鉄鉱石や砂鉄などから鉄を大量につくる製鉄施設は、反射炉と同様にオランダの技術書をもとに建設されました。高炉の高さは約7.2m。高炉による製鉄は炉の温度を1200~1500度に保つ必要があるため、水車動力を活用して大量の風を送風、炉内を高温に保ちました。水車は関吉の疎水溝からの導水を活用して回転させます。高炉は薩英戦争によって破壊されましたが、平成18年の発掘調査で水車に水を供給したと思われる水路跡が発見されています。
産業遺産情報
文化財指定 | 国指定史跡 |
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建設年代 | 安政元年(1854) |
土地所有者・管理者 | 島津興業 |
標柱・説明版 | 説明板有り |
地表遺構の有無 | 高炉跡に関連する水路などが地下に保存されています。 |
見学の際の留意事項 | 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である旧集成館の遺構の一つです。 鶴嶺神社の境内となっています。 車は仙巌園の駐車場に止めてください。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県鹿児島市吉野町磯 |
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電話番号 | 099-247-1551(仙巖園代表) |
交通アクセス | 鹿児島中央駅から車で約20分 鹿児島空港から(姶良IC~国道10号経由】車で40分 鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー・まち巡りバスで約30~50分 「仙巌園前」バス停下車すぐ |
駐車場 | 乗用車:1日300円,バス:1日1000円 |