鹿児島しま旅<26 ISLANDS>

シマ。それは、不思議な魅力と出会う玉手箱。
県名から受けるイメージはそのままに、大小約600ある島数は全国でも第2位。そのうち26の有人離島が連なる鹿児島県。様々な島々には、唯一無二の物語がギッシリ詰まっている。温帯から亜熱帯にわたる、気候風土が育む海や山といった手つかずの大自然はもとより、暮らしに息づく伝統文化、特色ある郷土料理など、その魅力を一言で語るのは容易ではない。ただ、訪れた人が心をゆさぶられる「何か」があるのは確かだ。
この記事を見ながら島々をめぐるもよし、例えば、ご当地料理や仮面祭に絞ったディープな旅も楽しい。ただし、アクセスは船のみ、レンタカーのない島だってある。アナログの上にデジタルの享受をえられている昨今、本当の旅の醍醐味とは?少なくともその答えにつながる気付きが、このしま旅に隠されている。
県最北端の紺碧の海にいやされる
鹿児島県最北端の海がこれほどまでに青かったとは…。長島本島への入り口、日本三大潮流の黒之瀬戸に架かる大橋(全長502メートル)を渡るとき、限りなく広がる大海を目にして感動を覚えずにはいられない。
【周囲】:獅子島36.5km
人口10人ほどの小さな島で、定期船はなく、チャーター船で行くことができます。
【周囲】:桂島2.7km

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■問い合わせ先
出水市企画政策課 TEL:0996-63-4036
まるで宝探しのような、思いがけない発見の旅へ。
「甄島には何があるの?」。川内港ターミナルから上甑島の里港まで高速船で約40分。鹿児島の離島のなかでは近くにありながら、意外とその魅力は知られていない。
【周囲】:上甑島81.1km、中甑島17.4km、下甑島84.8km
歴史と近未来を体感できる唯一無二のスポット
かつてポルトガルから鉄砲が伝えられた地であり、現在は日本最大のロケット発射場のある種子島。本土最南端の佐多岬より南東約40kmの位置にあり、平坦で南北に細長い地形は、どこかロケットの形に似ている。
【周囲】:種子島169.6km
世界も認めた、太古からの自然に抱かれてみる。
ユネスコの世界自然遺産に登録されて一躍脚光を浴びた屋久島は、日本の様々な機関からもその豊かな自然が“一流”と認められている。
【周囲】:屋久島126.7km、口永良部島49.7km
無垢の大自然と人の温もりに触れてみよう
ありきたりじゃない旅がしてみたい。そう思ったら、屋久島と奄美大島に挟まれて並ぶトカラ列島へ出かけよう。南北に約160km。7つの有人島と5つの無人島からなる。人が常に住む地域としては日本一縦長の村だ。
【周囲】:口之島20.38km、中之島31.8km、諏訪之瀬島27.15km、平島7.23km、悪石島12.64km、小宝島4.74km、宝島13.77km
温かな人々との交流が思い出になる
鹿児島市の南埠頭から村営定期船「みしま」で3時間、3島から成る三島村で最初にたどり着くのが竹島。その名の通り、全島をリュウキュウチク(大名竹)に覆われたのどかな島だ。
【周囲】:竹島9.7km、硫黄島19.1km、黒島15.2km
世界に誇れる奄美の魅力
奄美群島とは、鹿児島の南方380~580キロメートルの海上に点在する島々(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)のことで、奄美群島諸島ともよばれている。
東洋のガラパゴスといわれる、その秘密を訪ねてみる。
鹿児島県の離島で一番大きな奄美大島。エメラルドグリーンのサンゴ礁の海が輝き、亜熱帯植物の原始の森が広がる。はるか昔、この島を発見したヨーロッパ人が「サンタ・マリア島」と名付けたと伝えられる美しい景観だ。
【周囲】:奄美大島461km、加計呂麻島147.5km、請島24.8km、与路島18.4km
サンゴの石垣など昔ながらの風景を歩く。
奄美大島の東方約25キロメートルにある喜界島は、サンゴ礁が隆起してできた島。今でも年間約2ミリメートルずつ隆起しているというのは世界でも類がなく貴重とされている。
【周囲】:喜界島48.6km
スローライフがいのちを輝かせる
「島で生活するように旅してみたい」そう思わせるのは、徳之島が“長寿の島”といわれているから。ギネスブックに長寿世界一と認定された泉重千代さん(享年120歳)、明治から平成の世を明るく生きた本郷かまとさん(享年116歳)は、ともに伊仙町の出身。その元気で長生きの秘訣は、きっとこの島にある。
【周囲】:徳之島89km
童心にかえって触れたい自然がいっぱい
鹿児島県でありながら沖縄本島に近く、琉球文化の流れをくむ沖永良部島。世界的に有名なエラブユリをはじめ色鮮やかな花々が一年中咲き、島内には大小300あまりもの鍾乳洞があることから、「花と鍾乳洞の島」とも呼ばれる。
【周囲】:沖永良部島55.8km
真珠のように輝く島で、ひとやすみ。
澄みきったエメラルドグリーンの海に、サンゴ礁に囲まれた周囲約22キロメートルの小島がぽっかりと浮かぶ。真っ白な貝殻や星砂が隠れるきらめきのビーチ、やさしく白波が打ち寄せる遠浅の海岸…。ホワイトカラーがまぶしい、その美しさは「東洋に浮かぶ一個の真珠」と称されるほどだ。
【周囲】:与論島23.7km
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