寺山炭窯跡 (てらやますみがまあと)

集成館事業のための 木炭をつくった炭窯

中薩摩エリア 鹿児島の近代化産業遺産

1858年、集成館事業の反射炉・高炉・蒸気機関などの燃料として用いる白炭(火力の強い木炭)を製造するために建設されました。
石炭が産出されない薩摩では、堅木を焼成して木炭を作る必要がありました。寺山に3基炭窯が築かれ、そのうちの1基が今も残っています。集成館に近く白炭に適した木材が多いため、寺山に造られたと言われています。ここで焼かれた白炭は火持ちが良く、高温を発し、重宝されました。
2015年7月5日に世界遺産一覧表に記載されることが決定した「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつです。

【お知らせ】
・寺山炭窯跡は、2019年6月28日、前日から降り続く大雨の影響により、炭窯右面の石積が崩落しました。その後も大雨は続き、7月1日未明には、炭窯北東側の遊歩道の上部斜面で土砂崩れが発生し、遊歩道を含む炭窯の大部分が埋没しました。
・現在、災害復旧事業に取り組んでいるところですが、2022年3月に斜面地の復旧工事が完了しましたので、2022年3月30日に立入禁止を解除し、公開を再開します。公開の再開に伴い、臨時駐車場の供用も再開します。同駐車場への仮設トイレの設置は4月上旬を予定しています。
・2022年度は炭窯の復旧工事を予定しています。工事が始まりましたら、資材置場や工事用車両の通行区間となる臨時駐車場及び一部遊歩道は再び利用できなくなります。

基本情報

住所 〒892-0871 鹿児島県鹿児島市吉野町10710-68
交通アクセス 鹿児島中央駅から車で約30分

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