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行ってみたいと旅心を誘うPR大使に~Smile is Everything and Cost Nothing~

2012年10月29日
鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫英光

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新幹線時間短縮効果で、九州本土最南端の県であることがプラス要素となり、鹿児島には多くの観光客が訪れています。最初に降り立つのが駅や空港であり、第1印象がその地域の印象となります。案内所、タクシー、バス、街の人等の接遇の大切さが問われています。

昨年の九州新幹線全線開業以来、運輸機関、観光施設、そこで働く従業員、また、市民 に対して多くの温かい評価の言葉を頂いています。 その事例をいくつか紹介します。

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『タクシーについて』
・タクシーに乗降する際、帽子を取り名刺を渡して挨拶し、ドアを開け閉めしてくれた。前日観光地で撮影した写真を額に入れてわざわざ届けてくれた。
・宿泊施設から駅まで短い距離であったが、沿線のことを丁寧に説明してくれた。
・タクシーで3時間コースを事前に予約しておいたが、時間に余裕があることを伝えるとルート以外の場所も追加料金を取らず案内してくれた。
・30分間の乗車中、鹿児島の歴史や観光地について詳しく説明してくれた。また、利用したい。

『宿泊施設で』
・子供が料理をこぼし畳が汚れたが、すぐ雑巾を持ってきて、明るい応対で対処してく れた。新しい茶碗をすぐ用意してくれた。
・夜に子供に熱が出たが、フロントの方がわざわざ薬を届けてくれた。
・料理の内容について、メイドさんが丁寧に地域の食材について説明してくれた。
・出発の際、置かれた主人の靴がきれいに磨いてあり、今までの旅行で初めての経験で嬉しかった。ホテルの細かい気配りに感心した。
・忘れ物を駅までわざわざ届けてくれた。親切心に感動した。
・ホテルは大変混んでおり、若い新入社員が対応したが、一生懸命な姿が好感を持てた。自分の娘にも見習わせたい。

『案内所で』
・ホテルを尋ねたら道路まで出て方向や信号機を目印に親切に教えてくれた。
・初めての鹿児島であったが、観光地への交通、名物料理、お土産等について地図を広 げながら親切に説明してくれた。
・空港に着いたらおいしい湯茶のサービスがあり驚きであった。お土産にも買った。

『街角で』
・行きたいレストランを聞いたら、近くまで同行して連れて行ってくれた。
・ガイドブックを持っていたら、どこかをお探しですかと聞いて親切に教えてくれた。鹿児島の人は親切である。
鹿児島には「心温まるおもてなしの心」を実践する人がたくさんいらっしゃることは、うれしい限りです。

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ところで、観光の顔として地域を売り出すのが、各市町村のPR大使ですが、その役割 と「おもてなしの心」の極意を学ぶ研修会が開かれ、県内9地区から20名のPRレディーが参加しました。県観光課の本課長が最近の観光動向を説明し、県内各方面への入込状況や、大都市圏からの誘客の大切さ、地域の情報発信の重要性を説明しました。

11月で任期が終わる鹿児島市の「かごしま親善大使」である原口優さんは、PR大使の仕事の役割やPRの手法について、1年間の実践を通して感じたことを解りやすく話してくれました。

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鹿児島市のPRだけでなく、県内各地域の説明もできるだけするように心がけたこと、また、自分の印象が鹿児島の印象となる、いつも笑顔を持って対応することの大切さを述べていました。小生は昨年のPR大使の審査に加わった一人として、原口さんの成長振りに目を見張りました。

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今回の研修会では、講師の中村朋美さんからPR大使としての心構えやマナー、コミュニケーション方法等について2時間あまり熱心に学びました。各PR大使が連携しながら、鹿児島のPRに努めて欲しいと思います。1年後の成長が楽しみです。



これからのPR大使に望むことは次の点です。
・主役はいつもお客様です。最初の印象が大切。いつも笑顔を忘れず、自ら先に頭を下 げることを心がけて欲しい。
・自ら地域を愛し語れる人になってほしい。そのためには、日頃から地域を回り、歴史、 食、温泉、特産品、観光施設等を知ることが大切です。また、周辺地域の魅力も知り、観光ルートを語れる人が求められています。
・一生懸命には信頼がついてくる。お客様がフォローしてくれる。「わかりません」、「できません」はその場で言わない。調べて後で連絡することが大切です。
・観光客は訪れたい地域の情報を、出来るだけ多く事前に収集したいと考えている。訪問先では自分の地域を解りやすく説明する必要があります。
・説明会等では、滞在したときのくつろぐ「時間」の過ごし方や「情報」を伝授する場所である。「もう一度あの人に会いたい」、「大使のふるさとを訪ねたい」と言われる人になり、かごしまのファン作りに努力して欲しい。

鹿児島の観光は、地域の人々の日頃の情報発信やおもてなしの心で支えられています。PR大使が鹿児島の観光伝道師として、観光客が訪れてみたいという旅心を誘う役割 を担って欲しいと思います。

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新幹線開業効果に陰りが見える鹿児島ですが、観光地の最終的な評価は人です。そして、県民一人ひとりが観光客を温かく親切に迎える「おもてなし先進県鹿児島づくり」を定着させたいものです。

プロフィール

古木 圭介プロデューサー
鹿児島県
観光プロデューサー
古木 圭介
(平成29年4月より就任)
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