甑島 ~上甑島・中甑島・下甑島~

まるで宝探しのような、思いがけない発見の旅へ。
「甑島には何があるの?」。川内港ターミナルから上甑島の里港まで高速船で約40分。鹿児島の離島のなかでは近くにありながら、意外とその魅力は知られていない。「特別なものはない」と島の人たちも言うけれど、ゆっくりとした時の流れと手つかずの自然、島民が守り続ける数々の伝統が、島を訪れる人に安らぎと感動を与えてくれる。
甑島列島は上甑島・中甑島・下甑島の3島が連なり、その全長は約35km。ユニークなのは、橋でつながった上甑島・中甑島と下甑島の地形が対照的なところ。上・中甑島は山が低くなだらかで、下甑島は山が高く、切り立った断崖(鹿島断崖)など迫力がある。そんな異なる眺めの景勝地を巡るのは、新しい出会いの連続で楽しい。また、手つかずの自然の魅力はダイビングでも発揮する。東シナ海ならではの神秘的な風景が見られ、知る人ぞ知る穴場。初心者でもシュノーケリング探索や体験ダイビングが楽しめる。
【周囲】:上甑島81.1km、中甑島17.4km、下甑島84.8km

Google MAPで見る >

■問い合わせ先
薩摩川内市観光・シティセールス課 TEL:0996-23-5111
上甑島観光案内所 TEL:09969-6-3930
下甑島観光案内所 TEL:09969-5-1800
こしきしま観光局 TEL:0996-25-1140
甑大明神橋(こしきだいみょうじんばし)/上甑島
上甑島と中甑島の間に架かる全長420mの橋。上甑島側のたもとに、甑(せいろ)の形に似た大岩が御神体の「甑大明神」が祀られていて、ここが島名の発祥地といわれています。
長目の浜(ながめのはま)/上甑島
国の天然記念物。幅50mの砂州が約4km続く、甑島一の景勝地。藩政時代に島津久光公が「眺めの浜」と景観をほめたことが名前の由来といわれています。一望するなら田之尻展望所、長目の浜展望所へ。砂州を挟んで写真右が海で左が池。海水と淡水二層からなる「なまこ池」や30億年前に出現した微生物も生息する「貝池」など、大小四つの湖沼群も神秘的です。
木の口展望所/中甑島
中甑島と下甑島をつなぐ建設中の「藺牟田瀬戸架橋」(2020年完成予定)が見渡せるビュースポット。今しか見ることができない貴重な風景です。橋が完成すると甑島3島を車で自由に行き来できるようになります。
瀬尾観音三滝(せびかんのんみたき)/下甑島
瀬尾川上流にある緑に囲まれた美しい滝。高さ55mから三段になって落ち、下の滝壺近くに観音像が祀られていることから「観音三滝」。マイナスイオンたっぷりの癒しスポットです。
怖いのに温もりがある、地域ぐるみの民俗行事。
下甑島で受け継がれる大みそかの年越し行事「トシドン」。鬼のような怖い顔の面をかぶったトシドンが、小さな子どもがいる家々を回り、その年の行いについて叱ったり褒めたり、諭したりする。最後に来年も良い子でいるとの約束を交わし、歳餅と呼ばれる大きな餅を与えて去っていく。島の宝である子どもたちの幸せな成長を願う、地域の人々の愛情がこもった伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されているとともに、ユネスコ無形文化遺産に登録された。
新鮮美味なキビナゴが一年中食べられる。
鹿児島の郷土料理の一品に挙げられるキビナゴとは、ニシン科の魚で体長10センチほどの小さな魚。甑島はキビナゴ漁が盛んで、一年を通して新鮮で上質なものが食べられる。特に5~6月頃の子持ちキビナゴは大きくてうまみたっぷり。酢味噌で食べる朝採れピチピチの剌身は絶品だ。脂がのったキビナゴの塩焼きや天ぷらもおいしく、キビナゴを甘辛い醤油タレに潰け込み、ご飯にのせて食べる「キビナゴ丼」やお茶漬けも人気がある。
※画像はイメージです
海鮮丼
漁業が盛んな甑島では、黒潮で育った鮮度抜群の魚介料理が一年中楽しめます。海の幸てんこ盛りの海鮮丼は刺身がツヤやかで、まるで宝石のようです。各店の特製タレをかけて召し上がれ。
※画像はイメージです
薩摩甘えび
下甑島名産の薩摩甘えび(タカエビ)はプリプリの食感と濃い甘みが特徴で、刺身や唐揚げにして食べると美味。島内ではエビ漁選別作業の見学や体験もできます。
※画像はイメージです
キビナゴ
全国トップクラスの漁獲量を誇り、一年中新鮮なキビナゴが食べられます。身が厚く、濃厚な旨みが自慢です。
※画像はイメージです
蔵元のこだわりと情熱が伝わるかめ仕込み
鹿児島といえば芋焼酎。それも、その土地柄が生んだ独特の焼酎を味わうのが旅の醍醐味というもの。ここには上甑島に1つ、下甑島に1つの蔵元があり、いずれも甑島産の芋にこだわり、昔ながらの製法であるかめ仕込みで生産されている。塩田酒造の「六代目百合」はコクのある力強い味わい、吉永酒造の「甑州(そしゅう)」は芋の香りがよく上品な甘さが特徴。なかなか他では味わえない逸品に酔いしれよう。
「観光船かのこ」の発着港である中甑港(上甑島)と、下甑島の南端にある手打港に、観光物産施設がオープン。甑島を味わえる食事スペースや島のお土産など、新たな「おもてなし」施設となっている。
コシキテラス/上甑島
コシキテラス/上甑島
旧中甑港待合所を改装してできた地域活性化施設。港を望むカフェでは地産地消の美味しい料理が楽しめ、人気はボリュームたっぷりの断崖バーガー。手作りパンや特産品の販売所もあります。
TEL/09969-2-0525
てうちん浜や/下甑島
てうちん浜や/下甑島
旧手打港待合所をリニューアル。物産・観光交流の拠点として、特産品を扱うショップやレストラン、展望デッキなどがあります。甑島の海の幸山の幸をふんだんに使ったメニューがおすすめ。
TEL/09969-7-0005

