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鹿児島/新茶の香りに「ほっ」
鹿児島は全国2位のお茶の産地。そのお茶処鹿児島に、新茶の季節がやってきました。
今回は、霧島市溝辺町にある大坪茶舗さんの協力のもと、鹿児島のお茶を取材しました。
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鹿児島空港に程近い大坪茶舗さんを訪ねたら、80年余りの古民家を生かした茶店舗、店の入り口には「語らいの駅」の看板。店内には商品の他に赤タブのテーブルと椅子、奥には囲炉裏がある。そこに案内された。
「まずはお茶をどうぞ」
程よい温度で、最初に甘く、後味さっぱりのお茶。さすがに美味しい。
「この店の空間は語らい、交流、憩いの場、というか“たまり場”ですね。近所のお年寄りが立ち寄ったり、持ってきた団子や煮しめでお茶を飲んで世間話をしたり、ギャラリーとしての機能もあります」
確かに、お茶はもちろんだが、お茶せっけん、お茶飴、茶器に可愛らしい手作り雑貨、椿油やはちみつまで並んでいる。 奥にはたくさんの版画が張られているが雑然とした雰囲気はない。逆になぜかとても落ち着く。
見回した後に、インタビューを始めようとすると
「では次の一服」、2杯目のお茶をいただいてしまった。今度はよりまろやかで仄かな渋みと苦味が残る。
「先ほどのお茶も美味しかったですが、これも美味しいですね」
「美味しいでしょう。でも先ほどのお茶も2杯目のお茶も同じ茶葉なのですよ」
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「お茶の淹れ方の基本は、必ず沸騰したお湯を湯冷ましすること。
価格の高い茶葉ほど低い温度で、そうでない茶葉ほど高い温度で”と言われています。
茶葉やお湯の量、温度、どのくらいの時間おくかでお茶の味が変わります。意識してお茶を淹れる習慣を身につけたら、自分にあったお茶の淹れ方が分かってくると思いますよ。水は湧き水などの軟水がベストです」
裏の畑に案内してもらった。
「鹿児島の南の方はもう収穫が始まっていますが、このあたりはまだですね」“やぶきた”という品種の明るい黄緑色の新茶が芽吹いている。
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代々引き継いできたお茶の味を守るのも最近は難しくなってきましたと、大坪さんは語る。
「異常気象で冷夏や暖冬、遅霜の対策に扇風機を設置していますが、摂氏2度以下になると太刀打ちできません。だからといって散水に頼りすぎると表土の流失でお茶の品質低下につながってしまう。それに、ペットボトル茶は市民権を得ていますが、急須でお茶を淹れる習慣や価値観が希薄になっていくのも寂しいです」
茶葉は一般的には3回摘まれる。摘み取られた茶葉は蒸されて、水分を均一に乾燥させ、煎茶特有の形状に揉み込む。最後の仕上げで“火入れ乾燥”を行い商品になる。この仕上げ作業が代々店によって異なり、各々の店で香りや味に個性が出る。
最後に、今年の新茶はいつ頃いただけますか?と聞くと
「茶畑に聞いてみてくれる?」
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大坪茶舖 語らいの駅GALLERY
霧島市溝辺町麓391-5
電話0995-58-2206
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