田上水車館跡（タガミスイシャカンアト）

水車動力で綿布を織る薩摩藩の紡績所

中薩摩エリア燃料・動力紡績

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田上水車館では、田上川の水を利用して直径６ｍ程の水車を回し、その動力で長さ４ｍ、幅２ｍの大型の機織機を４台動かして綿布を織っていました。田上水車館は郡元水車館の設備を田上川の近くに移転し、建設。島津斉彬もたびたび水車館を訪れては、職工たちを激励したといわれています。この水車館は、集成館に鹿児島紡績所ができる1867年まで操業しました。本来の水車館の位置は、現在の石碑より約150ｍ北西にあったといわれています。

産業遺産情報

建設年代	安政5年（1858）
土地所有者・管理者	鹿児島市
標柱・説明版	説明板有り
地表遺構の有無	田上水車館は現存しておらず、美尾崎公園に標柱が立てられています。（標柱は元々別の場所に設置されていたものが、公園に移されています。）
見学の際の留意事項	・田上水車館跡の標柱は現在、美尾崎公園に設置されていますが、実際、田上水車館が置かれていたのは田上1丁目21番付近とされています。現在山が一部削られ住宅地となっていますが、当時は山沿いに流れる川に水車を設置し動力としていました。・水車館があった場所の目印としては、「鹿児島市消防局西消防署田上分遣隊」があります。

基本情報

住所	鹿児島県鹿児島市田上1丁目11(美尾崎公園内）
電話番号	099-227-1962（鹿児島市教育委員会）
交通アクセス	鹿児島交通バス「田上」バス停下車徒歩2分
駐車場	無し
ホームページ	かごしまデジタルミュージアムHP

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