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「九州新幹線全線開業まで100日」 〜観光プロデューサーズコラム〜

                2010年12月6日

       鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫 英光 


 3月12SEB201010200071_1.jpg日の九州新幹線全線開業まで、100日を切りました。九州新幹線は、2004年3月に部分開業しましたが、開業した1年間で約323万人が利用し、3年目には1000万人を突破しています。今年の3月には、2000万に達し、また、通勤・通学に利用しているエクセルパスは1300人を超え、県民の足として定着しており、全線開業で更なる利用増が見込まれます。 

 12月4日には東北新幹線が新青森まで延び、九州新幹線の全線開業時には、南北を縦断する多くの旅行商品が誕生することを期待しています。開業に合わせて指宿駅まで、「いぶすきのたまて箱」という観光特急の運行も決まりました。ドアを開けるとミストが吹き出し、座席はすべて海側を向くなどJR九州の熱い思いが伝わってきます。観光特急の多い九州ですが、新たな話題になると思います。 

 九州新幹R0010831.jpg線全線開業関連イベント実行委員会では、新幹線“さくら”により鹿児島と関西、中国、北部九州などがダイレクトにつながることを「鹿児島さくら街道」という新しい道の誕生と見立てて、〜往来、オーライ!〜を基調に、相互交流の拡大を目指しています。開業記念イベントとしては出水駅、川内駅では、地域の特色ある祭・イベントの活用・創出を図る中で、ふるさとフェスタ、ご当地グルメグランプリなどを開催する計画です。 
 
鹿児島中央駅では商店街イベントと連携し、花と灯りによる装飾やライトアップなど新しい演出を行うことが決まっており、賑わいの創出が図られると期待しています。
 
県民の皆様にも、全線開業ロゴマーク・キャッチコピー、ポスターや全線開業関連の総合WEBサイトを大いに活用し、県外の知人にPRして欲しいと思います。 
 
 
先月広島P1040038.jpg市内で初めて開かれた九州観光推進機構の説明会には、10社のエージェントの社員60名が参加し、九州新幹線への関心の高さが伺えました。エージェントからは、「従来の観光地に代わる新しい鹿児島の情報を提供して欲しい」、「桜島の噴火の影響」、「離島へのアクセス」、「開業時のイベント」などの相談が多くありました。広島からは最速で2時間24分となり、1泊2日の旅行に適した場所である、とうれしい言葉もあり、今後のPR活動を強化しなければならないと感じています。
 
観光客は、「今だけ、ここだけ、あなただけ」の体験が感動につながり、オンリーワンの情報をいかに伝えることが出来るかがポイントであり、情報発信の重要性が問われていますP1040719.jpg
 鹿児島県
特産品協会では、新特産品づくりやコンクールを実施し、「鹿児島フェア」等ホテルやレストランと連携し、鹿児島の食材を使ったメニューの定番化を促進する取組を進めてきました。観光客の楽しみは地域の食であり、観光客との接点を増やし購買を促進することが、地域に大きな経済効果をもたらすことにつながると思います。 

 新幹線による時間短縮で日帰り観光客の増加が見込まれ、いかに宿泊者に変えるか、泊まりたくなるまちづくりの仕掛けが必要です。また遠方からの誘客も可能となり、新幹線の駅から遠い地域は、停車駅からのルートの設定と2次交通の確保が重要です。そして観光客が訪れるお店では、安全・安心の地元産品を提IMG_0025_4.jpg供し、再訪に繋げることが重要です。 

 大きなイベントで多くの観光客が一気に増えると、料金の便乗値上げやサービスの低下が顕著となり、信用を失墜しその後お客が遠ざかっていった地域が多く見られました。日頃と変わらないサービスの提供が、求められます。観光客は施設の魅力ではなく、地域の魅力に惹かれます。住民、職場などで、観光客を温かくお迎えする心を醸成するなど、地域総力戦で取り組む必要があります。 

 東京から北の新青森まで新幹線がつながり、次は南の鹿児島ということで、県内の地域づくりや誘客のための取組の話題がメディアで取り上げられ、九州新幹線開業の認知度も高まIMG_0745.jpgってきています。しかし九州新幹線が全線開業するからといって、黙っていても観光客が来るということは、安易な考えであり、新幹線は「魔法の杖」ではありません。積極的なPR活動が求められます。 

 鹿児島に来られた方々が、「日本の中に鹿児島というすばらしい地があって良かった」、「また来たい」と感じられる魅力ある地域であり続けたいと願っています。100年に一度のビッグチャンスを県民総ぐるみで迎えたいものです。

プロフィール

古木 圭介プロデューサー
鹿児島県
観光プロデューサー
古木 圭介
(平成29年4月より就任)
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