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鹿児島発 広域観光周遊ルート(桜島・垂水・鹿屋コース方面) モニターツアー♪

 鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しており、11月25日に「鹿児島発 大隅方面ルート」のモニターツアーを実施しました♪

鹿児島発 大隅方面モニターツアー コース
鹿児島中央駅→①桜島フェリー→②桜島ビジターセンター→③千本イチョウ→④あこう並木⑤三清屋(ランチ)⑥かのやばら園⑦鹿屋航空基地資料館⑧荒平天神⑨垂水フェリー鹿児島中央駅

まずは、鹿児島中央駅から北埠頭に向かいます。

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さっそく桜島フェリーに乗船して、桜島港に向かいます。

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フェリーに乗り、船上から桜島に挨拶をしようと甲板に向かいました。朝日に照らされた桜島は眩しい光に覆われていて、思わず見とれてしまいます。

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フェリーと言えば、忘れてはいけない名物うどん。私は天ぷらうどんがお薦めです。

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15分ほどで桜島港に到着して、最初の目的地「桜島ビジターセンター」を訪れました。

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センターに入ると、ハイビジョンシアターで桜島の歴史を学ぶことができます。桜島は、ほんの百年前までは、錦江湾に浮かぶ島だったということ、また錦江湾に生息する生き物たち、身近な存在だけど意外と知らない事が多いと感じました。

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シアターを出ると、桜島のジオラマがあります。ジオラマの前でも、分かりやすく説明をしていただき、光で変わる桜島、桜島ならではの自然の美しさなど、あらためて知ることができました。

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館内には売店もあって、桜島の溶岩を使った商品が並んでいます。

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入口の横にはレンタサイクルもあります。自転車で桜島を1周することもできますよ。

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次に、センターの向かい側にある「溶岩なぎさ公園」に移動します。

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公園に入ると視界が一気に広がり、素足で歩きたくなるような芝生が一面に広がっています。

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芝生の先には、長~い足湯があります。長さ100mもあって、日本一だそうです。一度に何人入れるのでしょう?

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私も早速、足湯へ向かいました。靴下を脱いで裾をまくり、ホッと一息。

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そういえば、足湯に行く途中に無人販売所でミカンを買ったことを思い出しました。ミカンも甘くて最高です。

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甘いミカンを食べながら足湯につかり、目の前には雄大な桜島と穏やかな錦江湾。幸せなひと時でした。ぜひ、皆さんも足湯につかって、芝生でゴロリ。試してみてください。

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次の目的地、「千本イチョウ」に到着です。

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ここは、大隅の秋の人気スポットということで、垂水市長と中馬(ちゅうまん)さんが出迎えてくれました。

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「今年は台風の影響と暖冬により、例年より紅葉が少ないです」とのことでしたが、見渡す限りイチョウの回廊は圧巻です。

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イチョウの回廊をどんどん進んでいくと、まるで映画のワンシーンに入り込んでしまったかのような感覚です。「千本イチョウ」は3ブロックに分かれています。イチョウの回廊はAブロック、イチョウ並木はBブロック、イチョウの木々を見渡す丘のあるCブロックです。今回はAブロックとBブロックを歩きました。Cブロックは次回のお楽しみにしておきます。

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Bブロックの入り口には無人販売所があって、銀杏の実が売られていたので、今夜のおつまみに!買って帰りました。秋の贈り物はホクホクとして美味しかったです。

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 次の目的地までの間、バスの車窓からは「あこう並木」を見ることができます。

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お昼時。ランチは、楽しみにしていた鹿屋市「三清屋」でオーガニックバーベキューランチです。期待はさらに高まります。

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こだわり抜かれたオーガニック黒豚、平成27年3月に日本初のJASオーガニック黒豚の認証を取得したそうです。お肉は柔らかく、脂身は甘みがあって、お肉本来の美味しさを堪能しました。

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美味しいものを頂くと、自然と笑顔がこぼれます。

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満腹になった一行は、次の目的地「かのやばら園」に到着。8ヘクタールの広大な敷地に5万株のバラが咲き誇り、多くの観光客が訪れています。ガーデンは幾つかのテーマが設けられています。

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ガーデンに入ると、ガイドさんから花の色、香り、形など、鑑賞の仕方を教えていただきました。早速、花の香りを嗅いでみたら、様々な違いがあることに驚きました。

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開花シーズンには、もっと沢山の種類のバラが咲き乱れるそうです。(※写真はイメージです。)

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開花シーズンでなくても、敷地の中には、観賞温室や切花温室があり、1年を通して、様々なバラが楽しめます。ばら園お薦めグルメは、薔薇カレーとばらソフトです。ばらソフトは、薔薇の微かな香りがする、見た目も味も爽やかなソフトクリームです。

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ローズチャペルの下で記念撮影♪ ここは「恋人の聖地」に認定されている場所で結婚式もあげられるそうです。

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 次は「鹿屋航空基地資料館」へ来ました。ここは旧海軍や海上自衛隊の歴史に関する貴重な資料が数多く並べられています。

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資料館に入ると、大きなステンドグラスが迎えてくれました。時間帯によって光の具合が変わり、館内を幻想的な雰囲気で包みます。戦時中、鹿屋基地からは国内で最も多く特攻隊が出撃したそうです。ステンドグラスは鎮魂の明かりのようでした。

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2階には、日本の名機 零式艦上戦闘機五二型が復元展示されていました。私たちが現代を平和に生きていること、今一度考えさせられる機会となりました。

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錦江湾沿いを走っていると、砂浜から少し離れた小島が見えてきます。小島には「荒平天神」という神社があり、学問の神様、菅原道真公が祀られています。干潮時には砂浜と小島が繋がり、小島に渡ることができます。小島に着くと階段を登り、天神様までお参りに行くことができます。ここはパワースポットとも言われており人気があるそうです。

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また天気の良い日は、錦江湾の向こう側に、薩摩半島の南端でもある開聞岳を臨むこともできます。夕焼けを背にした荒平天神は、とても神秘的でした。

帰りは、垂水港からフェリーに乗って、鹿児島市内に帰ってきました。

今回の「大隅方面ルート」はいかがだったでしょうか。美味しいものはもちろんですが、心を癒されたり、歴史を学んだり、パワーももらえたり、大隅は魅力満載です。

今度のお休みに、大隅に出かけてみませんか?

その他の鹿児島発 広域観光周遊ルートについてはこちら
■ 霧島発・湧水・伊佐ルート >>
■ 鹿児島発・姶良ルート >>
■ 鹿児島発・日置・南さつまルート >>
■ 鹿児島発・いちき串木野・薩摩川内ルート >>
■ 指宿発・南薩摩ルート >>
■ 指宿発・南大隅ルート >>
■ 霧島発・北大隅ルート >>

(2015年12月16日 総務部 森山)

霧島地域発 広域観光周遊ルート(湧水・伊佐コース) モニターツアー

鹿児島県観光連盟では、拠点地域 (霧島・鹿児島・指宿) と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しており、9月28日に「霧島発 湧水・伊佐コース」のモニターツアーを実施しました♪

★ 霧島発 湧水・伊佐コース
霧島市無料駐車場 → ① 栗野駅→ ② 丸池湧水→ ③ 勝栗神社→ ④ 松尾城跡→ ⑤ 吉松駅→
⑥昼食 花むしろ→ ⑦ 曽木の滝→ ⑧ 旧曽木発電所遺構→ ⑨ 郡山八幡神社→ ⑩ 忠元公園 → 霧島市無料駐車場

紅葉前の木々の緑を楽しみながら、バスは最初の目的地「栗野駅」に到着しました。

賑やかに湧水汽車(わくわくぽっぽ)会の皆さんがお出迎え!
さっそく駅のお隣、「丸池湧水」へとご案内いただきます。

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日本の名水百選にも選ばれた丸池湧水は、霧島連山栗野岳に降る雨水が35年もの滞留を経て湧き出ています。遠くにみえる栗野岳までの距離と、またその距離に要した長い年月が、今ここにポコポコと湧き出るこのあぶくにつながっていると思うと不思議な感覚です。

m_丸池湧水_01.jpg 丸池湧水

丸池湧水から続く水路の先には、近代化産業遺産に登録されている丸池湧水煉瓦暗渠が残されています。

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栗野駅を後にし、一行は島津義弘公 文禄の役出陣の地「勝栗神社」へ。 出陣の折りに「野も山も みな白旗と なりにけり 今宵の宿は 勝栗の宿」と、詠んだ故事が社名に由来すると言われています。

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島津忠弘公が数年居城としていた山城「松尾城」跡には石垣の階段が残ります。
本丸・二之丸城へ登れますが、ここはもう少し整備が必要なところでしょうか。

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11時8分、はやとの風がホームに入ってくるほぼ同じタイミングで、私達を乗せたバスも吉松駅へと着きました。11時21分に到着するいさぶろう・しんぺい号と並ぶ二つの観光列車をカメラに納めようと、ホームをバタバタ。。

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ホームの外にある鉄道資料館や、SL列車の展示、列車の座席を模したつくりの軽食レストランなど、車で訪れても楽しめる駅になっています。

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あっという間にお昼になり、曽木の滝公園にあるレストラン「花むしろ」で、「そばじゅい(蕎麦のお汁)篭膳」を昼食にいただきました。

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お腹いっぱい食べた後は、ボランティアガイド「伊佐の風」の方々のご案内で曽木の滝公園を散策します。
歩むにつれて大きくなる音の先には滝幅210m、落差12mの東洋のナイアガラ「曽木の滝」のパノラマの景色が広がります。

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今も残るひとつひとつの痕跡で立ち止まり、発電所があった時の様子や発電の仕組みについて丁寧にご案内くださいました。

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言葉はなくとも時の流れを感じずにはいられない場所が、曽木の滝公園から車で約10分、さらに徒歩で5分ほどの場所に残る曽木発電所遺構です。
ダム貯水位を下げる4~9月頃にかけては、遺構の姿を一部だけでも見ることができます。

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ガイドのみなさんに見送られ、次の目的地「郡山八幡神社」へと向かいます。
神社本殿が1954年に復元修補された際、日本で最も古い「焼酎」という文字を含む落書きが確認されました。

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釘づけにされた木片には「社殿修補のとき、座主がたいそうケチで、一度も焼酎を飲ませてくれない。」との意のものが書かれ、釘づけしてしまうほどの想いだったかとおもえば、お賽銭の代わりに焼酎のお供えがあった方が喜ばれそうです♪

