耐火レンガの製造や薩摩焼の技術改良を行うために建設された登窯です。朴正官らは、「金欄手薩摩」と呼ばれる金を多用した、華やかな薩摩焼の研究を行いました。さらに、ヨーロッパ式の食器の生産も試みられたといわれています。窯は石垣の上に建設されており、10~11室の焼成室をもつ大きな窯であったと推測されています。これらは集成館の東側にある丘陵を造成して建設されました。窯本体は薩英戦争によって破壊されてしまいます。現在は跡地にレストランが建っており、下の斜面には当時の石垣が残されています。
産業遺産情報
文化財指定 | 国指定名勝 |
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建設年代 | 不明 |
土地所有者・管理者 | 島津興業 |
標柱・説明版 | 説明板有り |
地表遺構の有無 | 窯跡本体は残っていません。窯跡があった場所はレストランとなっています。 |
見学の際の留意事項 | 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である旧集成館の遺構の一つです。 |
基本情報
住所 | 鹿児島県鹿児島市吉野町磯 |
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電話番号 | 099-247-1551(仙巖園代表) |
営業日 | 通年 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
休日 | 年中無休 ※かごしまマラソン開催日を除く |
料金 | 【入場料金(尚古集成館と共通チケット)】 個人:大人・高校生以上1000円,小中学生500円 団体(20名以上):大人・高校生以上900円,小中学生450円 団体(100名以上):大人・高校生以上850円,小中学生400円 ※ 乳幼児無料 |
交通アクセス | 鹿児島中央駅から車で約20分 鹿児島空港から(姶良IC~国道10号経由】車で40分 鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー・まち巡りバスで約30~50分 「仙巖園前」バス停下車すぐ |
駐車場 | 乗用車:1日300円,バス:1日1000円 |
ホームページ | 公式サイトを見る 仙巖園facebook |