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【特集】出会いの旅・種子島へ

 世界一美しいロケーションとされるロケット発射場のある種子島。鉄砲伝来の地としても知られ、まさに過去と未来が交錯する希有な島である。南北に細長い地形に高い山はなく、手つかずのランドスケープはお隣、世界自然遺産・屋久島にもひけをとらない。メーンの国道58号線でさえほとんど信号はなく、メローなサーフミュージックでもあればそれだけで気分は高揚する。
 ファンウェーブに魅了され国内外から移住してくるサーファーをはじめ、近年、この島に住みたいという人が後を絶たない。
今回お会いした I ターンの方やローカルの方に共通して教えていただいたこと。それは、本当の癒しは人からもらうのだということ。
 何も考えずただ行ってみる。種子島ならそんな旅もアリだ。変わらない場所と時間、笑顔で出迎えてくれる人たちがいる。


World Cafe
山形県出身のオーナー石沢さん。奥様と二人でバックパッカーとして訪れていたネパールで、シャンティの迫田さん(P5参照)と出会い種子島を訪れる。人と自然に魅せられ移住を決意。こだわりのマシンで挽いたエスプレッソ片手に、窓からはサーフ ポイントを一望。贅沢すぎる時間に思わず長居したくなる。夕日をアテにビール!も今夏開始予定。

奥様と二人約40ヵ国を旅したというオーナー石沢さん。
アルバムを見るだけでTripしてしまう。



インド風カレーセット(チャイ付)1,000円
本場仕込みのカレーは、ご飯に全部かけて混ぜるの
が通。エッグカレー、ひよこ豆のカレー、ヨーグルトの
サラダ、チャパティ、アチャール。
※カレーは仕入れにより変更アリ。


鹿児島県西之表市住吉4792(住吉漁港前)
10:00~日没まで 火曜定休日


Moon Bar
デンマーク出身のブライヤンと徳之島出身の智子さん。海をこよなく愛する二人がハワイでめぐり会い、結婚して種子島へ移り住んだのはごくごく自然なこと。オーストラリア人が経営していた同名のバーを譲り受けたのは2007年、気さくな人柄とお店の雰囲気が口コミで人気を呼び、2010年5月に移転リニューアルした。行きつけにしたいそんなバーだ。

ブライヤンはニコンのフィルムカメラとレコードをこよなく愛するアナログ派。週末にもなれば大賑わい。家族連れの常連客から外国人観光客まで、まさに多国籍。

200種以上あるカクテルの中からオススメをつくってもらった。写真はミントリキュールが爽やかなグラスホッパー(600円)。海外ビールの品揃えも圧巻。ベルギー産Hoegaarden(800円)。島の焼酎もお忘れなく。

Moon Bar
鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2208
090-4864-0215
17:30~ 日曜定休日


美しいビーズの魅力。
アンティークビーズの店
SHANTI(シャンティ)

今から約3500年前、地位の高い人達はガラスの玉をお守りとして身につけてきた。玉のモチーフ、ガラスの成分などで年代、場所が全て判明している古代ガラスビーズ。 28年前からオーナーの迫田さんは、自分の足で世界を回り古代ビーズを収集。オリジナルアクセサリーを作製・販売している。国道58号線沿いの海側にある赤い屋根が目印。

鹿児島県西之表市住吉7844-1
0997-23-8183
13:00~20:00(水曜定休日)

島内一リーズナブルなレンタカー。
アイラブレンタカー
世界中のサーフスポットをめぐり、辿り着いた先が種子島だったという矢野さんは東京から I ターン。

090-6290-1316
軽自動車/4000円~(24時間・税・保険込み)

海と旅を愛する画家の世界。
アトリエ松田大児
1991年、種子島の魅力に惹き付けられて家族で奈良から I ターン。画家であり、詩人であり、サーファーという肩書きを持つ大児さん。世界的アウトドアブランド・パタゴニアのTシャツのイラストをはじめ、大手飲料メーカーのビール缶のイラストは有名。画集『ALOHA JOURNEY』はサーファーたちのバイブルに。2010年夏発売予定の絵本も待ち遠しい。