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続くは「日本さくら名所100選」にも選ばれた忠元公園です。公園の脇にある忠元神社は豊臣秀吉に最後まで抗戦した島津家武将 新納忠元をお祀りしています。

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忠元公園からの帰路の途中には、大隅横川駅にも立ち寄りました。
今回は山が入り組む霧島北薩エリアにあるスポット間のアクセス確認も興味深い視察項目になったようです。

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これから霧島は秋の紅葉シーズン! 霧島を拠点に湧水・伊佐の観光スポットまで足をのばしてはいかがでしょうか。

ボランティアガイド 湧水汽車(わくわくぽっぽ)会 >>

ボランティアガイド 伊佐の風 >>

その他の鹿児島発 広域観光周遊ルートについてはこちら
■ 鹿児島発・姶良ルート >>
■ 鹿児島発・日置・南さつまルート >>
■ 鹿児島発・いちき串木野・薩摩川内ルート >>
■ 指宿発・南薩摩ルート >>
■ 指宿発・南大隅ルート >>
■ 霧島発・北大隅ルート >>



鹿児島発 広域観光周遊ルート(姶良コース) モニターツアー

 鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しており、6月9日に「鹿児島発 姶良方面ルート」のモニターツアーを実施しました♪

★鹿児島発 姶良方面モニターツアー コース
鹿児島中央駅→①重富海岸→②蒲生八幡神社・蒲生の大楠→③蒲生武屋敷散策→④フォンタナの丘かもう(ランチ)⑤山田凱旋門⑥龍門滝⑦龍門司坂⑧高倉展望所⑨世界文化遺産候補 寺山炭窯跡⑩世界文化遺産候補 関吉の疎水溝鹿児島中央駅

 一行はまず、姶良市の重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」へ。NPO法人くすの木自然館の浜本さんが説明を行ってくださいました。

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 錦江湾奥部は、平成24年に国内で初めて「海」を中心とした国立公園に指定され、霧島の国立公園と組み合わせた「霧島錦江湾国立公園」となったそうです。

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 重富海岸では多くの生物を見ることができ、なぎさミュージアムでは、錦江湾、重富海岸、生き物について学ぶことができます。

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 錦江湾の魚はかつて300種類といわれていたのですが、正式な調査後に1,200種類も存在することが分かったそうです。想像以上に豊かな自然が錦江湾には広がっているのでしょう。この水槽では、フジツボの食事風景を見ることができました。なかなか神秘的な動きをしていておもしろいです。

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 写真は晴れた日の重富海岸です。数年前から浜本さんをはじめ地域の方々が清掃を始めて、少しずつきれいになり、今の景色があるそうです。利用者は年々増えているのに海岸はますます美しくなっている。これこそ「人が利用することで保全される」という国立公園の考え方そのものですね。

 重富海岸から車で約20分、蒲生(かもう)地区を散策します。

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 薩摩藩は、「麓(ふもと)」と呼ばれる武士集落を県内に配置していましたが、ここ蒲生は、二つの川に狭まれているので、川を外堀とした町割がされていたとのこと。かつて川内、出水方面へ行くための道だったのだそうです。

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 武家屋敷通りにあるカフェ「ら・びゅー」は、あいらアゴ肉カレーやぜんざいなどを食べることのできる、ほっこりスポットです。お庭の見学もできます。そのほかに、蒲生支所の御仮屋門(県指定文化財)もあり、武家屋敷通りは雰囲気のある素敵なスポットでした。

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 さて、武家屋敷を散策の後は、蒲生の大クスへ。大きな赤い鳥居の先の階段を上ると、正面に蒲生八幡宮、左手に大クスがあります。

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 蒲生の大クスは昭和27年に国指定特別天然記念物に指定され、昭和63年に環境省の調査で「日本で一番太い木」として認定されました。この日は沢山の雨を受けて緑が輝き、水蒸気が神秘的な雰囲気をつくり出してました。

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 この大クスは昭和60年に台風で大きな被害を受けたそうですが、町をあげて樹勢回復事業に取り組んだ結果、今のような元気な姿になったそうです。今でも毎年樹木診断が行われている、いわば人と共に生きる木です。

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 蒲生武家屋敷通りと蒲生八幡神社へ行く際は、観光交流センターに駐車するのですが 、センターにはお土産品はもちろん、大クスに関する展示もあります。蒲生紅茶や、手漉き和紙も販売されています。

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 お昼は同じ蒲生地区にある「フォンタナの丘かもう」にて。鹿児島県内産の有機野菜とお肉を使ったランチバイキングをいただきました。

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 「フォンタナの丘かもう」は4年前にオープンした木のぬくもりあふれる施設で、"健康の駅"です。温泉、お土産コーナーのほか、宿泊施設もあり、お部屋は全室ヒノキ風呂が完備されています。木の香りに包まれることで、快眠が期待できそうです!

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 次に向かったのは山田凱旋門です。日露戦争の勝利を記念して作られた国内に現存する凱旋門2つのうちの1つで、石造りの凱旋門としては国内唯一です。国の重要文化材に指定されています。石組みの美しさに、当時の山田地区の方々の想いを感じます。

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 山田地区から約15分、龍門滝(りゅうもんだき)に向かいます。この日の雨量も関係してか、大迫力の滝しぶき!龍門滝は、日本の滝100選に選ばれており、昔、唐の人がこの滝を賛美したことから名づけられたという話が残っているそうです。あじさいがいい場所に咲いています。

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 ふだんの滝の様子はこんな感じです。近くには遊歩道もあり、晴れた日は散策もできるようです。(写真はよかとこ100選より)

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 龍門滝と道路を挟んで向かいに、龍門司坂(たつもんじざか)があります。

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 龍門司坂は、加治木島津家が建設し、そのうちの約500mが現在も当時の状態で残されています。西南戦争の際、西郷隆盛率いる薩軍が大勢の人々に見送られて、この坂を通り、熊本に向かったといわれています。大河ドラマのロケ地にもなっています。(写真はよかとこ100選より)

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 龍門司坂から約5分、さえずりの森「高倉展望所」へ。加治木市街地と桜島を一望できる絶景スポットです。曇り空で桜島はかくれんぼしてしまいましたが、ここの見晴らしの良さは、休憩にピッタリ!加治木ICから車で5分の穴場スポットです。

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 さて、こちらでは、最近人気沸騰中の「和尚さん饅頭」をいただき、おやつタイム。黒糖味とラムネ味(!)がオススメとのこと。姶良市加治木町のかもだ通り商店街にある「お菓子の松栄堂」で購入できます。

 さて、一行は、最後の目的地「世界文化遺産候補地」へと向かいます。

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 寺山炭窯跡(てらやますみがまあと)は、集成館事業の反射炉・高炉・蒸気機関などの燃料となる木炭を作るための施設です。シイの木が沢山とれたことからこの場所にできたといわれています。じつは薩摩藩では石炭が採れなかったので、製炭法を学び、木炭を燃料としたそうです。地域資源を活用して近代化に取り組んだ薩摩藩の知恵と努力がうかがえます。

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 関吉の疎水溝(せきよしのそすいこう)は、集成館事業の動力のために、もともとあった用水路が工業用水用として再整備されたものです。凝灰岩によって狭められた川幅を利用し、勾配のある7kmの水路を通り、水車を回してエネルギーを生んでいたそうです。

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 水の力はあなどれないようで、大砲の穴を開けるのにも水車が使われていたとか。既存の技術を用いて近代化に取り組む、いわば和洋折衷の形をとったことも、この産業革命遺産の特徴だそうです。(上の写真は鹿児島県世界文化遺産課提供のものです。)

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 今回2か所の世界遺産候補地を案内してくださったのは、「かごしま探検の会」の東川隆太郎さん。世界文化遺産候補となっている「明治日本の産業革命遺産」は、①短期間で、②アジア地域の中で初めて自立的に(植民地としてではなく)、産業革命を成し遂げたことが評価されているとのこと。
 また、産業革命の要として重工業が主になっていますが、8県23箇所それぞれのストーリーに注目することが大切とお話しいただきました。

 歴史と自然が豊かな姶良コース、いかがだったでしょうか?みなさまのお出かけのヒントにしていただけますと幸いです♪

姶良市観光協会ホームページ >>

明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域 >>

その他の鹿児島発 広域観光周遊ルートについてはこちら
■ いちき串木野・薩摩川内ルート >>
■ 指宿発・南薩摩ルート >>
■ 指宿発・南大隅ルート >>
■ 霧島発・北大隅ルート >>
■ 鹿児島発・日置・南さつまルート >>

(2015年6月11日 総務部 北園)

鹿児島発 広域観光周遊ルート(日置・南さつまコース) モニターツアー

鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しており、「鹿児島発 日置・南さつまエリア」のモニターツアーを12月11日に実施しました!

★ 鹿児島発 日置・南さつま方面モニターツアー コース ★
鹿児島中央駅 >>> ①美山 "薩摩焼の郷" 散策 >>> ②江口蓬莱館 >>> ③えぐち家(昼食) >>> ④かめまる館/南薩鉄道跡地 >>> ⑤大汝牟遅神社・千本楠 >>> ⑥南薩鉄道記念館 >>> ⑦竹田神社 >>> ⑧いにしへの道


最初の目的地「日置市美山地区」は、鹿児島市中心地から北西に約20数キロに位置し、南九州自動車道を利用するとわずか20分程度でアクセスできる、日帰り旅行にも便利なエリアです。

鹿児島県最大の薩摩焼の産地としても広く知られ、慶長3年、時の薩摩藩主島津義弘公が、朝鮮より連れ帰った陶工のひとり朴平意が開窯し、以降400年以上も絶えることなく続いています。

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現在も10以上の窯元が町の至るところに点在し、陶芸以外にも美山の歴史と風土に魅せられた様々なジャンルのアーティストがcraftsman village miyama(クラフトマンビレッジミヤマ) として活動しています。

miyama_craftmanvillage.jpg 今回のモニターツアーでは、半径約1キロの美山地区に20以上も点在する窯元・工房の中から6つを訪問しました。
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① 沈壽官窯 
薩摩焼きの中でも特に広く名を知られる沈壽官窯では、作品の展示や古文書や図案等を紹介する博物館施設のほか、成形から絵付けまでの制作工程も外から見学できます。

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15代 沈壽官から直々にお話を伺いました。

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② 美山陶遊館
美山に伝わる薩摩焼の"技"と"伝統"を体感できる、体験型レクリエーション施設です。ロクロや手ひねりなど、陶工の指導を受けながら気軽に陶芸体験が楽しめます。※出張教室もあり

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③ キモノ Tawaraya
着物や雑貨の販売と、鹿児島特産のくず粉を利用したメニューを提供するカフェとしても営業しています。

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お店の横に広がる竹林にはカフェスペースもあり、美山散策の休憩スポットにおすすめです。

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④ 田中ギター工房
オーダーメイドで制作されるアコースティックギターや、木製のカラトリーを展示販売しています。

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工房の前で、即興の野外ミニライブ!

