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奄美の白いダイヤモンド

集落にひそかに残る白糖製造工場の痕跡を見つけてみよう♪

  • 所要時間1泊2日
  • 交通手段レンタカー

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奄美空港から車で約2時間

須古白糖製造工場跡

 
 須古白糖製造工場跡

 

1866年、焼内湾奥にある須古集落に建設。約2年、操業しました。建物は平屋建てで,レンガづくりのトタン屋根。60人弱の作業員が働く大規模な工場でした。工業用水を確保するために、近くの蔵戸川から水を引きレンガづくりの貯水池がつくられました。工場にはサトウキビを搾る圧搾機、これを動かす蒸気機関、黒糖を精製する機械を設置。薩摩藩は蒸気船豊瑞丸を使って機械を輸送しました。現在、工場は畑となり、建物の基礎に使用された凝灰岩の切石(白糖石)は民家の塀に,耐火レンガは墓の囲い石として二次利用されています。

住所 鹿児島県大島郡宇検村須古
電話番号 0997-67-2261(宇検村教育委員会)

車で約25分 

久慈白糖製造工場跡

 
 久慈白糖製造工場跡

 

1867年、薩摩藩の御仮屋(役所)が置かれた久慈集落に建設され、5年間操業しました。建物は、レンガづくりの土台にトタン屋根で、40人以上の作業員が働いていたとされています。工場の大きさは約90m×27m。煙突が7本もある、2階建ての大規模工場でした。最も高い煙突は、高さが36mもあったと記録されています。建物の跡は残っていませんが、発掘調査では凝灰岩の切石(白糖石)や、レンガ積みの遺構が確認されています。白糖石は集落の民家の塀に転用されており、今でも見ることができます

住所 鹿児島県大島郡瀬戸内町久慈
電話番号 0997-72-2905(瀬戸内町教育委員会)

車で約1時間20分

金久白糖製造工場跡

 
 金久白糖製造工場跡

薩摩藩の御仮屋(役所)に隣接する海岸近くに建設されて、1866年から3年間操業した金久白糖製造工場。敷地は大規模で、奄美大島にある4つの工場の中心でした。建物の規模は不明ながら煙突が2本設置され、うち1基は蒸気機関用であったといわれています。建物は二階建てと考えられ,板壁で、屋根には亜鉛葺き鉄板が用いられ、29名以上の作業員が働いていました。工業用水の確保のために、井根川や腰又川から水を引いて貯水池がつくられていました。工場の廃止後、建物の基礎に使用された凝灰岩の切石は民家や小学校の塀等に転用され、今でも見ることができます。

住所 鹿児島県奄美市名瀬町大字金久
電話番号 0997-54-1210(奄美市文化財課)

徒歩約10分

蘭館山

 
 蘭館山

 

白糖製造工場の建設に関わったアイルランド人建築技師のトーマス・ウォートルスと、白糖製造技師のマッキンタイラーの宿舎跡。宿舎は白ペンキ塗りの洋館で、白糖工場や名瀬湾を一望できる山頂に建設されました。洋館は島の人から「蘭館」と呼ばれ、この山は「らんかん山」と称されるように。その後、ウォートルスは明治政府に雇用されて東京・銀座の煉瓦街や、大阪造幣寮等の設計を行い、日本近代建築を牽引する人物となります。白糖工場はウォートルスが建設した近代建築の第1号で、ウォートルスとシマの恋人・マシュの別れを唄ったとされる島唄も残っています。

住所 鹿児島県奄美市名瀬町金久
電話番号 0997-54-1210(奄美市文化財課)

車で約25分

りゅうがく館(瀬留白糖製造工場で使われていた耐火レンガを展示!)

[奄美大島]西郷松を活用した西郷隆盛と愛加那の木彫彫刻を展示
 りゅうがく館(瀬留白糖製造工場で使われていた耐火レンガを展示!)

奄美大島謫居を命じられた西郷は龍郷の阿丹崎に上陸。彼を乗せた船がとも綱をつないだと伝えられた「西郷松」があったが近年松枯れの被害を受けた。その西郷松を利用した作られた西郷隆盛と愛加那の木像が入口に展示されている。

※詳細は下記連絡先までお問い合わせください
※奄美大島へお越しの際は、必ずこちらをご確認ください

  • 住所 鹿児島県大島郡龍郷町瀬留968-1
    電話番号 0997-62-3110(りゅうがく館代表)
    営業時間 9:00~22:00(日曜日は9:00~17:00)
    ※島ミュージアム(文化財展示室)は月~土も17:00まで
    ※祝日も、上記の通りに開館
    休日 年末年始
    ※その他、台風や停電などにより臨時休館となる場合があります
  • 詳細ページへ
住所 鹿児島県大島郡龍郷町瀬留968-1
電話番号 0997-62-3110(りゅうがく館代表)
営業時間 9:00~22:00(日曜日は9:00~17:00)
※島ミュージアム(文化財展示室)は月~土も17:00まで
※祝日も、上記の通りに開館
休日 年末年始
※その他、台風や停電などにより臨時休館となる場合があります

車で約5分

瀬留白糖製造工場跡

 
 瀬留白糖製造工場跡

 

1867年に龍郷湾奥にある瀬留集落の海岸近くに建設。操業は1年ほどでした。建物は木骨組みの板壁で、屋根はトタン屋根。大きさは不明ですが、煙突を備えていました。現在、工場跡は畑となっていて、建物の基礎や部材に使用された凝灰岩の切石(白糖石)や、レンガが民家に保管されています。レンガはイギリスから輸入した耐火レンガと地元で製作された赤レンガがあり、ボイラーなどの火を使う場所にはイギリス産を、建物の部材には地元産を使用。この2種類のレンガは、龍郷町のりゅうがく館で見学できます。

住所 鹿児島県大島郡龍郷町瀬留
電話番号 0997-69-4532(龍郷町教育委員会)

車で約5分

けいはんひさ倉

 
 ©藤井音凛

©藤井音凛

奄美の郷土料理「鶏飯」は、鶏肉、錦糸玉子、しいたけ、パパイヤの漬物、タンカン(柑橘類)の千皮などの具を熱いご飯の上にのせ、地鶏スープをたっぷりとかけていただきます。ひさ倉では、放し飼いの地鶏を使い、あっさりしながらもコクのあるスープが自慢です。
その他、鶏さし、焼き鳥なども人気があります。

※詳細は公式サイトにてご確認ください
※奄美大島へお越しの際は、必ずこちらをご確認ください

住所 鹿児島県大島郡龍郷町屋入516
電話番号 0997-62-2988
営業時間 11:00~20:30(ラストオーダー20:00)
休日 不定休

奄美空港まで車で約30分 

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