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留学生渡欧の地 （リュウガクセイトオウノチ）

薩摩藩英国留学生が 出航した羽島の港

中薩摩エリア 市町村指定文化財 薩英戦争 教育・研究 薩藩英国留学生
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羽島の港は、甑島出張に見せかけて密かに渡欧する条件を備えていました。留学生たちは羽島の藤崎家、川口家に約２か月間滞在して勉強しながらイギリス行きの船を待ちます。1865年４月17日、トーマス・グラバーが手配した蒸気船｢オースタライエン号｣が羽島沖に到着。翌日、留学生を乗せて出航、約２か月後にロンドンに到着しました。港は享保年間（1716～1735）に薩摩藩が整備し、1848年に治水工事を行った西郷隆盛らが改築に関わったと言われています。現地には、｢西郷さんの玉石垣｣と呼ばれる堤防や、薩摩藩英国留学生記念館もあります。

産業遺産情報

文化財指定 いちき串木野市指定史跡
建設年代 未詳
土地所有者・管理者 いちき串木野市
標柱・説明版 標柱，説明板あり
地表遺構の有無 留学生が出発した当時の明確な遺構はありませんが、自然地形が当時のまま残っています。現地には薩摩藩英国留学生記念館があります。
見学の際の留意事項 ・薩摩藩英国留学生記念館が隣接しており、１階では薩摩藩英国留学生の留学の経緯について、２階では留学後の留学生の生涯について展示が行われています。

基本情報

住所 鹿児島県いちき串木野市羽島4930番地
電話番号 0996-21-5128（いちき串木野市教育委員会）
交通アクセス ＪＲ串木野駅から車で20分
駐車場 有り（ビジターセンター駐車場）
ホームページ 薩摩藩英国留学生記念館ＨＰ

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