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ガレージにならぶ「四輪駆動車」からも、ものづくり愛を感じます。

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⑤ Bizanchin蔵
200年以上前に建てられた古い民家を改装した店内では、旬の食事をおりまぜたヘルシーなお料理を、美山の窯元の器に盛り付けて提供しています。

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⑥ ガラス工房ウェルハンズ
優しい色使いと、まあるい曲線、レースのような繊細な線が特徴的な、その名も「レースガラス」を扱う工房です。

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今回アテンドいただいた新富さん。
Tawarayaさんプロデュースのお着物で、まち歩きの雰囲気を盛り上げてくださいました。

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美山散策の後は、バスに乗って約10分。次の目的地「江口蓬莱館」に到着です。

県内で断トツトップの売り上げを誇る物産館には、その日に水揚げされた新鮮な魚介類や、野菜、果物、特産品などが並び、平日ながらも多くの人で賑わっています。

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バス移動中に日置市観光協会の古川さんから、おすすめのあったソフトクリーム、みなさん味の検証に余念がありません◎

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江口蓬莱館を後にし、オーシャンリゾートホテルえぐち家へ。

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客室やレストランなど館内のいたるところから、東シナ海が一望できる絶好のロケーションで、特にリニューアルオープンしたばかりのジャグジー付きの露天風呂は話題を集めています。

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この日のメニューはモニターツアー用の特別メニューで、海鮮をふんだんに使ったお料理と、食後のデザートまで堪能いたしました!

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バスは南下し、県道270号線沿いの永吉川に今も残る、南薩鉄道の跡地「永吉川橋梁」を目指します。

南薩鉄道は薩摩半島の伊集院から枕崎を走り、最盛期の一日平均利用客数は10,000人余りともいわれていましたが、1983年6月に発生した加世田豪雨により壊滅的な被害を受け復旧が困難とのことから、1984年に廃線となりました。

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鉄道の廃線跡に整備された全長23.9kmの「吹上浜サイクリングロード」には、永吉川橋梁の跡以外にも、昔のホームや線路の跡を確認できるスポットも点在して残っています。

また、後方の浜田橋は、長さ45m、幅4.1m、高さ6.5mの3連アーチの石橋で、実際に使われている石橋としては県内で最も長いとされています。

※日置市の「かめまる館」と「吹上砂丘荘」では無料でレンタサイクルの貸し出しも行っています

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南薩鉄道の線路跡と並んで私たちを乗せたバスも南下し、大汝牟遅(おおなむち)神社を訪れました。

大汝牟遅神社は、ニニギノミコトが霧島に降臨した後、しばらく宮居されたとの伝説が残り、境内にはご利益があるとされる多くのものが祀られています。

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また、神社の参道脇には、樹齢800年以上ともされる楠の大木が重なり合う「千本楠」があり、緑色の光が差し込むひんやりとした空間は、パワースポットとして注目されるのもうなずけます。

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たくさんのエネルギーを受け取って、隣接する南さつま市へと向かいます。
到着した「加世田バスターミナル」は、日置市から続く南薩鉄道加世田駅の跡地で、一角に残る古い石造りの倉庫は、「南薩鉄道記念館」として当時のダイヤグラム、写真、鉄道関連備品を展示する資料館となっています。

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敷地内には、実際に南薩鉄道時代に使われていた、列車も展示されています。

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小雨がパラパラ降り始めたので、次の目的地「竹田神社」まで足早に向かいます。

竹田神社は、島津氏中興の祖である島津忠良公(日新公)を祭神とし、境内から続くイヌマキの大木並木「いにしへの道」には、日新公のいろは歌の四十七石碑が並びます。

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いろは歌は「人としての生き方」、「勉学のすすめ」、「組織・社会との交じり方」など、心のよりどころとなる「道徳の規範」を広くくちずさめるよう四十七首の歌につづった、日新公54歳の作です。

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一歩一歩、歩みを進めながらいにしへガイドの福元さんから、現代でも通じる人間として社会に生きる道・人の上に立つ者の心得をお話しいただきました。

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石に刻まれたこれらの歌を通して、何年もの時を経た薩摩藩「郷中(ごちゅう)教育」の精神を今に伝えてくださっています。

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今回の「鹿児島発 日置・南さつまエリア」のモニターツアーを通して、築いた歴史は他に真似できない観光資源だと、改めて感じました。

みなさまも、日置・南さつまエリアに是非足をお運びください!

日置市観光協会ホームページ >>

南さつま市観光協会ホームページ >>

その他の鹿児島発 広域観光周遊ルートについてはこちら
■ いちき串木野・薩摩川内ルート >>
■ 指宿発・南薩摩ルート >>
■ 指宿発・南大隅ルート >>
■ 霧島発・北大隅ルート >>


鹿児島発 広域観光周遊ルート(いちき串木野・薩摩川内方面) モニターツアー♪

 鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しています。
 昨年、指宿発・南薩摩ルート指宿発・南大隅ルート霧島発・北大隅ルートのモニターツアーを実施し、今年9月5日に「鹿児島発 いちき串木野・薩摩川内方面ルート」のモニターツアーを実施しました♪

★鹿児島発 いちき串木野・薩摩川内方面モニターツアー コース
鹿児島中央駅→①いちき串木野市羽島 薩摩藩英国留学生記念館→②まぐろの館→③冠嶽園→④薩摩川内市市比野温泉・道の駅「樋脇」→⑤入来武家屋敷→⑥大宮神社→鹿児島中央駅

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鹿児島中央駅から車で約1時間10分。いちき串木野市羽島(はしま)の美しい海岸線を眺めていると、煉瓦造りの建物が現れます。今年7月にオープンしたばかりの「薩摩藩英国留学生記念館」です。

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いちき串木野市の田畑市長が歓迎の挨拶を行ってくださいました。

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記念館の設計や展示を行った、砂田光紀プロデューサーが館内を案内してくださいました。

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1863年に、生麦事件を発端とする「薩英戦争」が起こりましたが、その2年後の1865年には、薩摩藩から19名の若者が、西洋に学ぶため、イギリスへと旅立ちます。

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館内には、英国留学の背景や、留学生たちが体験した旅、帰国後の人生などの展示物があります。砂田プロデューサーの解説に、参加者のみなさんは熱心に耳を傾けていました。

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村橋久成は、サッポロビールの創始者となった人物で、当時の工場が再現されています。北海道開拓に情熱を捧げた彼の最期は意外なものでした。

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留学当時最年少の13歳だった長沢鼎の日記が展示されていました。彼はその後アメリカに永住することになるのですが、美しい英字で、日記に何を綴ったのでしょうか。

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長崎市の小菅修船場は五代友厚、小松帯刀、グラバーにより建造されました。日本で初期の洋式近代的ドックで、現在、明治日本の産業革命遺産として世界遺産の候補地となっています。

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2階展示室からデッキに出ると、羽島の海が広がっています。留学生たちは、長崎にいたグラバーの用意した船でイギリスに渡る予定でしたが、羽島には大きな船は直接着岸できないので、ここから一度小さな舟に乗り、グラバーの船に乗船したそうです。彼らは、どんな想いでこの海を眺めたのでしょうか。

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館内にはカフェや図書コーナー、お土産コーナーもあります。

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記念館を出てすぐの場所にピザ窯体験のできるスポットがあり、そちらで、いちき串木野市の観光ガイドさんによる案内をしていただきました。以前より、薩摩藩英国留学生のことを伝えようと、ここ羽島で小・中学校の子供たちを対象としたイベントを開催していたそうです。写真はカップルに人気のスポット「串木野サンセットパーク」です。

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昼食は「まぐろの館」へ。いちき串木野市はマグロ漁船の保有数が日本一という「まぐろの町」です。昨年オープンした「まぐろの館」は、400t級の漁船をモチーフにした建物です。

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2階には食事処があり、まぐろ丼を食べました。厚いまぐろがどどん!とのっていて、とても美味しかったです!「串木野まぐろ丼」は800円です。

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食事の後に、1階の物産館へ。大きなまぐろのレプリカが大迫力です。新鮮なお刺身や、まぐろの頭(かしら)もありました。

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やっぱり串木野といえば「さつまあげ」!なんだか、同じさつまあげでも、串木野産のものは甘く感じるのは私だけでしょうか?おやつ代わりにもなるので、小さいころから大好きな味です。

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食事のあとは、冠岳へ向かいます。
冠岳一帯は古代山岳仏教発祥の地で、真言密教開祖の地として知られています。廃仏毀釈によりお寺は焼かれてしまいましたが、今でも多くの史跡が残っています。

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今から約2200年前、中国の秦の始皇帝から命を受けた徐福が不老不死の薬草を求めてこの地に訪れたそうです。

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「冠嶽園」は、平成4年に、徐福の故郷中国との友好交流の願いを込めて作庭されました。

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蘇州近傍の庭園をモデルにしているそうです。私は蘇州に行ったことはないですが、「蘇州夜曲」は大好きな歌のひとつです。

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庭園を出ると、川沿いにウォーキングコースがあります。上流はなんと砂防ダムになっているそうですが、美しい橋が架かっていて、景観を害していないところが素晴らしいと感じました。

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橋を渡ると、ひっそりと「弘法大師堂」が在りました。

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大師堂の裏には弘法大師像があり、まだ青いもみじの葉が。冠岳は、紅葉のシーズンはとても人気のあるスポットなのだそうです。

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さて、次は、薩摩川内市市比野(いちひの)温泉へ。ここ「市比野温泉」は、江戸時代から湯治場として栄えた場所で、泉質は弱アルカリ単純泉です。泉質の良さが有名で、遠方からのお客様もいらっしゃるとか。