鹿児島県熊毛郡南種子町西之3451-1
090-8767-3770
※要事前連絡

老舗土産屋に歴史あり。
ひげさんの店
35年前に東京から移住してきた桑原さん。種子鋏・包丁、沖ケ浜田黒糖、七つの海(種子島天日塩)といっためがけて買いたい土産がずらり。

鹿児島県西之表市西町36番地
0997-23-2428
8:00~20:00※季節によって変更あり

三度の飯よりパンが好き。
ひだまり工房
12年前、種子島で開催されたサーフィン大会に出場し、故郷の福岡へ戻るとすぐに車に荷物を積み込みI ターンしていたという店長の金子さん。パン職人としての経験をかわれ、社会福祉法人「あかつき学園」が運営する同店へ。「買ってくれる人が毎日食べたくなるパンづくり」をコンセプトに、取材中も子供からお年寄りまでお客さんがひっきりなし。

鹿児島県西之表市西町36番地
0997-23-2428
8:00~20:00※季節によって変更あり

種子島通になれる。
種子島開発総合センター
(鉄砲館)


南蛮船をイメージした独創的な外観が目印。戦国時代に伝わったポルトガル銃や国産第1号銃、国内外の旧式銃約100挺が展示され、日本の鉄砲(火縄銃)の歴史を深く知ることができる。種子鋏・包丁、種子島焼など伝統工芸品も素晴らしい。種子島の文化や生活を紹介したジオラマも必見。


「鉄砲館をはじめ西之表市の歴史探訪は『種子島観光ボランティアガイドじゃろじゃろへ0997-23-3215』」館内を案内いただいた田上さん。

焼酎

4つの蔵元がある種子島。種子島産の紫芋を原料に使用した焼酎をはじめ、どれも芳香な香りと奥深い味わいを楽しめる。

安納芋

安納地区で昔から伝えられてきた伝統野菜「安納芋」。甘味がたっぷりで、焼き芋、アイス、羊羹などお土産にも最適。

おいしい時間。
Hana uta
田んぼや畑ばかりの自然豊かな場所に突如、モダンな建物があらわれる。本誌「読む旅」で執筆をお願いしている圭子さんもオススメの同店。2009年の夏にオープンしたばかりで、店内は木の温もりにあふれていてのんびり。旬の野菜を中心としたオーガニックランチは1日10食で売り切れ必至。カフェ使いや夜ご飯にも訪れたい。


鹿児島県西之表市西町36番地
0997-23-2428
8:00~20:00※季節によって変更あり

南国リゾート気分を満喫。
サニースポット
工務店を経営する社長の上浦さん(写真は奥様)が手がけたヴィラ風の宿。癒しの空間に旅の疲れもどこえやら。リピーターが多いのも納得。ダイニングキッチンには冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・ポット・食器が完備され長期滞在者にも嬉しい。満天の星空の下、家族や仲間とのバーベキューは至福のひととき。


鹿児島県熊毛郡南種子町茎永222-1
0997-26-7243
シングル1名4,000円~5,000円(税・サ込み)
※バーベキュー、食事は要問い合わせ


珊瑚石の石垣が目印の文化遺産。
西之表市指定文化財種子島住宅
赤尾木城文化伝承館 月窓亭(げっそうてい)

武家社会南限の地「赤尾木城」に隣接。1793年、種子島家家老羽生道潔が建造、その孫にあたる慎翁(しんのう)は、明治時代、池坊大日本総会頭職を努めた。その後、歴代種子島家当主が居住し、種子島の迎賓館の役割を果たした由緒ある屋敷。武家屋敷庭園に見たてた亜熱帯性植物独特の世界をはじめ、ポルトガル伝来銃、国産第一号銃の複製、江戸時代の花道教本、美しい婚礼衣装など見所はつきない。