大口盆地の中央を川内川とその支流が流れ、市の南西部で一大瀑布「曽木の滝」となって鶴田ダムへとそそいでいます。奇岩のそそり立つこの滝は、滝幅210メートル、高さ12メートルもあり、春は桜やつつじが彩りを添え、夏は水量も多く豪快そのものです。また、秋には銀杏や紅葉が流れの中に鮮やかに浮かび上がり、季節ごとに訪れる人々を魅了します。四季の彩りも美しく桜や紅葉の季節には、イベントも開催されます。
閑寂な老杉の濃い緑に包まれた参道・境内を抜けると、格調高い朱塗りの社殿の荘厳かつ豪華絢爛な姿があらわれます。建国神話の主人公である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀った霧島神宮は、創建が6世紀と古い歴史を誇る神社です。最初は高千穂峰と火常峰(御鉢)の間にある背門丘に建てられたといわれていますが、霧島山の噴火による消失と再建を繰り返し、500年以上前に現在の場所に移されました。現在の社殿は島津氏第21代当主(第4代薩摩藩主)島津吉貴が、1715年に建立・寄進したものです。年間100以上の祭儀が行われ、中でも元旦と2月11日に本殿で奉納される九面太鼓は、勇壮な郷土芸能として県内外から注目を集めています。この近辺には霧島の七不思議や古宮址などもあります。桜の時期には薄桃の花が、紅葉の時期には紅葉の赤と鳥居の朱がよく映えます。
蒲生八幡神社境内にそびえ立つ大楠は、樹齢約1,500年、根周り33.5メートル、目通り幹囲24.22メートル、高さ約30メートルと日本で一番大きな楠です。環境庁が昭和63年に実施した巨樹・巨木林調査で、正真正銘日本一に認定されています。 蒲生八幡神社が建立された1123年にすでに大木であったことから考えても、樹齢千年を超える堂々たる老木です。樹根部分には、大きな空洞があり、下から見上げる壮大さと、地にどっしりと根をはった力強さは、神秘的で不思議な感覚を抱かせてくれます。毎年11月第3日曜日には秋まつりが開催され、太鼓演奏の音が周囲に響きわたります。
標高1,411mで比較的容易に登山できる山として人気があります。山頂には周囲1.9km、水深11mの火口湖をもち、「お浪伝説」が語られる神秘的な火口湖として知られています。池は標高1,241mの高地にあります。登山道はモミ、ツガの原生林の中にあり、山頂までしっかりした歩きやすい道が整備されています。池の周囲を約2時間で一周できる遊歩道もあります。春先は、火口壁沿いに春を告げる花のマンサクが咲き誇ります。※入山規制など、登山道の情報については「霧島市公式ホームページ」等で最新の情報をご確認ください。≪登山ルート≫ 県道1号線新湯温泉と新床展望台の中間あたりに位置する登山口が一般的に利用されます。他にも、えびの高原からの登山ルートや縦走コースと山頂を結ぶルートもあります。足場は、石段が整備されており、比較的歩きやすいコースとなっています。≪歩行距離≫県道1号線沿いの大浪池登山口から大浪池避難小屋(休憩所)まで約900m≪歩行時間≫登り:約40分下り:約30分
えびの高原は霧島山の標高1200mにある自然豊かな美しい高原です。韓国岳や池めぐり自然探勝路、甑岳など霧島山の登山口です。霧島で最も新しく江戸時代に噴火してできた硫黄山の火山活動の影響で、ミヤマキリシマ、ススキの草原が広がっています。世界中で霧島にしかない植物、ノカイドウの自生地として国の天然記念物に指定されています。えびのエコミュージアムセンターや日本最南端の屋外スケート場、ホテル、土産物屋、キャンプ場などの施設があります。(霧島錦江湾国立公園、霧島ジオパーク)▼えびのエコミュージアムセンター詳しくはえびのエコミュージアムセンタースタッフブログをご覧ください。
曽木の滝の1.5キロ下流に、今でも明治の面影を強く残している曽木発電所跡があります。曽木発電所は、明治42年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級のものでした。創設者は野口遵で、牛尾大口金山に電力を供給するために明治39年に曽木の滝の水力を利用する電気事業を起こしました。 当時としては大規模な6,700キロワット(最大出力)の電力を作りだし、余剰電力を使い水俣ではカーバイト生産を開始。後に、戦前における日本最大の化学会社へと発展したことから、この発電所は日本化学工場発祥の地といわれています。昭和40年に鶴田ダムの完成と同時に水没してしまいましたが、現在では、渇水期の5月から9月に、中世ヨーロッパの居城跡を思わせる煉瓦造りの建物が姿を現します。
北に霧島連山、南に桜島の雄姿と波穏やかな錦江湾。そして、眼下に国分の街、錦江湾、奥に桜島、ふりむけば霧島の山々も見える一等地にある高さ192mの高台。桜島と対峙すると、時折鹿児島空港へ進んでくる飛行機の機体が横切り、体がふわっと軽くなります。昼間の風景もさることながら、国分の街に灯りがともりはじめ、暮れなずむ錦江湾に浮かぶ桜島も素敵です。園内には、児童広場、屋外ステージ、1周1,350mのゴーカート場、観覧車など、家族連れで楽しめる施設があり、一日中いても遊び足りない公園です。夜間は営業していませんが、展望広場にはベンチもあり、国分平野を中心とした夜景を眺めることができます。また、4月には桜やツツジ等が満開となり人々の憩いの場としても親しまれています。
「日本名水百選」のひとつに選ばれている丸池は、日量約6万トンの水が湧き出し、町の生活用水に利用されています。春は桜、夏はホタルの名所としても知られていて、水路沿いの石畳の小道は散策にぴったりです。9月初旬には、この丸池湧水の恩恵に感謝する「名水丸池感謝の夕べ」が行われ、丸池内、周辺に約1,000本の竹灯篭を浮かべ、幻想的な姿に変身します。
1,574メートルのコニーデ火山で、天孫降臨伝説の残る山です。霧島第2峰で頂上に天の逆鉾があり、眺望抜群です。 山麓及び中腹一帯は、アカマツ、モミ、ツガ、ミズナラを中心とした原生林、これにリョウブ、ヤシャブシ、ネジキ、アオハダ、カナクギノキ、ハリギリ等の落葉樹が混成しており、春の新緑、初夏のミヤマキリシマ、秋のモミジ、冬の樹氷と一年を通じて四季折々の景観が楽しめます。高千穂河原から山頂への登山道は、九州自然遊歩道の一部であり、自然観察に適した遊歩道もあります。
霧島連山の北、栗野岳の標高約700メートルの高原にオープンした、霧島の自然の中に、芸術性の高いアート作品を配置した野外美術館・霧島アートの森。広大な園内には、国内外の著名な作家たちによる大小さまざまのユニークな作品23点が展示されています。日本を代表する芸術家草間彌生さんはじめ個性的な作品を目にすると、思わず立ち止まりたくなります。石や鉄・プラスチックなど、いろいろな素材でつくられたこれらの作品は、もともとの地形や樹木を生かしてバランスよく展示され、約2キロの園路を散策しながら、じかに手でふれたり座ったりして鑑賞できるようになっています。また、スマートな外観のアートホールもあります。桜島も自然が造ったアートとして、ホール階段から屋外アートの横に入るように設計されています。また鹿児島県霧島アートの森がある湧水町は、名前の通り湧水が豊富です。
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