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市比野温泉地域活性化協議会の方に、ごぼうを使ったお茶「ごぼっ茶お」と「市比野せんべい」をふるまっていただいたあとは、ゆったりと、まち歩きのスタートです。

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写真はかつての島津久光公が「天下の名泉」と絶賛し、入浴されていた「上の湯」の跡地です。現在は別な場所に「上の湯」「下の湯」があります。

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こちら「みどり屋旅館」は、昭和4年に与謝野晶子夫妻が泊まられたお宿で、大正建築の貴重な旅館です。

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入り口をのぞかせていただくと...まるで映画のセットのよう!こちらのみどり屋旅館は、JR九州の「九州八十八湯めぐり」にも登録されています。

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階段を下りると水車があり、川を望むことができます。写真右側が「みどり屋旅館」です。

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昭和4年7月に与謝野晶子夫妻は鹿児島へ訪れ、半月ほど滞在し、みどり屋旅館に宿泊されて7月30日に下記の歌を詠んだそうです。

         水鳴れば 谷かと思ひ 遠き灯の
                        見ゆれば原と 思ふ湯場の夜

温泉地の時空間は、どこか懐かしくて新鮮です。

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市比野温泉から車ですぐ、道の駅「樋脇」遊湯館へ。こちらでもスタッフの方が歓迎を行ってくださいました。

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さきほど市比野温泉まち歩きの前にいただいた「ごぼっ茶お」と「市比野せんべい」がありました。「ごぼっ茶お」は、地域おこし協力隊の方が開発を行った、ヘルシーなお茶です。

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その他にも、地域の方が作られたお野菜やお菓子など、道の駅ならではのお買い得な商品が並んでいます。こちらには足湯もあり、毎日多くのお客様がいらっしゃるそうです。わたしは「たまごむっかん」を買いました。

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道の駅でお買い物をしたあとは、入来(いりき)武家屋敷へ。ここでも大勢の方が歓迎してくださいました。

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薩摩藩は領地を外城と呼ばれる行政区画に分けて統治し、その統治の中心を麓と呼びました。

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入来麓は知覧武家屋敷群、出水麓武家屋敷群に次いで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

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清色城跡に建つ看板の前で、ガイドさんのお話を聞きます。

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小学生が階段から降りてきました。清色城跡は現在は小学校となっており、90名の生徒が学んでいるそうです。

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入来麓武家屋敷群はほとんどが民家ですが、1軒だけ見学できるお宅があります。「旧増田家住宅」です。

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2013年に整備が完了し、母屋のほかに、石蔵と浴室便所、洗い場を見学することができます。

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建物の中に上がることもでき、薩摩地方の武家住宅の特徴「おもて」と「なかえ」のつくりを間近で見ることができます。

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石蔵の中には、眼科医としてこの地で診療を行っていた増田家に関わる展示品があります。

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入来武家屋敷群入口にある「武家茶房Monjo」へ。

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こちらでは、お茶と手づくりのお菓子をいただきながら、しばし休憩です。写真はありませんが、ここには入来地区で開発された、爽やかなしその風味がおいしいサイダー「姫しゅわり」もあります。

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入来の方言での昔話を聞かせていただきました。鹿児島の方言といえども、地域によって微妙な違いがあるのは知っていましたが、ここ入来の方言は他地域と比べると柔らかさがありました。

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最後の目的地は「大宮神社」です。

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ここ大宮神社では、入来独持の「入来神楽」を奏し、神舞を奉納しています。この入来神楽「十二人剣舞」の中に「君が代」が朗詠されていることから、君が代発祥の地と言われているそうです。

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最後に集合写真を撮りました。今回のモニターツアーは、56名の方にご参加いただきました。参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

鹿児島発・いちき串木野&薩摩川内への周遊ルートモニターツアーの様子は以上です。

激動の近代を生きた英国留学生の旅立ちの場所・羽島、はるか昔より霊峰と崇められた冠岳、明治の歌人も訪れた市比野温泉、江戸時代の薩摩藩を感じる武家屋敷群、「君が代」発祥の地と言われる大宮神社。

この秋は、こんな学びのある旅をしてみませんか?

(2014年9月17日 総務部 北園)

指宿地域コンシェルジュ研修会~知覧・頴娃・枕崎~レポート♪

鹿児島県観光連盟では、拠点地域のホテル等でのコンシェルジュ機能の強化のために、「指宿地域コンシェルジュ研修会」を開催しました。
今回は、6月26日・27日に行われた指宿発南九州市・枕崎現地研修の様子をレポートします!

指宿駅を出発し、南九州市頴娃(えい)地区のお茶畑へと向かいます。

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今年の茶摘みは終わっていて、次においしい芽をつけるために、刈り取られているお茶畑を見ることができました。昨年4月に同じ場所に来たときには、"かぶせ"と呼ばれる黒いシートに包まれた茶畑でしたが、時期によって表情を変えているんだなぁと実感。

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大野岳に到着しました。ここ大野岳公園では、頴娃の茶畑だけでなく開聞岳、池田湖を一望でき、「茶寿階段」が設置されてさらに人気を集めています。
今回はあいにくの雨で上ることができなかったのですが、昨年の様子はこちらからご覧ください。

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梅雨まっただ中の、あじさい映える大野岳神社です。ここには「えい茶顕彰の碑」があり、春にはお茶農家が一斉に会する「新茶祭」が行われるそうです。

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また、大野嶽神社の仁王像や狛犬、鳥居は市の有形文化財に指定されています。鹿児島は廃仏毀釈が激しかったのですが、ここの仁王像のうちの片方はなぜか、その姿をとどめています。 なぜ生き残ることができたのか?不思議です。(写真は昨年のものです)

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次はお茶畑へ。あいにくの雨により、お茶畑ウォーキングは中止でしたが、この地域は霧が多く、この霧が天然の"かぶせ"になることで、よいお茶を作るそうです。雨も霧も、おいしいものを運んでくれていたのですね!!

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茶畑の美しさは、その均一な形が成す部分が多いですが、茶摘みで使われている機械を見せてもらいました。松元機工さんという、ここ頴娃町の企業さんの茶摘採機です。なんと!日本で初めて乗用茶園機械を開発した会社なのだそうです。

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この風景を作っている、茶摘みの機械です。

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薩摩半島南部の郷土料理「茶節」のふるまいもありました♪
鰹節と味噌、好みでネギ、ショウガなどをお椀の中に入れ、熱い緑茶または熱湯を注ぐだけ!こちらでは、お茶の葉も入れていました。鰹は出汁になるだけでなく、食べても美味しい!

次は、畑の郷「水土利(みどり)館」へ。お茶の手もみ体験&淹れ方教室です。

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頴娃はお茶どころですが、実はここを潤す水は、池田湖からひいているそうです。池田湖は頴娃だけでなく、枕崎まで水を運んでいるそうです。知らなかった!

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別室へ移動し、お茶の手もみ体験です。茶葉を乾燥させながら形を整え、最後に熱を加える工程を体験します。

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手を擦り合わせながら形を整えていきます。お茶の葉のいい匂いが部屋中にたちこめて癒されます!

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形が整ってきたら、茶葉を集めます。

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ホットプレートで熱しながら、最後の乾燥に入ります。香ばしい匂いもしてきました。乾燥が終わったら、完成!作った茶葉は最後に持ち帰ることができます♪

次に、お茶の淹れ方教室です。

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美味しいお茶を淹れるための温度や時間などなど、気を付けなければならないポイントを教わります。

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最後の一滴に美味しさがつまっていると言われているので、最後までしっかりとお茶を注ぎます。

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こんなにきれいな緑色が出ました。もちろん味もGOOD!一番茶は甘く、二番茶はすっきり。どちらも違った味わいがあります。

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最後に、水土利館の「水と土展示室」を見学しました。鹿児島は4つのカルデラが存在しており、前回20日の座学でも、東川隆太郎さんに、阿多カルデラのお話をしていただいたところでした。

次は知覧へ向かい、「高城庵」でランチです♪

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「高城庵」は武家屋敷。敷地内へ入ると別空間が広がっています。まるでタイムスリップしたかのよう!知覧の食事処として、とても人気だそうです。

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さつま揚げに煮物、酢の物、かぼちゃのサラダにご飯、最後にお蕎麦もでてきました。
どれもひとつひとつに味がしっかりついていて、身体がほっこり喜んだような感じがします!

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知覧武家屋敷を見学します。雨の中、生け垣の緑色が映えています。

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南九州市観光ガイドさんにご案内いただきました。こちらは森重堅邸です。

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こちらの蔵は、火事の時屋根が取り外せるようになっているそうです。塗りがまばらなのは修理の跡だということですが、大胆な柄がかえってカッコいいかも!?

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こちらのお庭は、曲線に富んだ池、奇岩怪石で山や半島を表しているそうです。まるで小宇宙です。

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最後に立ち寄ったところに、「知覧傘ちょうちん」がありました。開いて頭にのせると日傘・雨傘、開いて上下に引っぱると提灯になり、閉じると護身用の武器にもなるという優れもの。薩摩藩士が考案し、下級武士の内職として普及したものだそうです。

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武家屋敷から知覧特攻平和会館へ。途中、ガイドの瀬戸口さんがバスの中から知覧の戦跡について説明をしてくださいました。瀬戸口さんが16歳のころに知覧に空襲があり、その時の様子を語ってくださいました。

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掩体壕(えんたいごう)とは、「コの字型に土塁を築き、爆弾が近くに落ちた場合でもその破片及び爆風から飛行機を守るシェルター」のこと。

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知覧の飛行場にはいくつかの掩体壕があり、戦跡として近年復元されたそうです。

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知覧特攻平和会館へ向かう途中に石碑がありました。「三角兵舎」とは、特攻隊員たちが出撃するまで起居していたところです。現在は、知覧特攻平和会館の敷地内に再現されています。

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特攻平和会館は平日の昼間だというのに来館者がとても多かったです。一つ一つの遺書や遺品に向き合っていると、あふれ出てくる思いがありました。

知覧からもう一度頴娃へ向かい、釜蓋神社へ。

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雨だったので、屋根のあるところで案内を聞きました。釜蓋神社の近年の人気ぶりを受け、最近新しいベンチやトイレができています。今年の初詣は駐車場の近くまで行列ができていたそうです。

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晴れた日の釜蓋神社はこんな感じ。釜の蓋をかぶって落とさずに参拝することができると願いがかなうといわれています。一緒に参加したある方は風雨の中でも無事に釜をかぶったまま通行することができました!いいことが起こる予感!