島に親しむ「島ある記」

島に親しむ「島ある記」

観光船で大海原を走りぬけ、あのナポレオン岩に大接近。

漫画『Dr・コトー診療所』は、実はこの島が舞台。その中でも下甑のシンポル的存在となっているナポレオン岩。瀬々野浦の海上に突き出た高さ127mの奇岩で、フランス皇帝ナポレオンの横顔に見えることから名が付いた。この岩を間近で見られるチャンスが観光船「かのこ」のクルーズ体験で、中甑漁港から出航して主に下甑島西海岸のポイントを周遊する(天候によってコース変更あり)。乗船は1周約2時間。吹き渡る潮風と一体になろう。

観光船かのこクルーズ体験
観光船かのこクルーズ体験
断崖・奇岩などを周遊する人気のクルージング。横顔が似ていることから名が付いた「ナポレオン岩」など、大自然の彫刻は感動必至です。11月~7月は優雅に群れ飛ぶウミネコに遭遇することも。
(薩摩川内市上甑支所) 
TEL/09969-2-0001 
 
夜空を巡るナイトツアー
夜空を巡るナイトツアー
打ち寄せる波と風の音をBGMに、またたく星たちに包まれる…そんな島の夜を体験しませんか。プラネタリウムのような満天の星空が眺められることもあり、心の洗濯にぴったりのツアーです。
スクーバダイビング
スクーバダイビング
甑島は知る人ぞ知る屈指のダイビングスポットで、東シナ海ならではの神秘的な海の風景が魅力的。初心者でも気軽にシュノーケリング探検、ボンベなしの海底探検などを楽しめる。
 
武家屋敷跡(里町)
武家屋敷跡(里町)
郷士たちの家々が立ち並んでいた江戸時代の風情がそのまま残されている。海岸に打ち寄せられる丸い石を丹念に積み上げた玉石垣と、樹木や花々との調和が美しく、そぞろ歩くだけで心が和む。
ギャラリーヒラミネ
ギャラリーヒラミネ
島在住で94歳にして現役アーティストの平嶺さんの作品も見ることができるカフェギャラリー。
TEL/09969-3-2346
カノコユリ
カノコユリ
夏になると、島のあちこちで甘い香りとともに咲く紅色の花。昔から島民の暮らしはこの花とともにあり、今も島民が草刈りなどして自生地を保護し、鮮やかに咲き誇る花々を見守っている。

おすすめ!こちらの記事も読まれています