白亜紀の甑島をのぞき見る「甑ミュージアム恐竜化石等準備室」

確かに存在した恐竜たちの暮らしを紐解く現場へ!
甑島には8000万〜5000万年前から大自然がつくりあげてきた美しい地層が刻み込まれています。しかも、そこには恐竜をはじめとしたさまざまな生物の化石がゴロゴロ眠っているのだとか。まさに夢とロマンの宝庫、ワクワクが止まりません。
胸を高鳴らせながら「甑ミュージアム恐竜化石等準備室」に到着。さっそく巨大な恐竜の化石たちがお出迎えしてくれました。甑島では、恐竜の絶滅直前といわれる白亜紀末の化石が多く見つかっているそう。
恐竜の大腿骨など、発見されたパーツをもとに全体像を逆算。オーダーメイドで制作された化石のレプリカが館内に展示されています。博物館さながらの本格的な空間を、無料で楽しめるのだから驚きです。2階には恐竜以外の貝や植物などの化石や解説パネルが並びます。そのなかでも特に気になったのは化石のクリーニング室です。
いかにも研究室!という部屋の奥で、なにやら研究員さんが顕微鏡を覗きながら石を削っています。岩石から小さな小さな化石を削り出す、気の遠くなるような緻密な作業をされているところでした。圧倒的な集中力と手先の器用さに感服。まさに職人技です。
採掘には研究員さんたちだけでなく、小学生をはじめとした島民も積極的に参加し研究に協力しているのだそう。そんな貴重な体験を日常的にできるなんて、羨ましい!
館内を案内してくださった職員の三宅さん。
恐竜や化石、地球の歴史について熱く語る姿はとっても楽しそうで、思わず惹き込まれます。質問にも丁寧に分かりやすく答えてくださいました。ちなみにこちらの施設、現在は「準備室」。数年以内に「博物館」になることを目指しており、そのための準備を進めているのだそうです。島に博物館ができたらますます注目度が上がり、研究もさらに発展を遂げることでしょう。職員さんや発掘調査を手伝う島民の皆さんの活躍に乞うご期待!