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また、釜蓋神社の左横に「希望の岬」への道がありますので、神社に参拝された方には足をのばしていただきたい場所です。阿多火砕流の地形と海の織りなす景観が美しい場所です。

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釜蓋神社のあとは、タツノオトシゴハウスへ向かいます。番所鼻に建つタツノオトシゴハウスは、タツノオトシゴの観光養殖場です。

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タツノオトシゴは野生個体の過剰漁獲によって、絶滅危惧種としてワシントン条約で保護されているそうです。メスから受け取った卵をオスのお腹の中で育てて出産するというユニークな生態を持つタツノオトシゴ。

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タツノオトシゴは、縁結び、夫婦円満、安産、子宝、健康、という5つの吉祥があると伝えられていて、養殖場ならではのお土産・お守り・関連グッズを販売しています。

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タツノオトシゴハウスのすぐ目の前、「番所鼻自然公園」は、かの伊能忠敬が絶景と言った場所でもあります。晴れた日には、遊歩道を散策することができます。

★6月26日のルートは以下です。
指宿駅発→大野岳→お茶畑ウォーク→畑の郷「水土利館」→高城庵(昼食)→知覧武家屋敷→戦跡めぐり→特攻平和会館→釜蓋神社→番所鼻公園~タツノオトシゴハウス→指宿駅着

6月27日は指宿発、枕崎視察ルートです。この日は大雨のため、南さつま市へ行く予定が急きょキャンセルになりました。今回は枕崎ルートのみのレポートになります。ご了承ください。

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枕崎市の的場水産にて、鰹節の工場見学を行います。まず簡単に説明を受けたあとに、帽子をかぶって工場へ入ります。

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鰹を包丁で手早く処理していきます。

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お湯で煮込み、冷ましたあとに骨抜きを行います。

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骨抜きをした鰹に、すり身を付け、形を整えていきます。

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堅木の薪を燃やし、乾燥させます。この作業を2~3週間繰り返します。

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温度・湿度を調整した施設の中でカビつけを行います。天日干しと倉庫での熟成を繰り返し、本枯れ節になります。カビは水分を吸収し、煙を分解してうま味に変える作用があるそうです。

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この本枯れ節をたたいて割ってみると...

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綺麗なルビー色をしています。

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天気がいいときは、天日干しの風景も見ることができるそうです。

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最後にこちらで鰹節を削り、パック詰めをして完成です。

工場見学のあとは、「自然花(じねんか)」で出汁教室と船人めしづくりを行います。

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枕崎市美山町の自然に囲まれた、NPO法人子育てふれあいグループ"自然花"。こちらで、中原水産の中原常務による出汁教室が行われました。

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さきほどの工場見学の工程をおさらいし、鰹節の削り方を教えていただきます。

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奥の方に押し出すように削ると調節ができるそうですが、難しいので、手前に引きながら削る方法もあるそうです。また「おかか」という、取っ手を回しながら削る道具もあるそうです。

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荒節を削ると、こんな感じ。色がとても鮮やかです。削りたての荒節はそのままおつまみになりそうな、食感もありました。

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本枯れ節と荒節、そして羅臼昆布で出汁をとります。羅臼昆布は、鰹の風味の邪魔をしない、引き立て上手な女房役だそうです。

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そのまま飲んでも十分美味しい、立派な出汁がでました。ちゃんと出汁をとると、塩分の量が少なくてすむので、健康づくりにもなります。

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さきほどの出汁を使って、「船人めし」づくりを行います。「枕崎鰹船人(かつおふなど)めし」は、鹿児島県内の商店街が競い合う商店街ぐるめNo.1決定戦のS-1グルメグランプリで2連覇を達成した人気メニュー!

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ぶえん鰹や梅干し、かつおの味噌、鰹節、のりなど、お好みでトッピングして、最後に出汁をかけます。かつおせんべいをアクセントにのせます。

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旨みをしっかり感じるけれど塩辛くなく、食べた後の味のキレもGOODです!

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次は、薩摩白波で有名な薩摩酒造株式会社の「明治蔵」へ。

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焼酎蔵を案内していただきました。ちなみに、美味しいお湯割りのお湯の温度は「42℃」。この温度が一番、苦みを感じず、甘さを感じる温度なのだそうです。

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見学のあとは、試飲をさせていただきました。

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館内には焼酎造りの様子を表した人形があり、こちらはその一部です。愛嬌のある表情に引き込まれます。

以上が、6月26日・27日に行われた指宿地域コンシェルジュ研修会現地研修会の様子です。
★6月27日のルートは、
指宿駅発→かつお節工場見学→出汁教室&船人めしづくり(昼食)→明治蔵見学
でした。

池田湖と開聞岳に抱かれた南薩摩エリアはまだまだ魅力たくさん!
みなさんもぜひお出かけください♪

(2014年7月14日 総務部 北園)

指宿地域コンシェルジュ研修会レポート♪

鹿児島県観光連盟では、拠点地域からの広域観光周遊ルートづくりに取り組んでいます。
昨年実施した指宿発・南薩摩ルートの、ホテル等でのコンシェルジュ機能の強化のために、「指宿地域コンシェルジュ研修会」を開催しました。

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6月20日に指宿市の時遊館COCCOはしむれで座学研修を行いました。

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参加いただいた指宿市・南九州市・枕崎市・南さつま市の職員・ガイドさんや指宿市のホテルの方々でグループ毎に分かれ、それぞれ自己紹介を行います。
指宿市職員の方はアロハシャツを着用しており、さらにホテルの方もアロハを着用されている方が多いので華やかです。

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まず初めに、「かごしま探検の会」理事長の東川隆太郎さんに講義を行っていただきました。
まち歩きで県内のメディアやツアーにひっぱりだこの東川さんは、実は地学が専門で、今回は阿多カルデラについて語ってくださいました。また、古文書の読み解きを軽快な鹿児島弁で行っていただき、とても引き込まれました!江戸時代から山川港は活気ある港として有名で、旅人が訪れていたそうです。篤姫が鶴丸城でスイカ食べていたなんて驚きです。

次に、南薩摩の各地域のボランティアガイド・市役所職員による、団体紹介・地域紹介が行われました。

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左から、加世田いにしへガイドの福元さん。元美術教師だそうです。南さつま市は「海道八景」という景観の素晴らしいポイントをピックアップして、ドライブコースとして案内しています。

真ん中は、指宿まるごとガイド 篤姫ガイドの吉留さんです。指宿駅でのお迎えはもちろん、篤姫ゆかりの地今和泉でのガイドや、ホテルでの語り部も行っている、人気のガイドさんです。

右は、坊津やまびこ会の鮫島さん。坊津は、鑑真をはじめ、歴史的なスポットが多い街です。ガイドのみなさんで久留米の薩摩街道(旧坊津街道)を訪れた際の写真を見せてくださいました。

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左から、枕崎市観光ボランティアガイドの田中さん。枕崎はカツオの生産量が指宿の山川と合わせて日本一のカツオのまち。近年、カツオの工場見学や出汁ツアーなど、注目が集まってきています。

南九州市頴娃(えい)地区のガイド、加藤さんはIターンで鹿児島に来られた、今や頴娃のまちおこしのキーパーソンとも呼べる方です。釜蓋神社、番所鼻をはじめ、近年人気が高まっている頴娃地区について楽しく語ってくださいました。

南九州市知覧地区のガイドさんはこの日ガイドの予定が入ってしまったため、南九州市商工観光課の川田さんが知覧の魅力を語ってくださいました。6月にNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で知覧ロケが行われ、茶畑を見下せる隠れた絶景スポットが話題を呼んだそうです。

次に、グループ毎に"あったらいいな♪こんなルート"と題して、指宿発のルートづくりワークショップを行いました。"あったらいいな♪"なので、今はないけど、こんなものがあったら...という希望的観測もOkのルートづくりです。

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全員でアイディアを出し合い、模造紙に書き込んでいきます。

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パンフレットを切り取り、写真をたくさん貼っています。

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地図を描いているグループもありました。どんなルートが生まれるのでしょうか?

作成後に、各グループで発表を行いました。

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Aグループは「南薩の海辺を巡るコース」と「歴史を巡るコース」の2つのテーマでコースを作ってくださいました。
海辺コースでは山川港→川尻海岸(オリビン:カンラン石を採集)→南九州市で茶畑ティータイム→釜蓋神社・番所鼻→枕崎かつお料理→火之神公園→南さつま市網代浜→指宿市魚身岳→指宿駅 というルート。

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歴史をめぐるコースでは、今和泉篤姫ゆかりの地→濱﨑太平次ゆかりの地→山川港かつお節工場→たまてばこ温泉・山川砂むし風呂「砂湯里」→漬物工場→枚聞神社→南九州市知覧の武家屋敷・英国館ティーワールド というコースです。あったらいいな♪ポイントは、お食事もできる古民家カフェ。

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Bグループは「夢たまとボンネットバスで巡るよくばりグルメツアー」という、乗り物をテーマにしたコースでした。説明いただいたのは、指宿白水館の下竹原利彦さんです。「夢たま」とは、現在、指宿市までの運行となっている「いぶすきのたまて箱」を枕崎まで運行する便のことです。
夢たまで指宿から山川駅、西大山駅、石垣駅をめぐり、枕崎駅からはボンネットバスでめぐります。船人飯や出汁体験、焼酎工場見学をして、南九州市の高塚山(絶景ポイント)でお茶畑を眺め、大野岳周辺でお茶体験をしたあと、指宿へ戻り、砂むし温泉を楽しむというコースです。あったらいいな♪ポイントは夢たまとボンネットバス。

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Cグループは「鰹節生産量日本一の町を巡る旅~枕崎(まく旅)~」です。指宿ロイヤルホテル細川さんの明るい笑顔が素敵です。
指宿駅を出発し、鰹の水揚げ見学やマイナス50℃の冷凍庫体験、枕崎おさかなセンターで船人めしを堪能したあと、火之神公園へ。その後、明治蔵で仕込み作業を見学し、枕崎市のまちなかアート「青空美術館」を鑑賞しながら、昨年新しくなった枕崎駅舎へ。車窓から茶畑を眺めつつ指宿へ戻り、JR最南端の駅「西大山駅」で記念撮影後、砂蒸し温泉へ。というルートです。

