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屋久島・口永良部島

世界も認めた、太古からの自然に抱かれてみる。
ユネスコの世界自然遺産に登録されて一躍脚光を浴びた屋久島は、日本の様々な機関からもその豊かな自然が“一流”と認められている。日本のかおり風景百選(照葉樹林とサバ節)、日本の滝百選(大川の滝)、森の巨人たち百選(縄文杉・紀元杉・弥生杉)、島の宝百景(海辺の温泉)。とにかく見どころがたくさんあるので、できれば数回に分けて訪れ、一つ一つとじっくり向き合いたい。原生林が生い茂る森で澄んだ空気を深く吸い込み、樹齢数千年の屋久杉の鼓動に耳を傾け、雨量を誇る島ならではの豪快な滝の前でマイナスイオンをたっぷり浴びる。そんな時間をかけた贅沢な旅がよく似合う。 釣りと温泉を楽しむなら、屋久島の宮之浦港から町営船で1時間35分の口永良部島へ。島の9割が広葉樹林で覆われ、新岳と古岳の2つの火山を持つ。唯一の砂浜である西之浜では、国の天然記念物「オカヤドカリ」に出会う、貴重な体験もできるかもしれない。
【周囲】:屋久島126.7km、口永良部島49.7km

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■問い合わせ先
公益社団法人屋久島観光協会 TEL:0997-46-2333
屋久島町観光まちづくり課 TEL:0997-43-5900
口永良部島出張所 TEL:0997-49-2100

景観

縄文杉/屋久島 圧倒的な存在感を放つ 森の王者に合う
標高1300mの深い森にどっしりと根を下ろす縄文杉。樹高25.3m、胸高周囲16.4mと、現在確認されている屋久杉の中で最も大きく、最長寿といわれている。樹齢数千年の老樹でありながら、瘤(こぶ)が波打つように隆起する木肌の力強さや堂々とたたずむ姿は王者の貫禄たっぷり。片道約5時間のハードな登山になるが、ひと目見るだけで疲れも吹き飛ぶ神秘的な存在だ。山に入る前は必ず登山届けを出し、準備万端でのぞみたい。

島に親しむ「島ある記」

島に親しむ「島ある記」-1

歩けばわかる、屋久島の自然のすごさ。

初夏を迎えるころ、屋久島の山肌は自生するしゃくなげできれいな薄桃色に染まる。つぼみは赤色、開花してしばらくはピンク、その後は白色と次第に変化し、3色入り交じって咲く様が美しい。その花々を間近で見られるイベントが「屋久島しゃくなげ登山」(毎年開催)。サポートが充実しているので、登山初心者も安心して参加することができる。屋久島三岳の一つ・黒味岳や、九州最高峰の宮之浦岳など魅力あるコースが設定されている。

里あるき

屋久島の「里」という小宇宙を散策するたのしみ
屋久島の暮らしを言い表す言葉に「海に10日、里に10日、山に10日」がある。それは人々の行き来の様子だけでなく、すべてが、もっと根っこの部分でつながっていることを含んだ表現といえる。まず里には山への信仰の入り口でもある神社や詣所がある。また港には漁の安泰を願うエビス様が祭られている。さらに登山道にも続く路地や山の恵みである湧水、海岸沿いの温泉といった屋久島を象徴する星たちも散りばめられ、小さな宇宙を形成している。里は10日過ごしても飽きることのない贅沢な空間である。

まだある!「屋久島・口永良部島」の楽しみ方

ウミガメは豊かな自然環境のシンボル

ウミガメは豊かな自然環境のシンボル-1

屋久島は日本有数のウミガメ産卵地で、毎年5~7月にかけてアカウミガメとアオウミガメが上陸する。最近その数が減ってきていることから、NPO法人屋久島うみがめ館では、ウミガメの保護・調査活動を行っている。産卵や放流など、浜辺での見学はNPO法人屋久島うみがめ館のレクチャーを受けてからが望ましい。2009年度から環境省により、地域の行政機関や関係団体が合意した自主ルールとして、「永田浜ウミガメ観察ルール」が策定された。
■写真提供:NPO法人屋久島うみがめ館
■NPO法人屋久島うみがめ館 TEL:0997-49-6550

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