておもしろいです。

1_重富海岸(姶良市提供).jpg

 写真は晴れた日の重富海岸です。数年前から浜本さんをはじめ地域の方々が清掃を始めて、少しずつきれいになり、今の景色があるそうです。利用者は年々増えているのに海岸はますます美しくなっている。これこそ「人が利用することで保全される」という国立公園の考え方そのものですね。

 重富海岸から車で約20分、蒲生(かもう)地区を散策します。

2_蒲生郷01.jpg

 薩摩藩は、「麓(ふもと)」と呼ばれる武士集落を県内に配置していましたが、ここ蒲生は、二つの川に狭まれているので、川を外堀とした町割がされていたとのこと。かつて川内、出水方面へ行くための道だったのだそうです。

2_蒲生郷02.jpg

 武家屋敷通りにあるカフェ「ら・びゅー」は、あいらアゴ肉カレーやぜんざいなどを食べることのできる、ほっこりスポットです。お庭の見学もできます。そのほかに、蒲生支所の御仮屋門(県指定文化財)もあり、武家屋敷通りは雰囲気のある素敵なスポットでした。

3_蒲生の大楠01.jpg

 さて、武家屋敷を散策の後は、蒲生の大クスへ。大きな赤い鳥居の先の階段を上ると、正面に蒲生八幡宮、左手に大クスがあります。

3_蒲生の大楠02.jpg

 蒲生の大クスは昭和27年に国指定特別天然記念物に指定され、昭和63年に環境省の調査で「日本で一番太い木」として認定されました。この日は沢山の雨を受けて緑が輝き、水蒸気が神秘的な雰囲気をつくり出してました。

3_蒲生の大楠03.jpg

 この大クスは昭和60年に台風で大きな被害を受けたそうですが、町をあげて樹勢回復事業に取り組んだ結果、今のような元気な姿になったそうです。今でも毎年樹木診断が行われている、いわば人と共に生きる木です。

3_蒲生観光交流センター.jpg

 蒲生武家屋敷通りと蒲生八幡神社へ行く際は、観光交流センターに駐車するのですが 、センターにはお土産品はもちろん、大クスに関する展示もあります。蒲生紅茶や、手漉き和紙も販売されています。

4_フォンタナの丘かもう01.jpg

 お昼は同じ蒲生地区にある「フォンタナの丘かもう」にて。鹿児島県内産の有機野菜とお肉を使ったランチバイキングをいただきました。

4_フォンタナの丘かもう02.jpg

 「フォンタナの丘かもう」は4年前にオープンした木のぬくもりあふれる施設で、"健康の駅"です。温泉、お土産コーナーのほか、宿泊施設もあり、お部屋は全室ヒノキ風呂が完備されています。木の香りに包まれることで、快眠が期待できそうです!

5_山田凱旋門01.jpg

 次に向かったのは山田凱旋門です。日露戦争の勝利を記念して作られた国内に現存する凱旋門2つのうちの1つで、石造りの凱旋門としては国内唯一です。国の重要文化材に指定されています。石組みの美しさに、当時の山田地区の方々の想いを感じます。

6_龍門滝01.jpg

 山田地区から約15分、龍門滝(りゅうもんだき)に向かいます。この日の雨量も関係してか、大迫力の滝しぶき!龍門滝は、日本の滝100選に選ばれており、昔、唐の人がこの滝を賛美したことから名づけられたという話が残っているそうです。あじさいがいい場所に咲いています。

6_龍門滝02(よかとこ100選).jpg

 ふだんの滝の様子はこんな感じです。近くには遊歩道もあり、晴れた日は散策もできるようです。(写真はよかとこ100選より)

7_龍門司坂01.jpg

 龍門滝と道路を挟んで向かいに、龍門司坂(たつもんじざか)があります。

7_龍門司坂02(よかとこ100選).jpg

 龍門司坂は、加治木島津家が建設し、そのうちの約500mが現在も当時の状態で残されています。西南戦争の際、西郷隆盛率いる薩軍が大勢の人々に見送られて、この坂を通り、熊本に向かったといわれています。大河ドラマのロケ地にもなっています。(写真はよかとこ100選より)

8_高倉展望所01.jpg

 龍門司坂から約5分、さえずりの森「高倉展望所」へ。加治木市街地と桜島を一望できる絶景スポットです。曇り空で桜島はかくれんぼしてしまいましたが、ここの見晴らしの良さは、休憩にピッタリ!加治木ICから車で5分の穴場スポットです。

8_和尚さん饅頭.jpg

 さて、こちらでは、最近人気沸騰中の「和尚さん饅頭」をいただき、おやつタイム。黒糖味とラムネ味(!)がオススメとのこと。姶良市加治木町のかもだ通り商店街にある「お菓子の松栄堂」で購入できます。

 さて、一行は、最後の目的地「世界文化遺産候補地」へと向かいます。

9_寺山炭窯跡01.jpg

 寺山炭窯跡(てらやますみがまあと)は、集成館事業の反射炉・高炉・蒸気機関などの燃料となる木炭を作るための施設です。シイの木が沢山とれたことからこの場所にできたといわれています。じつは薩摩藩では石炭が採れなかったので、製炭法を学び、木炭を燃料としたそうです。地域資源を活用して近代化に取り組んだ薩摩藩の知恵と努力がうかがえます。

10_関吉の疎水溝01.jpg

 関吉の疎水溝(せきよしのそすいこう)は、集成館事業の動力のために、もともとあった用水路が工業用水用として再整備されたものです。凝灰岩によって狭められた川幅を利用し、勾配のある7kmの水路を通り、水車を回してエネルギーを生んでいたそうです。

10_関吉の疎水溝02(世界文化遺産課).jpg

 水の力はあなどれないようで、大砲の穴を開けるのにも水車が使われていたとか。既存の技術を用いて近代化に取り組む、いわば和洋折衷の形をとったことも、この産業革命遺産の特徴だそうです。(上の写真は鹿児島県世界文化遺産課提供のものです。)

9_寺山炭窯跡_02.jpg

 今回2か所の世界遺産候補地を案内してくださったのは、「かごしま探検の会」の東川隆太郎さん。世界文化遺産候補となっている「明治日本の産業革命遺産」は、①短期間で、②アジア地域の中で初めて自立的に(植民地としてではなく)、産業革命を成し遂げたことが評価されているとのこと。
 また、産業革命の要として重工業が主になっていますが、8県23箇所それぞれのストーリーに注目することが大切とお話しいただきました。

 歴史と自然が豊かな姶良コース、いかがだったでしょうか?みなさまのお出かけのヒントにしていただけますと幸いです♪

姶良市観光協会ホームページ >>

明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域 >>

その他の鹿児島発 広域観光周遊ルートについてはこちら
■ いちき串木野・薩摩川内ルート >>
■ 指宿発・南薩摩ルート >>
■ 指宿発・南大隅ルート >>
■ 霧島発・北大隅ルート >>
■ 鹿児島発・日置・南さつまルート >>

(2015年6月11日 総務部 北園)