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Dグループは「大陸とのかけはし鑑真と遣唐使をしのび南さつまの海道八景を巡る旅」と題し、山川から南さつま市坊津まで船で海からの景色を堪能する、という、まさに"あったらいいな♪"というルートです。指宿から海を回って坊津に行くと、どんな景色が見えるのでしょうか。
坊津からはくじらバスで、鑑真記念館、黒瀬杜氏の里(焼酎蔵)や、のま池をめぐり、笠沙で1泊。たかえび丼を満喫したり、海辺を散歩したり、「くじらの眠る丘」へ行ったり、南さつま地域をじっくり回るコースでした。

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ワークショップの後は、講義を受講。知覧武家屋敷保存会代表の森さんによる「暮らしからみた知覧」です。

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知覧では、現在、7か所の武家屋敷を見学することができ、年間約21万人の観光客が訪れるそうです。

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森さんは現在も先祖代々から伝わる正月飾りなど、様々な習わしを守って暮らしていらっしゃいます。写真は武家屋敷の入り口の様子。男玄関と女玄関があります。

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正月飾りは三段階で変え、盛り土の部分は火山灰でできているそうです。とても気品があって素敵だなぁと思いました。

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最後の講義は知覧特攻平和会館語り部の村永さんによる「特攻隊員の心に学ぶ」です。
特攻隊員の遺書は、涙なしで読むことはできません。知覧では、戦跡の掩体壕を再現しているそうです。

最後に、各地域の特産スイーツを持ち寄った茶話会を行いました。
今回の研修会では南薩摩の各地域のみなさんに、市町村の枠を超えて各スポットの魅力を再発見していただけたのではないかと思います。
次回は6月26日・27日に行われた現地研修の様子をレポートします♪

(2014年7月2日 総務部 北園)

霧島温泉コンシェルジュ研修会&自然観察会

鹿児島県観光連盟では、拠点地域からの広域観光周遊ルートづくりに取り組んでいます。
昨年実施しました指宿発南薩摩ルート、指宿発大隅南部ルート、霧島発大隅北部ルートにひきつづき、今回は霧島発・えびの高原ルートの研修会として「霧島温泉コンシェルジュ研修会&自然観察会」を4月17日に開催しました。

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「えびのエコミュージアムセンター」に集合したあと、早速館内を案内いただきました。案内をしてくださったのは自然公園財団えびの支部の柳田さんです。

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この展示では、霧島山を上から眺めることができます。霧島山とは大小20を超える複合火山の総称で、このエリアにこれだけ多くの火山が密集しているというのは、世界でも特異なのだそうです。

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2013年7月に改装を終えた同センターは、木のぬくもりあふれる造りになっています。
霧島の野生動物・野鳥についての展示は、子供たちにも分かるような工夫がなされています。

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そのほか、季節の見どころや自然情報、登山情報や新燃岳の火山活動についての展示もあります。霧島の自然に親しむための入口にピッタリです!

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こちらの映像では、四季折々の霧島山の風景は、表情がそれぞれ違い、とても魅力的です。(ちなみにナレーションはドラマ「半沢直樹」でも有名な山根基世さん。)

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館内の視察のあとには、講義が行われました。きりしまふるさとガイドの後藤さんによる「えびの高原の魅力について」です。
登山は天気の影響をうけにくい午前中が良いそうで、「ホテル従業者の方々に正しい安全の知識(気象情報など)を登山客へ伝えてほしい」とのお話でした。笑顔がとても印象的でした。

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次は、鹿児島大学准教授 井村先生による「えびの高原の自然について」という、映像を使った講義が行われました。

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えびの高原の年間の平均気温は10~11℃で、青森や北海道南部と同じなのだそうです。このため、照葉樹林帯に加え、九州では珍しい針葉樹林帯、落葉樹林帯の3つを見ることができるのも霧島山の魅力なのだそうです。

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秋の霧島の風景です。ススキの風景も美しいですね。

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霧島山は80年前に国立公園に指定されています。世界遺産は保護の視点から立ち入りが禁止されているエリアがありますが、国立公園は「公園」という名前のとおり、広く国民が利用できる場所として、地理的条件や歴史、その他様々な基準により決められているそうです。いずれにしても、世界に誇る日本の財産のひとつであることに変わりはありません。

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神話時代からの歴史を感じることができるのも魅力のひとつです。井村先生には、様々な角度から霧島の豊かさについてお話しいただきました。

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さて、お昼休憩をはさみ、いよいよ自然観察会「えびの高原 池めぐり」へ!
ここからは、きりしまふるさとガイドのみなさんも同行してくださいます。

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エコミュージアムセンターを出発し、5分もたたないうちに、すっかり森の中に入りました。赤松に囲まれた上り坂が続き、足が疲れてきますが、階段がキレイに整備してありますので、山道に慣れていない方でも安心です。

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出発から15分ほどで、1か所目の展望台「えびの展望台」につきました。韓国岳が真正面から見えます。

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ここでは井村先生が地形の起伏について、ローソクのロウに例えて解説してくださいました。さきほどの上り道も、かつての噴火活動によるものなのだそうです。

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次の目的地へ向かう途中、うす曇りの景色の中で輝きを放つ白い花を見つけました。「オオカメノキ」というそうです。

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木の根っこ階段の道をしばらく抜けたら、「二湖パノラマ展望台」へ到着です!
正面に見えるのは六観音御池と甑岳です。火口湖の水は雨水ではなく、山の中の地下水が浸み出したもので、地下水の高さよりも火口の底が低い場合に、池になるのだそうです。

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左手には白紫(びゃくし)池が見えます。ここは以前、天然のスケートリンクがあり、きりしまふるさとガイドさん曰く「スケート下駄」なるものを使っていたようです。
ちなみに今は、えびのエコミュージアムセンターの近くにスケート場ができていて、シーズン中は家族連れなどでにぎわっています。

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右を向くと韓国岳がどどん!とそびえています。ここから見ると、西側に溶岩が流れ出した様子がよくわかります。

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また、こちらは昨年12月の写真ですが、二湖パノラマ展望台から白鳥山北展望台へ行くと、さらに開けた景観が楽しめます。晴れた日の六観音御池は、白い砂浜と湖のコバルトブルーのコントラストがとても美しいです。

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今回は二湖パノラマ展望台から戻り、白紫池を横切り、六観音御池へと向かいます。ここからまた、森の景観が変化していきます。写真中央部の黄色は「シロモジ」。早春のえびの高の森に黄色が映えます。

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さきほどのモノトーンの森から、しっとりと緑濃いエリアへと入って行きます。

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突然、巨大な杉の木が現れます。霧島神宮や阿蘇神社など、九州中南部の古い神社のご神木と同じ系統なのだそうです。

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六観音御池に着きました!ここでも井村先生になぜ六観音御池の砂浜は白いのか教えていただきました。砂の色は、水質に関係があるそうです。
色んなところに'ジオ'が隠れているんですね。少しヒントをもらうだけで、山歩きがとても楽しくなります。

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紅葉の季節には、ここの展望台がカメラマンで満席状態になるそうです。池の水面に映える紅葉をうまく撮るには、風のない夕方が良いとのこと。

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六観音堂(豊受神社)にさよならを告げ、次の目的地、不動池へ。

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相変わらず緑の深い道を歩いていると、左脇に祠がありました。個人的な話ですが、祠を見ると「となりのトトロ」を思い出さずにはいられません。神秘的な場所には心が惹かれます。

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不動池につきました。曇り空でしたが、池の濃紺が輝いています。アビイ・ロード的な一瞬をとらえました。

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不動池からえびのエコミュージアムセンターへ戻り、白橋専務より閉会の挨拶がありました。
参加者の方々には、エコミュージアムセンターの見学と講義、自然観察会により、より深く霧島山のことを知っていただけたのではないかと思います。

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今回さまざまな場所で見られたキリシマミズキ。霧島の春は黄色からはじまり、世界で霧島山にのみ自生する固有種のノカイドウ(5月初旬)、ミヤマキリシマ(5月~6月)へとつづきます。季節ごとに趣を変える霧島山に、みなさまもぜひお出かけください♪

●えびのエコミュージアムセンター

●霧島トレッキングマップ ダウンロード(PDFファイル:1.09MB)

当連盟では、広域観光周遊ルートづくりにより、鹿児島に旅行に来られたお客様に、新しい楽しみ方を提案いたします。次回もお楽しみに!

(2014年4月25日 鹿児島県観光連盟 北園)

霧島発 広域観光周遊ルート(大隅半島北部) モニターツアー♪

鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しています。
4月に指宿発・南九州市ルート、5月には同じく指宿発・南大隅ルートのモニターツアーを実施し、その第3弾として、12月3日に霧島発・大隅半島北部ルートのモニターツアーを実施しました♪

★霧島発・大隅半島北部コース
霧島温泉郷→①大川原峡→②悠久の森→③桐原の滝→④三連轟→⑤中谷公民館にてゴッタンの紙芝居・演奏→⑥関之尾の滝→⑦道の駅たからべ「きらら館」→霧島温泉郷

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霧島連山韓国岳の西南に点在する温泉地の総称が「霧島温泉郷」です。天孫降臨伝説の霧島山の懐ろから湧き出る霧島温泉郷は、大小9つの温泉からなり、いずれも標高600メートルから850メートルの間に位置し、さまざまな泉質があります。

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さて、その霧島温泉郷から霧島神宮駅前を通り、国道2号線で大川原峡キャンプ場へ向かうと、約1時間で到着です。大川原峡キャンプ場は、夏場は家族連れなど多くの人々でにぎわいます。

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ガイドをして下さった曽於市観光ボランティアガイドの寺島さんです。大川原峡は大小の岩が約2km余り続く美しい渓谷で、約34万年前の加久藤カルデラの火砕流で出来た溶結擬灰岩なのだそうです。

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落葉と流れる水、岩と緑のコントラストが美しいです。今回は2kmの渓谷のほんの一部を散策しましたが、マイナスイオンが出ているのか、ひんやりとした空気が心地よかったです。

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大川原峡から約5分で「悠久の森」へ。「悠久の森」というネーミングが素敵だなぁ、と前々から思っていたのですが、なんと、ここ曽於市の条例で、「今後永久に伐採せず、子孫に引き継ぐこと」が制定されているのだそうです。素晴らしい取り組みだと思います!

