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No.423 夏休みの行事は子供の成長を育む~ラジオ体操で早起きの習慣を~

2016年8月8日
鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫英光


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 お盆が近づき、空港や駅は家族連れの姿が目立ちます。今年は「九州ふっこう割」が導入され、宿泊地にもようやく客足が戻っているという感じです。
これから帰省と旅行を兼ねたファミリー層が一段と多くなって欲しいと願わずにはいられません。また、熊本地震で落ち込んだ観光客を回復させるためには、秋以降の旅行商品の売れ行きが気になります。


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 参議院選挙も終わり世の中が落ち着いたことから、熟年層の旅行需要を取り込むことが重要になっています。
「九州ふっこう割」は熊本県と大分県の割引率が高く設定されており、鹿児島としてはどちらかの県を周遊ルートに入れることで、旅行商品の値ごろ感が出てきます。特に鹿児島にない「祭り」や「自然景観」等を入れることが必要ではないかと思います。


 例年になく猛暑が続き、電気店のクーラーの売り上げが順調とのことです。やはり日本は四季がはっきりしており、その季節の普通の姿が経済活動にも良い傾向として表れると感じます。
冬は寒く夏は暑い方が、経済活動はうまく回転していくように感じられます。


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 ところで、毎年夏は節電の必要性が叫ばれていますが、クーラーを付けっぱなしにして寝ている家庭が多いと思います。昔は扇風機だけでクーラーのある家は少なく、田舎の家では虫対策として、蚊帳を吊って寝ていました。
家族全員で蚊帳の中に一緒に寝て、朝起きると自分が反対方向に動いて寝ていたことに気づき、思わず笑い出したものです。苦しいと言うより家に温かさがあり、どこの家庭でも見られた光景ではなかったかと思います。


       垂乳根(たらちね)の 母がつりたる 青蚊帳を
       すがしと居寝つ  たるみたれども
                          ~長塚節~


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 ところで、朝6時過ぎになると、私の住まいの真向かいにある松林に囲まれた公園から、小学生の元気な声が聞こえてきます。
「全国の皆さんおはようございます。」とラジオから流れるかけ声とともに、付き添いの親や小さな子供まで一斉にラジオ体操が始まります。私もベランダ越しに子供の動きに合わせて、一緒にラジオ体操をするのが毎朝の日課となっています。


 親の実家に帰省した都会の子供たちも参加しており、故郷の夏休み行事を楽しんでいるようです。子ども達は体操が終わると記録簿にチェックを受け、公園で遊び、PTA係の誘導で横断歩道を渡り、家路に急いで帰ります。地域の皆さんの協力体制が、子ども達の朝のラジオ体操を支えていると感じます。親たちが頑張れば続けられる夏休みの行事ではないでしょうか。


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 我々の小学生のころは、どこの地域でも毎朝見られた光景でした。集落単位で広場に集まり、先輩と一緒にラジオ体操をしたことが懐かしく思い出されます。体操が終わると、記録簿にスタンプを押してもらい、夏休みも終わりに近づくと皆勤賞をもらうことが何よりも楽しみでした。今では集団でこのようなラジオ体操をする姿は珍しくなりましたが、子ども達の夏休みの思い出づくりに役立ち、朝のすがすがしい空気に触れることで早起きの習慣も身に付くものと思います。残したい日本の原風景がそこにあります。


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 世間では「いじめ」や「校内暴力」、「親子の争い」等が問題になっていますが、子供の頃から集団生活の中での規律や支え合う心、我慢する心を育むことは大事なことと思います。
また、お盆には故郷に帰り先祖の墓に一緒に手を合わせて、先代からずっとつながっている命の大切さを教えることは、大事な経験にもなります。


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 子供たちが多くの体験を味わうことが成長の糧となります。夏休みも後半ですが、海水浴、親子サマーキャンプ、合宿等に積極的に参加し、思い出づくりの一つに加えませんか。

皆さん今年の猛暑を、乗り越えましょう。



        子供らが 鬼ごとをして 去りしより
          日ぐれに遠し さるすべりの花
                        ~島木赤彦~
*鬼ごと「鬼ごっこ」のこと


次回のコラムは、8月22日になります。


プロフィール

古木 圭介プロデューサー
鹿児島県
観光プロデューサー
古木 圭介
(平成29年4月より就任)
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