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「甲突川河畔の新たな魅力とまち歩きの活性化」 〜プロデューサーズコラム〜


                  2010年8月23日 

          鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫 英光                       

 ナポリ通DSC_0012.jpgり沿いの甲突川右岸緑地等において、「“今の鹿児島”を体感!にぎわいの交流空間“ナポリ広場”の創造」を基本コンセプトに、市民や観光客が楽しく周遊・散策できるよう観光交流センターやオープンテラス等が整備され、84日に共用が開始されました。交流センター2階のテラスからは、桜島や甲突川沿いの緑、また夜間のライトアップも見ることができます。10月にはレストランもオープンの予定であり、女性が集まり観光客を呼び込む起爆剤にと期待が膨らみます。
 
甲突川の流れを身近に感じながら歩ける歩行者空間として、約85mのウッドデッキも設置されており、甲突川の川面やナポリ通り、対岸の歴史ロード“維新ふるさとの道”を眺めることができる開放的エリアとなっています。 

 対岸にあ201008221132218310.jpgり1994年4月に開館した「維新ふるさと館」は、鹿児島を代表する歴史資料館です。大河ドラマ「篤姫」が放映された翌年は、多くの観光施設の入場者が減少した中でも入館者が増加しており、根強い人気を誇っています。
 
旅行エージェントの企画担当者の声を聞くと、施設の内容、館内での演出は全国でも指折りの施設であると語っています。今後も多くの入館者が訪れるものと期待がかかります。 

 ところで甲突川DSC_0031.jpg右岸緑地整備事業が完成したことで、中央駅を基点とする一つの観光のゾーンができたのではないかと思います。中央駅で下車した観光客は、今までシティビューに乗車して市内観光する人がほとんどです。これから新幹線の待ち時間に、ナポリ通りから甲突川右岸を散策し、交流センターで休憩し、南州橋を渡り「維新ふるさとの道」、「維新ふるさと館」、西郷隆盛や大久保利通の生誕地等を巡り、駅に戻る1時間程度のコースが人気を博すると思います。
 交流センターに向かう道路は、由緒ある名前の「ナポリ通り」と名付けられていますが、今まではほとんど観光客には知られていませんでした。今後昼間だけでなく、夜のライトアップと合わせて人通りが多くなると思います。通りに観光客向けの小物ショップでもあればと思います。
 
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今消費の主役は女性です。交流センターの近くには、女子大学や、病院、保険会社など女性の多い職場がありますが、特にレストランでは、女性をひきつけるランチやスイーツの提供が欠かせません。またライトアップに誘われて、カップルが自然と訪れる場所になることで夜のあらたな観光スポットなることを期待します。 

 ところで鹿児島市には、12の「鹿児島ぶらりまち歩き」コースもありますが、まず市民が参加し、わが街の魅力を知り語る必要があります。また、200名余りが登録している鹿児島ボランティアガイドさんの稼働率を上げるのも課題です。
 平成6年4月から半年間長崎市で開催された「長崎さるく博‘06」では、関連イベントを含めて1023万人が参加しましたが、その内247万人(24.2%)は長崎市民でした。市民が我が街の魅力を知るいい機会になったと言われ、その後このイベントは、「長崎さるく」として継続されています。 

 鹿児島市は、加治P1030650.jpg屋町一帯だけでなく、城山周辺、南州神社、磯地域、天保山海岸地区など、長崎に優る多くの魅力ある歴史遺産、観光施設等があります。12のコースに多くの市民が参加されることが、鹿児島の観光にとっても多くの宣伝マンを育てることになります。そして12すべてのまち歩きコースに参加者された方には、マスター賞などの称号を与えることで、励みと良い記念になると思います。市民の1%でもその称号を手に入れることで、鹿児島の観光に弾みがつきます。また、「○○サンと歩く」など常に話題を提供し、参加者の増を図らねばなりません。歩くことで日頃見えない鹿児島市の新たな魅力を発見することにつながり、また健康にもいい効果をもたらします。 

 来年の3月には、九州新幹線が全線開業し、終着駅効果で鹿児島市内には多くの観光客が訪れることが予想されます。案内所を訪れた観光客に、鹿児島の歴史をまず理解していただく場所として、今回整備された地域をPRしてほしいものです。新しい魅力が増えた甲突川河畔に、多くの観光客が集まる姿が浮かびます。温かいおもてなしの心をもって、観光客を迎えたいものです。

プロフィール

古木 圭介プロデューサー
鹿児島県
観光プロデューサー
古木 圭介
(平成29年4月より就任)
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