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ガイドをして下さった國武さんは、自然の植生を大切にしながら安全に散策できるよう、この森を管理されています。植物の名前が分かるように、実際に植物に触れてみたり、葉っぱの特徴を教えてくれたり、とても楽しいご案内でした♪

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「悠久の森」は全国遊歩百選の森にも選ばれており、毎年11月にはウォーキング大会が開催され、たいへんにぎわいます。現在9千2百本の紅葉の木がありますが、1万本を目指して、「もみじの森の会」という里親制度を設けているそうです。

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「おおすみ観光100選」より


今回は片道3.5km(往復7km)のうち、約1kmで引き返してきました。少しだけでしたが、森の中を歩くことで、森のキレイな空気で身体が癒されるだけでなく、自然から離れた毎日を送っていると忘れがちな自然の恵みや命の循環について、改めて考えさせられました。

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再び大川原峡キャンプ場へ戻り、昼食です。「きたん市場 田舎の手作り弁当」と名付けられたお弁当は、ガネ(鹿児島弁でかき揚げのこと)や地元産の野菜を使ったおかずが美味しい!アップルキウイという珍しいフルーツももちろん、地元の方が育てたものです。曽於市観光特産開発センターでは、この他にも何種類か観光弁当を受け付けているそうです(要予約)。

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キャンプ場から桐原の滝へ移動します。

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桐原の滝は、幅40m、落差12mの雄大な滝で、加久藤火砕流堆積物が浸食されてできた滝です。霧島ジオパークのジオサイトです。 今の時期はちょうど水量が少ないとのことですが、よく晴れた日の午前中などは虹が見られるとのこと。スポーツメーカー・ミズノのCMの舞台にもなったそうです。

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同じく霧島ジオサイトのひとつ、「三連轟(とどろ)」も見学しました。冬場は水が流れていないため、いつもは滝の下に隠れている、火砕流と水の織りなす造形を見ることができました。右が水が流れている時の三連轟です。(おおすみ観光100選より)

三連轟から車で約15分、曽於市財部町の中谷公民館へ。ゴッタン奏者・荒武タミさんの生涯を紹介する紙芝居のあと、地元のゴッタン倶楽部の皆さんによるゴッタン演奏を鑑賞しました。

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ゴッタンとは、箱三味線・板三味線とも呼ばれ、旧薩摩藩だった鹿児島と一部の宮崎に伝わる民俗楽器です。ゴッタンの弾き語りの第一人者であり、最後のプロの伝承者である荒武タミさんの生涯を、観光ボランティアガイドの牧之瀬さんに紙芝居でご紹介いただきました。

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ときおり鹿児島弁を交えた紙芝居は、標準語にはない不思議な温かみというか、その地域の魂、とまで言うのは言い過ぎかもしれませんが、独特の波長みたいなものが伝わる気がします。

さて、ひきつづき、「ふるさとを思いやる会 ゴッタン倶楽部」によるゴッタンの演奏が始まります。まずは明るい踊り歌から。

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指導者の永山成子さんを中心に、「茶碗蒸しの歌」や「おはら祭り」など、鹿児島ゆかりの歌を披露していただきました。

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そして、演奏のあとはゴッタン体験をさせて頂きました。

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私もゴッタンに触らせてもらいましたが、実際に演奏してみるとけっこう難しい...。奈良迫プロデューサーは、構え方がなんだかスタイリッシュです。

会場では「おはら節」に合わせて大合奏。参加者のみなさんも自然と笑顔になります。

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ゴッタン倶楽部のみなさんは、永山先生の指導のもと、週に2回ほど練習に励んでいるそうです。ゴッタンの練習が毎回とても楽しみだと話して下さいました。
最後には再び踊りが始まり、最後は永山先生のソロ演奏で締めくくりました。最後の曲は、シャッターを切るのを忘れ、最後まで聞き入ってしまいました。とてもカッコ良かったし感動しました!!

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永山先生は鹿児島の民謡を後世へ伝えるために、民謡集を発行されています。「ふるさとを思いやる会 ゴッタン倶楽部」についてのお問い合わせは、曽於市観光特産開発センター(TEL:0986-28-0111)まで。

ゴッタン体験で湧きたった心を抑え、次の目的地「関之尾の滝」へ向かいます。今回訪れた「大川原峡」「桐原の滝」「三連轟」と同じ、加久藤火砕流堆積物によるものですが、ここは世界でも珍しい甌穴(おうけつ)群があり、国の天然記念物に指定されています。

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案内してくれたのは、都城歴史観光ガイドの馬形さん。川に岩が転がっているようにも見えますが、水面下は全て一枚の岩なのだそうです。

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「雨垂れ石を穿つ」ということわざは、本当なんだなぁ、と改めて実感します。自然の力強い造形美に胸を打たれます。

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関之尾の滝です。その壮大なスケールに圧倒されます。吊り橋から見学する事もできます。ここでは、江戸時代用水路である「北前用水路」を見ることができますが、大きな石が積み上げられている様子を見ると、当時の工事がいかに大変なものだったかということが想像され、感慨深かったです。用水路は岩でできているため、自然景観とも調和しているところが素晴らしいと感じました。

関之尾の滝から車で約15分、道の駅たからべ「きらら館」へ立ち寄り、1時間弱で霧島温泉郷へ戻ります。温泉郷へ近づくと、温泉のいい匂いがしてきます。

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霧島連山を抱く霧島市の自然と温泉を堪能したその次の日には、少し足を伸ばし、大隅半島の雄大な自然と豊かな農畜産物グルメを堪能し、散策で少し疲れた身体をまた温泉で癒す...。そんな旅はいかがでしょうか?

★霧島発・大隅半島北部コース
霧島温泉郷→①大川原峡→②悠久の森→③桐原の滝→④三連轟→⑤中谷公民館にてゴッタンの紙芝居・演奏→⑥関之尾の滝→⑦道の駅たからべ「きらら館」→霧島温泉郷

☆参考☆
霧島市総合観光案内
霧島市観光協会公式ホームページ
「そおナビ」曽於市観光協会公式サイト
曽於市観光特産開発センター「そおかいネット」
都城市観光サイト

(2013年12月6日 総務部 北園)

指宿発 広域観光周遊ルート(南大隅方面) モニターツアー♪

鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しており、4月12日にグリーンティー・リズムと題した南九州市方面のモニターツアーを実施しました。
その第2弾として、5月31日に指宿発で南大隅方面をめぐるモニターツアーを実施しましたので、今回はそのコースを紹介いたします♪(この日は例年より一週間早い梅雨入りのため、雨の南大隅路でしたので、晴れた日の写真も含めたレポートをお送りいたします。ご了承くださいm(__)m )

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指宿市から大隅半島へは、「フェリーなんきゅう」で約50分の海の旅です。
薩摩半島と大隅半島の先端部を結ぶ山川-根占航路は、国道269号線の海上区間に相当することから「海の国道」と呼ばれており、晴れた日には開聞岳を望む絶景を楽しむことができます!

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根占港から南下し、車窓から台場公園を見学します。江戸末期に、薩英戦争に備えて錦江湾岸各地に構築された数十基の砲台のうち、台場が唯一原型をとどめている貴重な史跡で、砲台と砲身が復元されています。

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さらに車で南下し、佐多旧薬園を車窓から眺めます。薩摩藩直営の薬園跡で、リュウガン、レイシ(ライチ)、ガジュマルなど当時としては珍しい植物や薬草が栽培されました。指宿市山川、鹿児島市吉野に設けられた薬園と共に薬学に貢献しましたが、現在も植栽が残されているのはこの地だけとのこと。夏になると、赤いレイシの実がなるそうです。

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佐多岬公園線(通称:佐多岬ロードパーク)を通り、トンネル入り口駐車場に車をとめてしばらく歩くと、御崎神社にたどり着きます。ソテツの生い茂るジャングルに鎮座する社は南国ムードたっぷりです。

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708年創建という由緒ある神社で、本土最南端の守護神として九州一円から尊敬を集めてきた御崎神社は、現在は縁結びの神として願掛けに訪れるカップルもいるそうです♪

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佐多岬は九州本島最南端北緯31度線上に位置しています。展望公園内の展望台・レストハウスは昨年12月から解体撤去工事が行われていましたが、工事が完了し、6月1日より通行制限が解除されました。
南端の断崖から50メートル沖の大輪島に日本最古の一つである佐多岬灯台があります。太平洋、東シナ海、錦江湾に面し、晴れた日には種子島、屋久島を見ることができます。

雄川の滝.JPG

落差46m、幅60mの雄川の滝は、荒々しい岩があらわになった雄々しい景観と透き通る水の美しさが魅力です。渓谷全景や滝の全景を間近に見ることのできる遊歩道のほかに、近日滝を上から眺めることのできる展望台が設置されました。上流は発電所の取水口になっていいます。

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昼食は、木のぬくもりあふれる花瀬でんしろう館でいただきました。
竹の皮に包まれた素朴で味のあるこの「竹皮弁当」は、「うんめもんの会」のお母ちゃん達が地域の食材を中心に作った昔ながらのお煮しめ弁当です。デザートにはかからん団子もついていました♪

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うんめもんの会のお母ちゃんに、お弁当の説明を行っていただきました。 素材の味を活かした、さりげないけれどしっかり旨味のあるおかずももちろん美味しかったのですが、この地域で作っているお米をたっぷり使ったおにぎりも格別です!!

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でんしろう館から徒歩すぐの花瀬川は、石畳に水が流れ、その文様が白い花に見えることから「花瀬」という名前がついたとのこと。清流に沿って遊歩道が整備されていて、晴れた日にはここに足を浸してさきほどの竹皮弁当を食す...なんていうのも風流ですね!

