白谷雲水峡は標高600~1,300メートル、面積424ヘクタールにわたって広がる照葉樹林からヤクスギ林に至る森林です。その原生林の自然を容易に観賞できる風致探勝林として、昭和49年、屋久島自然休養林に指定されました。
ヤクスギの混生した照葉樹林や珍しいシダ、コケなどが生い茂る白谷川沿いの歩道では、重なりあった巨岩、きりたった渓谷や川岸のサツキ、サクラツツジと自然がさまざまな美しい姿を見せ、まさに大自然のつくりあげた庭園という感じです。林内の階段はスギ材を使い、歩道には屋久島産の石を張るなど、自然を損なわず整備した所要時間1時間、3時間、4時間の3つの観賞コースがあります。
(水源の森百選)(県推奨森林浴の森70選:渓流コース)