TRIP　今日はどこ行く？鹿児島を旅しよう（霧島・姶良エリアのよかとこ）

十三塚原史跡公園は、八幡神の正当性を巡って宇佐八幡宮を大隅八幡宮（現・鹿兒島神宮）が争っていた頃、宇佐から派遣された密使13人が死んだ際の墓と伝えられる史跡があります。その由来にちなんで、公園内には十三塚記念碑や十三塚原石碑が建てられています。その後、農業改善事業により、本来の史跡は失われたものの、記念碑と共に当時の縮尺及び原型を保存し移されたそうです。

城山公園は、霧島市国分の標高192mの高台に位置する公園です。園内には展望台や観覧車、ゴーカート場、パターゴルフ場など子供から大人まで楽しめる施設がいっぱいです。春には桜が満開になり、お花見スポットとしても人気です。展望台からは南側に国分平野と錦江湾や桜島、北側に霧島連山などを眺めることができます。時折鹿児島空港へ進んでいく飛行機も見えるなど昼間の風景もさることながら、市街地に灯りのともる夕景や夜景も素敵なスポットです。

家族温泉 山翠は、県内有数の湯量を誇る霧島市日当山に湧き出る、源泉かけ流し利用の貸切風呂専門の温泉施設で、源泉かけ流しの内湯と露天風呂やサウナ等があります。21棟ある貸切風呂は、すべてに内湯と露天風呂があり、それぞれが趣の異なる造りで、湯船は檜や信楽焼、石などでできており、好みの浴槽が選べます。また、各部屋で異なる自然豊かな景色を楽しむことができます。

伊佐市にある曽木の滝は、滝幅210メートル、高さ12メートルの壮大な滝です。千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流とその轟音は、訪れる人々を圧倒します。「東洋のナイアガラ」とも呼ばれるこの滝は、春は桜やつつじ、秋は銀杏や紅葉が彩りを添え、四季折々の美しさを見せてくれます。曽木の滝公園として整備されており、レストランやおみやげ屋もあります。

湯之尾滝ガラッパ公園は、伊佐市にある公園です。平成2年5月5日にミニ独立国「菱刈ガラッパ王国」が建国され、ガラッパ大王・みずえ夫妻をはじめ、34体のガラッパ像があります。ガラッパとは、川内川に生息している南九州に伝わる河童の一種です。公園からは、江戸時代に造られた湯之尾井堰によってできた人工滝の「湯之尾滝」と昭和の治水で作られた「可動堰」が見えます。自然や歴史と伝説が交わる湯之尾滝ガラッパ公園へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

重留多目的広場（しげとめ花いっぱい広場）は、高校の実習農場跡地の広大な敷地に広がるスポットです。春は菜の花、秋には色の混じった花弁が数多く見られるコスモスが一面に咲き乱れ、色とりどりの花々が目を楽しませてくれます。広大で美しい風景を楽しめるしげとめ花いっぱい広場でぜひ四季を感じてみて下さいね。