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花瀬自然公園から北上し、神川大滝公園に向かいました。雨の中、紫陽花が映えています。緑深い山に囲まれ、大迫力の景観がひろがる高さ25m、幅30mの大滝からは、小雨の中でもマイナスイオンを感じることができました。

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公園内にある大滝の茶屋では4月~8月にそうめん流しを楽しめるそうです。夏休みシーズンに涼みに行ってみたいものです。

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高さ68m・長さ130mの吊り橋が架かっているので、上からの景観も楽しめます。

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鳥居が二つ並んでいるユニークな景観の諏訪神社は、向かって左の鳥居から入り、右の鳥居から出るとご利益があるとされています。良縁祈願、子宝祈願の神様として人気上昇中で、二代つづけてのお宮参りに訪れる方もいるとか。社殿の中には子供の成長を祈願し奉納されたよだれかけが沢山飾られています。

このモニターツアーの7番目には、「あなたのそばでサプライズ」というメニューがあり、ツアー参加者は直前まで内容を知らされていませんでした。そのタネ明かしは...

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十割そばのふるまいです!こちらはNPO法人愛・あいネットが運営する移動そば処です。

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NPO法人愛・あいネットでは地域の高齢者の方々が生産した玄そばを買い取り、障害をお持ちの方々とともに十割そばの麺作りをしているそうです。こちらの移動販売車に描かれているキャラクターは、アメリカの著名な作家の方が、愛・あいネットの活動を支援したいと、著作権を開放したというものです。

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必要な分だけを「石うす」で自家製粉しているそうで、香高く贅沢な味わいの十割そば。お昼に大きなおにぎりを食べたにも関わらず、おかわりをする方もちらほら。この移動販売車で、イベント等にも参加されているとのことです。

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最後は、昨年オープンしたばかりの南大隅町観光交流物産館「なんたん市場」でお買いもの♪
南大隅町で採れた新鮮な魚や野菜、花などの販売のほか、町内にある花の木農場のジェラート、クラシックブドウで有名な浜田農園のマンゴーなどが売っていました♪

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帰りも「フェリーなんきゅう」で山川港まで向かいます。町の方々に手を振っていただくこの光景も、船旅ならではの光景です。

これまで南大隅方面に訪れたことはあったのですが、緑豊かなこの地で、雨の中輝く紫陽花が印象的でした。
大きな自然に抱かれ、食も豊かな大隅半島には、隠れた魅力がたっぷり!みなさんもぜひお出かけください。自分だけの発見がきっと訪れるはずです!

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(平成25年6月4日 総務部 北園)

「グリーン・ティー・リズム」モニターツアー♪

鹿児島県観光連盟では、拠点地域(霧島・鹿児島・指宿)と各地域の連携による観光周遊ルートを企画しており、4月12日に第1弾の南薩地区モニターツアーを行いました。今回はその様子をレポートします♪

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指宿市発・お茶どころ南九州市をめぐる今回のコースは、お茶畑ウォークやお茶の手もみ体験・淹れ方教室、お茶を使ったメニューもあるランチバイキングなど、お茶づくしのコースです♪名付けて「グリーン・ティー・リズム」!

まるで新緑の季節のような陽気に包まれ、指宿駅から指宿市の宿泊施設や観光施設の関係者を中心とした総勢約60名でモニターツアーの出発です!

「グリーン・ティー・リズム」コース
指宿駅発→①大野岳(茶寿階段&展望からの茶畑)→②お茶畑ウォーク(農家の方々と交流)→③畑の郷「水土利館」(お茶の手もみ体験&淹れ方教室)→④ゆとり館でバイキング(お茶のスイーツなど)→⑤釜蓋神社(参拝&周辺散策)→⑥番所鼻散策&タツノオトシゴハウス見学→指宿駅着


①大野岳
南九州市頴娃(えい)にあり、雄大な南薩大地を360度のパノラマで一望できる大野岳。700年以上前の創建とされている大野岳神社を通り、山頂までは、昨年3月にできたばかりの「茶寿階段」を登っていきます。

茶寿階段1.jpg 茶寿階段1-3.jpg

108歳を祝う茶寿にちなみ、階段は108段になっています。20段目には「二十歳」、60段目には「還暦」、などなど、人生の節目にあたる年には碑があり、過去、未来に思いを馳せながら登ります。開聞岳と池田湖を同時に見渡せる景色にも出会えました!

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還暦を過ぎたあたりから傾斜が厳しくなっているように感じられ、しんどかったのですが、やっとの思いで見事108段登りきりました!茶寿の石碑にタッチして記念撮影です♪

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山頂の展望台からは360度のパノラマが広がっています。季節によって夏場は枕崎や南さつまの山側に沈む夕日、秋から冬には東シナ海に沈む夕日が見れるとのこと。風も気持ちいいです。
こちらは夕陽のスポットとしても人気で、「オールえい's山頂での夕日」という別名もついているそうです。

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②お茶畑ウォーク
大野岳から少し移動し、お茶畑を散策します。 今年は通年より新茶が一週間ほど早く、ちょうど最盛期とのことで、黒い「かぶせ」がいたるところで見られました。この「かぶせ」をすることによって、うま味とコクが増すとのこと。通常、新茶のピークの時期の1週間~10日しか見られない、とても貴重な風景です。

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お茶畑ウォークが終わったら、お茶畑の中にあるちょっとしたスペースで、今回、特別に地域のお茶農家さんに、お茶のふるまいとおもてなしをして頂きました。

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南九州市は市町村単位としては全国一の生産量を誇りますが、今回お邪魔した頴娃(えい)のお茶は「ゆたかみどり」という品種が多く、濃い色味と甘みが特徴です。さつまいものお菓子をお茶うけに、おいしくいただきました♪(お茶は3杯もおかわりしちゃいました!)
バスでの移動中にお茶農家さんが手を振ってくれて、新茶のピークの時期だったのにも関わらず、心のこもったおもてなしに感動しました。

③畑の郷「水土利(みどり)館」でお茶の手揉み体験&淹れ方教室
畑の郷「水土利館」では、資料館見学(無料)はもちろん、お茶の手揉み体験や淹れ方教室を行っています。

水土利館.jpg

お茶の淹れ方教室では、お茶をおいしく淹れるコツを教えてもらいます。お湯の量、茶葉の量、浸出時間などで美味しさが変わってくるそう。最後の1滴まで注ぐことも大事です!茶葉を浸出させる1分間は、みんなで茶摘みの唄♪を歌って和やかでした。(茶摘みの唄を2番まで歌うとちょうど1分くらいだそうです。)

お茶の淹れ方教室.jpg お茶の淹れ方教室1-3.jpg

淹れ終わったら、お茶菓子と一緒にいただきます。お盆には、茶葉が添えてあって風流です。濃い緑が美しいです。

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手揉み体験ではまず、温かい木の台の上で乾燥させながら茶葉をまっすぐに伸ばします。 手のひらに一の字に置いて、上から下へ手で伸ばしながら落とします。なかなか思うようにいきませんが、なんとか少し伸びたところで、次はホットプレートで軽く炒ります。徐々にお茶の香に近づいてきて、手でポキッと折れたら完成。作ったお茶はお土産に♪

お茶の手もみ体験1.jpg お茶の手もみ体験1-1.jpg

館内には色々な種類のお茶の販売もあり、特に気になったのは「茶香炉」!館内に漂ういい香りの正体は、茶葉をアロマのように火で焚いたものだったのです。ぜひお家でもやってみたいな♪

④ゆとり館でランチバイキング
「お茶街道 ゆとり館」では、ランチバイキングが人気です。

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お茶を使ったメニューもあり、この日は新茶の胡麻和え、茶ピザ、新茶のかき揚げ、エビのお茶フリッター、などなどがありました。新茶の胡麻和えは、色もキレイだし柔らかで茶ピザもほんのり苦味がきいていて、どちらも美味しかったです!もちろんデザート(抹茶のムース、お茶といものようかん)もいただきました♪

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ゆとり館隣接のお土産コーナーでは、頴娃のお茶農家毎にお茶の試飲ができるスペースも設けられており、自分の好みのお茶を買って帰ることができます!

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⑤釜蓋(かまふた)神社
近年パワースポットとしても人気の高い釜蓋神社。勝負の神様としても名が高く、この日も団体のお客様がいて、たいへん賑わっていました。

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木でできた釜の蓋を頭にのせ、鳥居の所からお賽銭箱のところまで落とさずに参拝できたら願いが叶うといわれています。早速挑戦してみました!風が強かったのでゆらゆらしてしまいましたが、2回目の挑戦で無事に鳥居のところまで行くことができました!

また、神社の横を通っていくと、希望の岬があります。釜蓋ベンチで海を眺めることのできるほっこりスポットです♪釜蓋というユニークなモチーフはもちろん、この景観もここの魅力のひとつです。

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⑥番所(ばんどころ)鼻~タツノオトシゴハウス
番所鼻自然公園は、開聞岳を臨む地で、かつて地図作成のため日本各地を歩いたかの伊能忠敬が「天下の絶景なり」と言ったと伝えられ、記念碑が立っています。 番所鼻自然公園の幸運の金は、鳴らす回数によってご利益が違うとのこと。ちなみにわたしは3回鳴らしてみました。

番所鼻自然公園1-2.JPG 番所鼻自然公園3.JPG

ハート形の日よけがついたこのベンチは、恋人同士で座るのにぴったりのある仕掛けが施してあります。また、この右側は舟の船首をイメージしてあり、かの映画・タイタニックを真似ることもできるという、なんとも遊び心のあふれた空間になっています。茶目っ気のある人と訪れてみたいものです。

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海沿いに広がっているこの景観は、かつての開聞岳の火砕流のたまものです。その隆々しい姿を眺めつつ釜蓋神社まで約1時間かけてウォーキングする「シーホーウォーク」も今春より行われているようです。

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番所鼻自然公園に隣接しているタツノオトシゴハウスは、日本唯一のタツノオトシゴの観光養殖場です。オスが出産・育児をするという不思議な生き物ですが、幸運のシンボルともされています。

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オリジナルの開運グッズも多数あり、おみやげに人気です。オリジナルのミニボトルを作れるコーナーもあり、好きな色のタツノオトシゴと星の砂を入れることができます。ピンクや水色など、かわいい色が施されています。

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今回は以上のルートをまわったあと、「いせえび荘」にて意見交換会を行い、夜は絶品いせえび料理&えい茶ゼリーを堪能しました。

どこまでも広がる茶畑の緑で目を休め、お茶の香りにつつまれ、波音に心ほだされ、潮の香りに包まれたユニークな神社と荘厳な開聞岳に元気をもらう。癒しがテーマともいえる「グリーン・ティー・リズム」を、ぜひ体験してみませんか。

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(平成25年4月16日 総務部 北園)